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中級前後のスキーヤーにうってつけ

富良野スキー場[北海道]

プラス評価となる事項
・雪質が非常に良い。ブーツで雪を踏むと、キュッキュッと音がする、そんな極上の雪質である。
・適度なミドルバーンが多く、初中級からのステップアップに最適なスキー場である。
・ロープウェイとゴンドラで一気に山頂まで上がることが出来て、大半のコースが滑走出来るという、効率的なコースレイアウトである。
・ナイター営業が行われており、ナイター時は人も少ないので、思い思いのシュプールを描くことができる。
・非圧雪のロングコースがあるので(プレミアムゾーン、チャレンジコース)、オプピステを存分に楽しむことが出来る。
・新富良野プリンスホテル内にある「レストラン十勝」のランチは大変素晴らしい。毎日、この店でランチタイムとしたが、五目あんかけ焼きそば、五目あんかけご飯、カツカレー、ワッフル・バニラアイスすべてが非常に高い水準の料理(スイーツ)であった。この価格で、これだけの物が食べられれば十分に満足である。
・連絡コースの一部を除き、大半のコースがそこそこのコース幅があるので、接触事故等が起きる蓋然性は非常に低い。

マイナス評価となる事項
・とにかく寒い。極寒と言えるほどに寒く、リフト乗車中に体が凍り付いてしまうのではないかと思う程の寒さである。
・圧雪された急斜面は全くと言って良い程に存在しない。ピステのかかった急斜面を滑走したいという人には物足りないスキー場である。
・チャレンジコースは上級者向けとなっていても、斜度はそこまで急ではない。プレミアムゾーン以外に、レジャースキーにおけるエキスパートを唸らせるようなバーン、満足させられるようなバーンが存在しない。
・スキー場としてのスケールの大きさを必ずしも肌で感じられない(かつての雫石スキー場の方が、スケールの大きさを実感できた)
・ゴンドラやロープウェーの山頂から山麓まで一気に滑りきったとしても、ミドルバーンが続くこと、必ずしも距離が長くないことが相まって、もう一歩滑走の充実感を得られない。
・富良野ゾーンと北の峰ゾーンを繋ぐ連絡コースは平地が多く、移動にはやや不便である。
・ゴンドラにシングルレーン(相乗り用のレーン)が存在しない。また、リフト係員は混雑時も、相乗りをするように促さない(混雑時にも関わらず、ゴンドラに二人で乗車していた人も居た)
・北の峰ゴンドラ付近にある「レストラン獅子」はメニューの種類も少なく、価格も高く、ボリュームも少なく、大きな不満が残った。

総括
かつての雫石スキー場を小型化したような感を受けるスキー場である。ミドルバーンが多く、コースの長さ、ゲレンデの規模共にミドルクラスといった印象で、初中級からのステップアップ、中上級からの更なる飛躍に適したスキーであると思う。他方で、レジャースキーにおける自称エキスパートを自負するスキーヤーにとっては、やや物足りなさがあるかもしれない。

• 総合評価
• ゲレンデパフォーマンス
• コストパフォーマンス
• 接客・サービス
• 施設が充実
• 周辺施設が充実