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SBJ on snow FESTIVAL&AIRMIX 2015レポート

国内最大級の試乗会と、スノーボード大会が同時開催!

  2015年3月13日~15日の3日間、新潟県のGALA湯沢スキー場にて、国内最大級の大規模試乗会「SBJ on snow FESTIVAL」と、今回で10回目の開催となる伝統のスノーボードコンテスト「AIRMIX」が開催された。
  70以上のブランドの2015-16最新モデルの試乗が無料でできるとあり、多くの人が参加し、メーカーブースは終始賑わっていた。人気ブランドのブースでは、ほとんどの試乗ボードが貸し出され、板が残っていないほど盛況だった。スノーボード以外にもバインディング、ゴーグル、ヘルメットブランドもあり、雪上で実際に着用できて、使用感を確かめられるのは嬉しい。
  また、各メーカーのライダーも多く来場していたため、ライダーから直接アイテムの説明を聞けるのも貴重な機会だ。

SBJ on SNOW レポート写真1試乗会ブースとAIRMIXコース

10回目を迎える伝統の大会 AIRMIX

  今年で10回目を迎えるAIRMIX。現役プロスノーボーダー達が企画と運営を行う数少ない大会ということで、多くのライダーから賛同を得ており、毎年全国のトップライダーが終結する。 歴代のオリンピック日本代表選手も参戦する、国内最高峰のハイレベルなコンテスト。
  コースレイアウトは、キッカー(13m)→モンスタースパイン(25m)の2セクションとなっており、見どころは何と言っても25mの日本最大級のモンスタースパインだ。リップから飛び出したライダーは、空高く舞い上がり、最高到達点から着地点までの高さが10m以上にもなる(約ビル3階分!?)。
  初めてAIRMIXを観戦した人は、まずスパインの大きさに驚き、そしてライダーのエアーを見てさらに驚く。
  今回大会は、往年の名ライダーから10代のキッズ達まで幅広い年代の選手が参戦した。
  また、メンズライダーだけでなく、国内トップのレディースライダーも多く参戦し、男性顔負けの攻めっぷりも見どころの一つだ。

SBJ on SNOW レポート写真6国内最大級のモンスタースパイン

スーパーファイナル進出者 16名

◎ 関 貴英 VS × 山根 俊樹
 
× 村上 史行 VS ◎ 中村 貴之
 
× ショーン・ライアン VS ◎ 久保田 空也
 
◎ 脇田 朋碁 VS × 石田 貴博
 
× 村上 大輔 VS ◎ 増田 塁揮
 
× 吉田 麻人 VS ◎ 角野 友基
 
◎ 浜田 海斗 VS × 脇 八尋
 
× 高橋 龍正 VS ◎ 鈴木 翔太
SBJ on SNOW レポート写真11果敢に全越えを狙っていた村上大輔(K2)。印象に残る滑りだった

スーパーファイナル進出選手 ベスト8

× 中村 貴之
(BS360→トゥイーク)
VS ◎ 関 貴英
(SWBS180→インディ)
 
× 久保田 空也
(FS360→トゥイーク)
VS ◎ 脇田 朋碁
(CAB540→BS360)
 
× 増田 塁揮
(FS360→トゥイーク)
VS ◎ 角野 友基
(FS360→トゥイーク)
 
× 浜田 海斗
(フロントフリップ→トゥイーク)
VS ◎ 鈴木 翔太
(BS360→FS360)
SBJ on SNOW レポート写真12今、乗りに乗っている角野友基も参戦し、一際注目を集めていた

スーパーファイナル進出選手 ベスト4

× 関 貴英
(SWBS180→インディ)
VS ◎ 脇田 朋碁
(BS360→BS360)
 
◎ 角野 友基
(CAB540→BS360)
VS × 鈴木 翔太
(BS360→FS540)
SBJ on SNOW レポート写真13若い選手が活躍する中、ベテランも負けていない!関貴英(SANTA CRUZ)

WOMEN'S 優勝決定戦

  MEN'Sクラスのスーパーファイナル前に、WOMEN'Sクラスのスーパーファイナルが行われ、女の熱い戦いが繰り広げられた。
昨年の覇者、佐藤夏生を抑え、見事優勝したのは、菊池知子(NOVEMBER)。キッカー、スパインともに、攻めつつも安定感のある美しい滑りだった。

優勝 菊池 知子(CAB540→メソッド)
 
準優勝 佐藤 夏生(FS360→インディ)

SBJ on SNOW レポート写真14優勝した菊池知子(NOVEMBER)の美しいメソッドエアー

MEN'S 優勝決定戦

  優勝決定戦に残ったのは、角野友基(NISSAN X-TRAIL)と、脇田朋碁(BURTON)の二人。今の日本のスノーボードコンペティションシーンを象徴するかのように、10代のライダーの戦いとなった。 脇田朋碁は先日、上越国際スキー場で行われたSLOPE STYLEにて並み居る強豪を抑え優勝し、勢いがある14歳。「世界の角野に下剋上ができるか」と、注目の一戦となった。

先攻の脇田朋碁はCAB540→BS360のコンボで、スパインでは自身のランの中で最も高く飛び、最高の滑りを見せ、優勝の期待が高まった。しかし、世界の壁は高く、そして厚かった。
角野は、キッカーでのCAB540から、多くの選手が試みたが為し得なかったスパインの全越えを、BS360でやってのけるという、別次元の滑りを見せ、会場にいた全ての人の度肝を抜き、圧倒的な滑りで文句なしの優勝を飾った。角野友基の進化はまだまだ止まらない。

優勝 角野 友基(CAB540→全越えBS360)
 
準優勝 脇田 朋碁(CAB540→BS360)

SBJ on SNOW レポート写真15誰よりも高く飛んだ角野友基。これが世界一の滑りだ。
空撮用ヘリコプターカメラの上を飛ぶなんて誰が予想しただろうか。