第49回全日本スキー技術選手権大会が、長野県・白馬八方尾根スキー場にて3月6日〜11日の日程で開催される。
6日には開会式が行われ、全国の各地方予選を勝ち抜いた選手が会場を埋め尽くした。
7日・8日の2日間、春の訪れを感じさせる天候で気温も上がり、ザラメ雪にスノーセメントが使用された中で予選4種目が行われた。
シード選手を除く男子230名・女子123名の中から、男子は上位120位、女子は60位が9日の本選に進むことができる。
今大会の技術的観点は、1.速いスピード、2.深い回転弧、3.自然で楽な身体運動の3つのテーマを元に評価・採点され、順位が決まる。
予選1日目、「セントラルコース」で小回り種目はバーンコンディション不良のため、「名木山ゲレンデ 中壁」に変更され、技術選の名物バーン「ウスバゲレンデ」でフリー滑走の2種目。
予選2日目、「名木山 大壁」の不整地小回り、「名木山ゲレンデ 正面」の人工ウェーブ大回りの2種目が行われた。
4種目共に柔らかで刻々と変化するバーンコンディションの中、状況に応じたスキー技術の幅が要求された。
予選男子においては、佐々木要選手(北海道)が柔らかい雪面タッチで技術観点を満たし、メリハリのある動きを見せる滑りで、4種目中3種目で1位を獲得した。
女子の中では、中川未来選手(北海道)が全ての種目で男子顔負けのアグレッシブな滑りで高得点をマーク。
明日(9日)の本選は、フリー滑走と小回りの2種目のみで争われるため、1つのミスも許されないだろう。
予選トップの2人にも注目したい。
【予選リザルト】
<男子>
1位 佐々木 要(北海道) 1,047PT
2位 簑島 治明(岐阜県) 1,036PT
3位 平出 晋大(北海道) 1,033PT
4位 海野 裕也(山形県) 1,032PT
4位 由井 孝文(長野県) 1,032PT
6位 梨田 宏昭(青森県) 1,031PT
7位 森 鉄平(長野県) 1,029PT
7位 北川 友弥(長野県) 1,029PT
9位 小林 仁(長野県) 1,028PT
9位 須川 尚樹(学連) 1,028PT
11位 猪又 誠(長野県) 1,027PT
11位 内田 智久(東京都) 1,027PT
13位 宮田 茂(北海道) 1,025PT
13位 渡部 秀文(宮城県) 1,025PT
13位 中村 太郎(北海道) 1,025PT
13位 鈴木 洋祐(北海道) 1,025PT
17位 長沼 將馬(秋田県) 1,024PT
17位 吉岡 裕也(長野県) 1,024PT
19位 押切 勇介(北海度) 1,023PT
19位 蜂谷 友寛(長野県) 1,023PT
19位 斉藤 巨弥(山形県) 1,023PT
19位 葛葉 大五郎(北海道) 1,023PT
<女子>
1位 中川 未来(北海道) 1,026PT
2位 金田 智子(北海道) 1,025PT
2位 池田 麻里(北海道) 1,025PT
4位 藤田 潤子(秋田県) 1,024PT
5位 大久保 優(東京都) 1,022PT
6位 塚本 真弓(岐阜県) 1,018PT
6位 高橋 直美(長野県) 1,018PT
6位 赤松 かおり(北海道) 1,018PT
9位 大場 朱莉(宮城県) 1,017PT
10位 切久保 深雪(東京都) 1,015PT
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