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第49回全日本スキー技術選手権大会【本選】レポート&リザルト2012/03/09

第49回全日本スキー技術選手権大会【本選】レポート&リザルト 第49回全日本スキー技術選手権大会【本選】レポート&リザルト 第49回全日本スキー技術選手権大会【本選】レポート&リザルト 昨日までの2日間の予選を終え、9日(金)からいよいよ本選がスタート。
この戦いからシード選手が加わり、準決勝進出の切符を掛け、男子180名、女子80名がしのぎを削る。
翌日の準決勝に駒を進めることができるのは、男子120名、女子40名だ。

あいにくの曇り空の下、名木山ゲレンデ・中壁で本選種目“小回り”が行われた。
昨日に続き気温が高く、バーン表面に軟らかい雪が覆いかぶさるコースコンディションだったが、続々とシード選手が高得点を獲得していった。

一方、もう一つの本選種目である“フリー”の舞台になったのがウスバゲレンデ。
男子前半のローテーションでは、丸山貴雄選手(長野県 ※上から3枚目写真)と吉岡大輔選手(新潟県)が、共に281PTの高得点を獲得。後発の選手に心理的なプレッシャーを与える滑りを見せていた。

しかし、心配されていた天候がさらに悪化、女子1班、男子2班の滑走が終わり、後半の女子のスタートが行われた直後に、濃霧のため一時滑走が中止されてしまった。

天候回復を待ちながらも、選手たちは集中力を切らさないように、自分の滑りをイメージしながら、モチベーションを保つ努力をしていたが、滑走中止のアナウンスから約1時間後の午後13時30分に競技のキャンセルが決まり、今年の技術選・本選は、小回り一種目だけで優劣が決まる、文字通り“一本勝負”となってしまった。


そんな過酷な本選を男子1位で通過したのが井山敬介選手(北海道 ※上から1枚目写真)。
雪が本降りとなってきた、最後の滑走グループというビハインドを物ともせず、ハイスピードで変化に富んだバーンを柔軟に捉え、唯一となる280PTを叩きだした。

また女子では、コース途中で少しバランスを崩す場面があったものの、一貫してアグレッシブな滑りに徹した、佐藤麻子選手(青森県 ※上から2枚目写真)が1位での通過となった。

種目:小回り/名木山ゲレンデ・中壁、フリー滑走/ウスバゲレンデ
※濃霧および視界不良のため、フリー滑走はキャンセル

<男子>
1位 井山 敬介(北海道) 280PT
2位 丸山 貴雄(長野県) 279PT
3位 吉岡 大輔(新潟県) 278PT
3位 柏木 義之(新潟県) 278PT
5位 藤井 守之(新潟県) 277PT
6位 片山 秀斗(新潟県) 276PT
7位 岡田 慎(新潟県) 275PT
7位 山田 卓也(北海道) 275PT
9位 松沢 寿 (長野県) 274PT
9位 岡田 利修(東京都) 274PT
9位 青木 哲也(新潟県) 274PT
12位 渡部 浩司(山形県) 273PT
12位 水落 亮太(新潟県) 273PT
14位 片桐 貴司(長野県) 272PT
14位 白土 晶一(北海道) 272PT
16位 高瀬 慎一(富山県) 271PT
16位 竹田 征吾(長野県) 271PT
18位 森 鉄平(長野県) 270PT
18位 石水 克友(岐阜県) 270PT
18位 宮本 浩光(学連) 270PT
18位 太谷 敏也(長野県) 270PT

<女子>
1位 佐藤 麻子(青森県) 269PT
2位 関塚 真美(新潟県) 267PT
3位 中田 良子(青森県) 266PT
3位 金子 あゆみ(新潟県) 266PT
5位 今井 優子(長野県) 265PT
5位 鈴木 彩乃(北海道) 265PT
5位 春原 優衣(長野県) 265PT
5位  沖 聖子(福岡県) 265PT
9位 水落 育美(秋田県) 264PT
9位 兼子 佳代(福島県) 264PT

詳細はこちら
http://www.hakuba-happo.or.jp/49gisen/

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