1993年、アメリカ・カリフォルニア州で誕生したマウンテニアリングブランド「マウンテンハードウェア」がサポートするアメリカ人クライマー、フレディ・ウィルキンソンが2012ピオレドール賞を受賞。
フレディ・ウィルキンソンはアメリカ山岳会会長スティーブ・スウェンソンと歴代会長マーク・リッチーとともに、3月24日(土)、フランス・シャモニーにて登山家にとって最も権威のある2012ピオレドール賞(フランス語で「金のピッケル」の意味)を受取った。
ウィルキンソンらは、世界で2番目に高い未踏峰、サセール・カンリ峰(7,518m)へ初登頂し、その功績により彼らはピオレドール賞にノミネート(ノミネートは全部で6登頂)。アメリカ人チームとしては2つの登頂がノミネートされ、彼らの登頂はそのうちの1登頂だった。
〜 2012 ピオレドール賞授賞式の壇上でのウィルキンソン、スウェンソン、リッチーのコメント 〜
『たった今、私たちのサセール・カンリ峰の初登頂が2012ピオレドール賞を受賞しました。マーク、スティーブとともに身に余る思いです。私たちの功績は、見事な新ルートでパキスタンのK7を登頂した、若き2人のスロベニア人チームとともに称されるものです。ノミネートされた他の4つも同様に素晴らしいものです。こうしたグループとともに選ばれたことを非常に光栄に思います。』とウィルキンソンは語っている。『他のチームの発表を見ていたら、いますぐにでも山に戻りたい気持ちが抑えきれなくなりました。』
【ウィルキンソン、スウェンソン、リッチーのサセール・カンリ峰登頂までの軌跡】
ウィルキンソンのチームは、2012年8月21日に南シュクパ氷河の標高5800mにあるアドバンスベースキャンプから登頂を開始し、8月24日に頂上に達し、翌日8月25日に下山。
5日間にわたり、事前設営キャンプや固定ロープなしで突き進み続けた1700mの南西壁での登頂と下山は、これまでにアルパインスタイルで達成された中でも最も高い初登頂の一つだ。
また、チームは東部カラコルムへの遠征中に短編ドキュメンタリー映画『The Old Breed』を製作。内面に迫るインタビュー、思わず引き込まれる映像やオリジナルの曲とともに、自宅での様子や登頂中の映像で構成され、チームの成功やその後の生存をかけた闘いのストーリーが明らかになる。
▼ 映画の予告編の紹介 ▼
http://www.theoldbreedmovie.com
ウィルキンソンは、今回の受賞でマウンテンハードウェアがサポートするクライマーである「ウーリー・ステック」と「シモン・アンターマッテン」と共に受賞者の仲間入りをした。
ウーリーとシモンは、ネパールのクーンブバレーにある標高6,500m峰のテンカムポック北壁をアルパインスタイルで初登頂し、2009年度ピオレドール賞を受賞している。
今春、ステックとウィルキンソンは、少なくとも3つの新ルートで6,000mを超える3つの山頂へチャレンジするため、4月、5月にヒマラヤへ戻る計画だ。
▼ この内容はマウンテンハードウェアフェイスブック、リニューアルしたウェブサイトへ ▼
http://www.mountainhardwear.jp/
≪ピオレドール賞≫
1991年に創設されたピオレドール賞は、アルピニズムの価値を高め、強固にし、促進することを目的とし、世界最高のクライマーが集う授賞式は、現代アルピニズムの基準点となっている。
過去20年間で、この国際イベントは世界の峰々で達成された最高の登頂の数々を発表し、国籍に関係なく、単独登頂またはチーム登頂を行なったクライマーの功績を認めている。
【お問い合せ先】
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