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雪崩用エアバッグ「ABS Vario line」が2013年秋に日本上陸!2013/05/21

雪崩用エアバッグ「ABS Vario line」が2013年秋に日本上陸! 雪崩用エアバッグ「ABS Vario line」が2013年秋に日本上陸! 株式会社アール・シイーテイー・ジャパンは2013.2014シーズンより、ドイツに本社を置くABS Peter Aschauer 社(以下ABS社)の雪崩用エアバッグ「ABS Vario line」の販売開始を決定致しました。
雪崩用エアバッグは欧米・北米を中心に25カ国以上で普及している商品です。ABSエアバッグは雪崩発生時の安全確保に著しい効果があります。雪崩用エアバッグを利用していないケースと比較するとその安全性は8倍以上であり、冬山滑走時の安全確保には非常に効果的です(独ABS社調べ)。
ABSエアバッグはバックパック型の形状をしており、背面に装備して利用します。胸元にエアバッグ起動用のトリガーをセットし、雪崩発生時にトリガーを引くことで数秒でエアバッグが展開します。左右1対ずつ独立してエアバッグを有することがABSエアバッグの特徴です。この独自の仕組みが安全性向上に大きく寄与しています。エアバッグ起動後は浮力の発生により、雪崩の内部に巻き込まれることを回避し、地表面への浮上を助けます(右下図参照)。雪崩が停止する際は雪が固くなるため、地表近くへ身体が到達していることが生命確保には非常に重要です。また、オレンジ色のエアバッグは視認性が良く、雪崩が起きている最中や停止後にも事故者を確認しやすいことも救助の助けにもなります。

エアバッグ起動には爆薬と高圧ガスのシリンダーを使用することで緊急時に、最も早く、かつ、確実に対応可能な仕組みとなっています。
本商品は国際航空運送協会(IATA)で機内持ち込みが認められております。航空機で遠方へスキー旅行される際にも、そのままお乗り頂けます(※1人1個まで持ち込み可、米国線を除く)。
株式会社アール・シイーテイー・ジャパンでは本商品の販売とともに、ABSエアバッグの使用講習会の開催などを通じて、より安全にスノーアクティビティを楽しめる環境づくりに貢献していきたいと考えております。


<ABSエアバッグの10の特徴>
1.高い生存率
雪崩発生時にABSエアバッグを使用した262名のうち、97%が生存し、 うち84%は無傷の状態でした。
2.25年以上の実績
ドイツ生まれの高い技術力をベースに1985年から何年にも渡る製品開発・テストを通じて、安全性向上のために磨き上げられた商品です。
3.ツインエアバッグ(2つのエアバッグ)
長年のテストを通じて、あらゆる状況下で最も安全に浮上可能な形状がツインエアバッグであるという結論に達しました。雪崩の乱流の中でも安定したポジションを維持することができ、頭部や脊椎への重大な損傷を回避します。また万一片方のエアバッグが 損傷した際も残りのエアバッグが浮上を助けます。
4.高い信頼性のエアバッグ起動装置
雪崩発生時に瞬時に誤りなくエアバッグを膨らませるために出来るだけ速く・確実で、かつ、最もシンプルな方法が適しています。火薬および高圧ガスを使用した起動方法を採用することで、これを達成しています。
5.視界確保
エアバッグ膨張後も視界を遮ることなく、また頭部の動きを妨げない形状になっています。
6.ダイナミックリフト
側面に配置されたツインエアバッグが身体を安定させ、揚力を増大させます。雪崩発生中に斜面と並行に身体を滑走させることで地表面に位置し続けることを助けます。
7.Varioモジュール
安全性に関わる部分に手をつけることなく、ジップオンを変えるだけで容量やデザインの変更が可能です。Varioシリーズでは15Lから40Lまで取扱いがあります(※国内販売では当初30Lのみを予定)。
8.視認性
エアバッグ本体は視認性の良い発色・形状です。雪崩発生中および停止後に地表でツインエアバッグを確認しやすいことが速やかな救助につながります。
9.軽量性
2010年に導入したカーボンカードリッジにより、それまでの鉄製のシリンダーの半分の重量を実現しています。
10.イージーパッキング
簡単かつ迅速に使用後のエアバッグを収納することができます。


<参考HP>
ABSエアバッグホームページ(英語)
http://abs-airbag.de/en/

<お問い合わせ先>
会社名: 株式会社アール・シイーテイー・ジャパン
住所: 東京都目黒区目黒本町6−12−21遠藤TNビル2F
担当者: 三上
電話番号:03−5768−2061

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