2014年11月15日(土)、世界各国のトップスノーボーダーが六本木ヒルズアリーナ(東京都港区六本木)に集結する世界最大級のストリートスノーボードコンテスト、BURTON RAIL DAYS PRESENTED BY MINIが開催された。
今年も天候に恵まれ、昨年を越える約5,500人の観衆が集まり、世界トップクラスの滑りに熱狂した。
日本人ライダーは、昨年準優勝の阿部祐麻、人気投票1位で出場枠を獲得した高尾翔馬、前日に急遽参加が決まった高橋烈男の3名が出場した。
また、世界トップクラスの人気を誇るジェレミー・ジョーンズも参戦し、一際注目を集めていた。
アイテム間隔がタイトで、非常に難易度の高いコースで行われた予選ジャムセッションだったが、そんな中でもしっかりと自分の滑りを魅せたライダーが決勝ラウンドへ駒を進めた。
■ジャムセッション リザルト
1位: イエガー・ベイリー
2位: ザック・アラー
3位: ジェイミー・ニコルズ
4位: ザック・ヘイル
5位: 阿部祐麻(あべゆうま)
6位: ラッセ・イハライネン
決勝は6名で行われ、予選のジャムセッションとは異なり、一人2本のみのベストラン採用の方式がとられた。
昨年2位で優勝が期待された阿部祐麻の決勝ラウンドは、ヒットアイテムを絞って攻めクリーンに決めたが、点が伸びず3位になった。
予選ジャムで最も観衆を盛り上げ、1位で通過したイエガー・ベイリーは、決勝2本ともでわずかにミスが出てしまい、残念ながら2位に。しかし、予選で見せた楽しそうな彼の滑りは、観衆の記憶にしっかりと残ったことだろう。
そして、欠場ライダーの代役として急遽参加することになったザック・アラーが、1本目で難易度の高いルーティーンをクリーンにメイクし、1本目終了時点で暫定1位になり、2本目でも誰もその得点を超えることができず、初出場、初優勝を飾った。
■リザルト
優勝 ザック・アラー
2位 イエガー・ベイリー
3位 阿部祐麻
ベストレールトリック賞 ベニー・ミラム
ベストエアートリック賞 フランク・エイプリル
ベストウォールトリック賞 高橋烈男
会場には、キッズ向けのスノーボード体験プログラムがあり、ソチ五輪メダリストの平岡卓と平野歩夢のキッズ限定Q&Aセッションも開催され、メダリスト直々に指導を受けることができたキッズ達もいた。
その他にも、スキー場、モンスターエナジー、ナイトロ・サーカス ライブなどの協賛企業ブースもあり、イベントを盛り上げていた。
国内最大級のイベントが六本木ヒルズで行われたことにより、スノーボーダーのみならず、普段スノーボードをやらない多くの人にも、ウィンタースポーツに興味をもってもらうきっかけになったのではないだろうか。
BURTON RAIL DAYSは、観衆に様々な「アツい」ものを与え、無事に幕を閉じた。
□WEBサイト
http://www.burtonraildays.com/