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YONEXライダー Tim Kevin Ravnjak 単独インタビュー公開2015/09/01

YONEXライダー Tim Kevin Ravnjak 単独インタビュー公開 YONEXライダー Tim Kevin Ravnjak 単独インタビュー公開 YONEXライダー Tim Kevin Ravnjak 単独インタビュー公開 YONEXライダー Tim Kevin Ravnjak 単独インタビュー公開 YONEXライダー Tim Kevin Ravnjak(ティム-ケビン・ラバニャック)。 17歳という若さながら、ソチ五輪ではハーフパイプで8位入賞し、その後のジュニア世界選手権では2度目となる優勝を手に入れたスロベニア出身のアップカマー。 そんな彼にSURF&SNOWが単独インタビューを出来るチャンスを得た。今回は先日行ったそのインタビューをお送りしよう。

<Tim Kevin Ravnjak(ティム-ケビン・ラバニャック) プロフィール>
スロベニア出身の18歳。 ハーフパイプ、ビッグエア、スロープスタイルと、 種目のジャンルを問わずに世界の舞台で戦えるスキルを持つ期待のアップカマー。 スノーボードの実力もさることながら、母国スロベニアでは国民的人気を誇り、 「どこにいても適切な振る舞いができ、親切で、 特に子どもたちに良い影響を与えられる人間力あふれるスノーボーダー」 を理想とするように、10代にしてその素顔には知性を感じることができる。

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Q: Tim、はじめまして!今日はインタビューの時間を作ってくれてありがとう。
早速だけど、スノーボードを始めたきっかけは?何歳からやってるの?
A:家族で行ったオーストリア旅行でスノーボードをやっている人を見てやりたくなったんだ。そのあと、7歳のとき初めてスノーボードに連れて行ってもらったのさ。

Q:始めてスノーボードをやったときの感想は?
A:5〜10分で簡単なターンができるようになったんだ。スキーよりしっくりきたのは憶えているよ。スケートボードをやっていたから、感覚は近いからね。面白いことにスケートボードはレギュラースタンスでスノーボードはグーフィースタンスなんだけどね。

Q:どんな子供だったの?
昔過ぎて憶えてないことも多いけど、活発な少年だったね。常にスノーボードをやりたくてうずうずしていたよ。

Q:スノーボード以外でやっていたスポーツは何かある?
A:5歳からサッカーを2年間。よく友達と試合をやっていたね。楽しかったよ。ウェイクボードは10歳か11歳で始めたね。今はモトクロスやサーフィンかな。色んなスポーツ、特にスリルのあるスポーツが好きだね(笑)


Q:シーズン中はどこで滑ってる?
A:その年によるんだけど、夏はフランス、ニュージーランド、そして日本の小布施キングスにも1週間いたね。そして、1ヶ月休んで10〜11月はオーストリア、12〜1月はコロラド、その後はヨーロッパやコロラドで大会に出ることが多いかな。

Q:スノーボードに真剣に打ち込むようになった(プロを目指し始めた)のは何歳のとき?
A: スノーボードを始めた瞬間からプロになりたいと思ったね。特に11歳のときに出た大会で14歳の選手に勝ったときは自分には才能があると思ったんだ。

Q:オリンピックを意識したのはいつ?
A: 周りが期待をしてくれたのが大きかったね。ただ、僕はあまり自分にプレッシャーをかけたくなかったから、マイペースにやっていたよ。でも、オリンピック予選の年になると意識し始めたね。運悪く、手首を骨折してしまって、メンタル的にやられた時期もあったけど、実際、オリンピックに出場したときは嬉しかったね。あのシーズンは僕のベストシーズンだったよ。

Q:オリンピックでは8位入賞を果たしたけど、オリンピックに出場して何か変わった?
A: 良い変化が起こったね。例えば、子供たちが気づいてくれて、彼らのモチベーションになるのは嬉しかったよ。つまり、知名度が急上昇したね。

Q:スポンサーがついたのは何歳のとき?
A:本格的な契約は11歳のときだね。

Q:YONEXライダーになったきっかけは何だったの?
A:話せばすごく長くなるんだけど…。まあ、簡単に話すとW杯で見たYONEXライダーの青野令くんのファンになり、彼が使っているギアなら良いに違いないと思ったんだ。まず、YONEXのドイツ法人に声を掛けたんだけど、少し時間がかかって、翌年やっとYONEXと契約することができたんだ。

Q:YONEXのギアの魅力を教えてくれる?
A: YONEXの板はハーフパイプにおける最高のモデルだと思っているよ。特にどんな雪の硬さにも対応できて、着地の圧力に負けないのがいいね。安定していて、全体的にクオリティーが非常に高いよ。

Q: 2015/8/8〜8/9に富山キングスで開催された(スノーボードの普及とジュニア育成を目的としたジュニア支援プロジェクト)「YONEX JUNIOR GROW UP PROJECT 2015」に参加したと聞いたけどどうだった?
A:子供たちとずっと滑っていたよ。一緒にいることで彼らのモチベーションに繋がるように。8〜10歳くらいの子供たちのやる気がすごくて僕も刺激をもらったね。

Q:スロベニアの子供たちは夏何をやっているの?
A:夏はスキー・スノーボードはやっていないね(笑)スノーパークが開いているシーズンも2〜3ヶ月くらいだからウィンタースポーツは限定的なんだよ。

Q:冬に日本のスキー場で滑ったことはある?
A:ないよ。今年は滑りたい!

Q:日本で観光はした?お気に入りの日本食は?
A:ラーメンと寿司、カツカレーは絶品だったね。刺身も美味しかったし、あと何だっけ?ダシ…出汁まき卵だ!あれも最高だったね。いろいろ食べたけど、すべて美味しいね。健康的な料理も多いし、大好きだよ。


Q:スノーボードが上達するためのアドバイスは何かある?
A:まずは沢山滑りに行くことだね。そして、行ったときは質の高い時間を過ごすことが大切だと思うよ。

Q:2015-16シーズンの目標、将来的な目標は?
A:世界選手権があるから、頑張りたいね。もちろん他の大会もベストを尽くすよ。
将来的にはまたオリンピックに出て、より良い成績を残したいね。そして、真面目に楽しくスノーボードを続けていきたいと思っているよ。

Q:最後に日本のスノーボーダーにメッセージをお願いします。
A:僕は日本人を尊敬しているんだ。いつも一生懸命なのはすばらしいと思うよ。
だからその心を忘れず練習していけば、必ず上手くなれるから自分を信じて頑張って!

Q:OK!Tim今日は本当にありがとう。

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YONEX 2015-16カタログ
http://snow.gnavi.co.jp/snolog/yonex/

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