ユニクロが2022年より支援している「WORLD MOGUL. CAMP」が、4月4日(木)さっぽろばんけいスキー場(北海道札幌市)にて開幕した。イベント初日は、2025W杯MO総合ランキング現在1位のミカエル・キングスベリー選手、2025W杯MO総合ランキングで現在3位にランクインしている期待の若手選手ニック・ページ選手、北京2022冬季五輪金メダリストのウォルター・ウォルバーグ選手といった特別ゲストに加え、地元北海道出身の島川 拓也選手、川岡 士真選手、中原旺助選手を国内ゲストとして迎え、子供たち43名をはじめとする、参加者54名に向けてトークショーやレッスンを開催。また、当初参加を予定していた堀島行真選手は、怪我のためオンラインでトークショーに参加した。
「WORLD MOGUL. CAMP」は、「本物を見て、胸をときめかせ、夢に向かって一生懸命頑張る時間を持ってもらいたい」という想いから始まったプロジェクトで、開会式では特別ゲストである選手3名が登壇すると、会場に集まった参加者とその保護者から、盛大な拍手が起こった。
トークショーでは、まず今シーズンを振り返り、ミカエル・キングスベリー選手は、「今年は3つのクリスタルグローブを獲得することを目標としていましたが、それが達成できたので、オリンピックに向けてとても良いシーズンになりました !」と、来年のオリンピックに向けて手応えを感じている様子。また、ウォルター・ウォルバーグ選手は、「W杯初戦では表彰台に上がることができましたが、背中の痛みで途中から欠場することになりました。世界選手権までには復帰する予定でしたが、肩の怪我で残念ながら参加できなかったので、次のシーズンに向けて(怪我のないように)頑張りたいです」とコメント。ニック・ページ選手は、「今年は非常に良いシーズンでした。自分で立てていた目標にチャレンジすることができて、大いに成長することができました。」と、充実のシーズンを振り返った。
また、今回怪我の影響で、急遽出演見送りとなった堀島 行真選手が、トークショー終盤にオンラインでサプライズ出演。堀島選手がモニターに映し出されると、会場では歓声が。堀島選手は、「今目の前にいるオリンピック選手から色々な刺激をもらって、雪がなくなる前の最後のシーズンを楽しんでほしいと思います。そして、またこういった機会があれば、その時は一緒に滑れたらと思います。」と、子ども達にメッセージを送った。
トークショー終了後、会場をゲレンデに移動しキャンプのプログラムがスタートすると、まずは選手によるデモ滑走が行われました。子供たちは、選手の一挙手一投足に目が釘付けとなっている様子で、各選手の滑走ごとに会場は拍手に包まれた。
その後は、選手ごとに4チームに分かれてレッスンを開催。レッスンが始まると、各チームを担当している選手が先に滑走し見本を見せ、その後に滑ってくる子供たちをグータッチで迎えました。また、ウォルター選手は「下を向いて滑ってしまっている。ビブスの胸についているユニクロのロゴがしっかりと見えるくらい、胸を張って滑ろう !」と、技術指導を行い、子ども達も真剣な眼差しでそれに応えていた。
また、島川選手は、子供たち一人一人の滑りを動画で撮影し、その動画を見せながら「この部分、下半身の軸がぶれているよ」などと指導。わかりやすい説明に、子ども達も納得の表情を浮かべ、次の滑りに活かしていた。
レッスンに参加した子供たちは、「選手の皆さんが、下でニコニコ待ってくれているから、安心して滑ることができた」、「世界で戦ってきた選手にしかわからない感覚を指導いただき、貴重なお話を聞くことができた。自分も世界の舞台で戦えるようになりたい。」などと話し、オリンピックメダリストから指導を受けられた喜びと、未来への意欲を覗かせていた。
【概要】
■名称: WORLD MOGUL. CAMP (ワールドモーグルキャンプ)
■主催: 一般社団法人ウィンタースポーツサービス
■協賛: 株式会社ユニクロ、他協賛各社 ※WORLD MOGUL. CAMP公式ホームページをご覧ください。
https://worldmogul.camp/
■後援: 公益社団法人札幌スキー連盟
■運営: NPO法人Dosapo(札幌会場)
■日時: 2025年4月4日(金)
■会場: さっぽろばんけいスキー場(北海道札幌市中央区盤渓410)
■特別ゲスト:
ウォルター・ウォルバーグ選手(北京五輪男子モーグル競技金メダリスト/スウェーデン代表)
ミカエル・キングスベリー選手(世界選手権モーグル2025 銀メダリスト/カナダ代表)
堀島行真選手(世界選手権モーグル2025 金メダリスト/日本代表)
ニック・ページ選手(2025W杯MO総合ランキング3位/アメリカ代表)
■国内ゲスト:
島川拓也選手(世界選手権モーグル2025日本代表)
川岡士真選手(ユニバーシアードデュアルモーグル金メダル)
中原 旺助選手(ジュニア世界選手権モーグル金メダル)
■参加者:子供たち43名を含む、54名