札幌医科大学医学部スポーツ医学講座は、スポーツ活動中のケガによってアスリートが夢を諦めることのない未来を目指し、クラウドファンディングによる挑戦を開始。このプロジェクトは、スポーツ現場と専門医を直接つなぐ遠隔医療支援システムを開発・導入し、迅速かつ的確な初期対応を可能にすることを目的としている。
既に第一目標は達成し、すべてのアスリートが、場所や環境に関係なく質の高い医療サポートを受けられる社会の実現を目指し、ネクストゴールに向かっている。
▼クラウドファンディング詳細はこちら▼
https://readyfor.jp/projects/sapmed-sports2025
以下、渡邉教授のコメント※引用元:READY FOR
【目標達成のお礼と、ネクストゴールについて】
ケガで夢を諦めない未来を。
皆様の温かいご支援と応援のおかげで、第一目標である 550万円 を無事に達成することができました。本当にありがとうございます。プロジェクトを立ち上げた当初は、本当に支援が集まるのか、正直なところ不安もありました。ですが、皆様から寄せられた応援メッセージやご寄付に触れるたびに、「このプロジェクトは多くの方と想いを共有できている」と実感し、胸が熱くなりました。本当にありがとうございます。
【ネクストゴールは、最先端の「3次元動作解析システム」導入】
今回のプロジェクトは、地域でスポーツに励むアスリートや学生たちが、ケガで夢を諦めなくてもいい未来をつくるために始まりました。しかし現状では、「ケガをしてから受診する」ケースが多いのが現実です。
そこで私たちは、ケガをする前に守る医療をスポーツ現場に届けたいと考えています。次の挑戦として、ネクストゴール750万円(第一目標+200万円)を設定しました。目指すのは、地域を含めたメディカルチェック体制をさらに進化させるための 「3次元動作解析システム」 の導入です。
これまでの動作解析は、研究室で複数のカメラや体表マーカーを使う大掛かりなものでした。
しかし近年では、iPhoneなどのカメラ一台で投球、キック、ジャンプなどの動きを撮影し、AIを用いてケガのリスクを解析できるシステムが登場しています。
この技術を導入すれば、
投球やジャンプなどの動きを撮影 →動作の定量的な解析
AI解析により、故障・ケガリスクを可視化
選手一人ひとりに合った予防策を現場で提案可能
選手がどこにいても、先進的なメディカルサポートを受けられるようになります。
さらに、スポーツ現場では応急処置用品の携帯も欠かせません。
包帯やガーゼ、ステリテープ、ドレッシング材、消毒薬、副子(シーネ)、三角巾などをまとめた処置用バッグを準備し、現場で迅速に対応できる体制も整えたいと考えています。
【資金使途】
ネクストゴール:750万円(第一目標+200万円)
1.3次元動作解析システム導入費 120万円
2.周辺機器購入費 50万円
3.応急処置用バッグ・医療キット一式 30万円
ここまで来られたのは、ひとえに皆様のお力添えのおかげです。
「スポーツを続けたい」「夢を諦めたくない」そんな想いを持つ選手たちに、より良い医療を届けるため、私たちはこれからも挑戦を続けます。
皆様のご支援は、一人ひとりの選手の未来を守る力になります。
そして、皆様と一緒に進めるからこそ、このプロジェクトには大きな意味があります。
どうか、引き続きの応援とご協力をよろしくお願いいたします。
2025年8月28日
渡邉 耕太