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スキー場での紫外線対策にも期待。資生堂、高い紫外線防御力と透明な仕上がりを両立した次世代ミネラルサンスクリーン技術を開発2025/04/13

スキー場での紫外線対策にも期待。資生堂、高い紫外線防御力と透明な仕上がりを両立した次世代ミネラルサンスクリーン技術を開発 資生堂は、国立大学法人東京農工大学 大学院工学研究院 応用化学部門 教授 稲澤晋 先生との共同研究により、世界で初めて※1、ミネラルサンスクリーン(ノンケミカルサンスクリーン)処方※2 において、紫外線散乱剤が肌の上で最適な分散状態に変化する技術を開発したと発表した。

この技術により、高い紫外線防御力を発揮しながら、透明で均一な防御膜を形成する新しい日焼け止め製剤を提供することが可能になる。これまでミネラルサンスクリーン処方の課題だった塗布後の白浮きを軽減させ、紫外線散乱剤が肌のキメまでムラなくフィットするため、紫外線防御力は本技術未搭載の場合と比較して最大2.2倍※3 を実現。

資生堂は100年を超える紫外線研究により、水や汗、熱によって塗布膜の紫外線防御機能を高める技術や 紫外線を美肌光へと変える技術、傷やよれを自動で修復する技術など革新的な日焼け止め技術の開発を行ってきました。今後も常識に捉われない技術開発を通じて、人と自然が共に生きていく世界を目指す。

なお、この画期的な研究成果は、化粧品技術に関する世界最大の権威ある研究発表会IFSCC※5 の口頭発表応用部門で最優秀賞を受賞し、次世代の化粧品技術として高く評価された。また、その基礎研究の成果はアメリカ化学会「Langmuir」誌(2024年10月11日付)に掲載されている※6。

※1 紫外線散乱剤のみで紫外線防御効果を担保する処方について、塗布後に揮発性成分が揮発することによって粉末の分散性が向上する技術が世界初である(クラリベイト調べ 2024年8月)
※2 紫外線散乱剤のみで紫外線防御効果を担保する処方のこと
※3 同一の紫外線散乱剤を配合した処方において、機器測定による自社試験法で紫外線防御力を本技術の有無で比較
※4 紫外線散乱剤粒子の「凝集」によって、紫外線防御力の低下と「白浮き」の問題が生じること
※5 IFSCC とは:The International Federation of Societies of Cosmetic Chemists。本研究成果は、第 33 回国際化粧品技術者会連盟バルセロナ大会2023 (2023/9/4〜9/7)で最優秀賞を受賞。IFSCC Magazine 2024, 26, 4, 279 286 に掲載
※6 Langmuir 2024, 40, 42, 22424-22432, https://doi.org/10.1021/acs.langmuir.4c03285

詳細は以下をご覧ください
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002841.000005794.html

引用元:PR TIMES

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