

Mt.乗鞍は、岐阜県と長野県の境に連なる乗鞍岳の山腹に展開。原生林が残る自然豊かなゲレンデは、良質な天然雪に恵まれたグッドコンディションだ。コース整備も行き届き、グルーミングバーンで気分爽快のカービングターンが味わえる。

- Mt.乗鞍はベースが標高1500m近く、ピークは標高2000mもあるマウンテンスノーリゾート。湿気の少ない雪が特徴で、全20コースはどこも雪質良好。ビギナーもリラックスして滑れる緩斜面から、高速カービングが快適な急斜面のフラットバーンまであらゆるレベルが楽しめる豊富なコースレイアウトとなっている。非圧雪エリアもあり、降雪後はサラサラのパウダーランが味わえる狙い目のスポットだ。
ゲレンデ奥に位置する「かもしかコースA」はダイナミックに滑れるワイドバーン。ピークから、山々がどこまでも折り重なる壮大な風景を臨める

- ゲレンデでは、「鳥居尾根クワッド」や「かもしかリフト」近辺の森の一部をサイドカントリーエリアとして開放。自然地形そのままの森を滑るため、相応の滑走スキルを必要とするが、降り積もった深い天然パウダーを滑る体験はこの上なく快感。ツリーラン初心者は、奥まで入らず森の脇のパウダーを狙い、Mt.乗鞍のサラサラの雪を味わおう。
尾根沿いに伸びる「ダウンヒルコース」は大会会場としても利用される滑りごたえあるコース。きれいに圧雪された中級~上級向けのフラットバーンだ
Mt.乗鞍の雪は滑りこむと軽やかに舞い上がるドライスノー。ノートラックのポイントを狙って気持よくスプレーをあげよう

- ビギナーは中腹の第3駐車場からアプローチがおすすめ。「レストランやまぼうし」脇に初心者向けのコースが伸び、リフトを回して効率的に練習ができうえ休憩も便利。滑りに慣れたらさらに上の「夢の平クワッド」に向かうと、ワイドでなだらかなコースが広がっている。また、林間コース進んでゲレンデベースまで滑ることもでき、中腹エリアをスタートに徐々に行動範囲を広めていける。
広くてのびのび滑れる「夢の平コース」。コース脇のウェーブで遊ぶのも楽しい。起伏のある長いコースを滑るうちに、自然と技術も上達していきそうだ
緩斜面ならグランドトリックなどの練習にも最適

- 日帰り利用に便利なのが、松本エリアからMt.乗鞍まで運行している無料のシャトルバス。松本駅近くの松本バスターミナルから、いくつかの停留所を経由してゲレンデまで到着できるので、ローカルスキーヤー&スノーボーダーは非常に便利。土日のほか、今季から月曜と水曜も運行をスタート。完全予約制なので利用の際はバス会社に連絡が必要だ。
