ゲレンデスキーヤー&スノーボーダーのための裏山入門のススメ

バックカントリーというと、専門知識や経験、そして特別な装備が必要で、敷居が高く感じられるだろう。しかし、yamabokuが企画するガイドと一緒に滑るマウンテンツアーのような、安全が確保された状態でオフピステが体験できる機会もある。基本知識やマナーを身につけ、少しずつ裏山のフィールドへと羽ばたいていこう。

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裏山滑走にはバックカントリーギアが必須

裏山を滑るならまずバックパックが必需品。スキーやスノーボードを固定して担ぎ、飲料や食べ物も持ち運べる。滑るポイントまでスキーはシールを装着し、スノーボードはスノーシューを履いて登る。互いの位置を知らせ、雪崩で埋まったとき捜索の助けになるのがビーコン。そして、雪に刺して埋まった人物を捜索するゾンデ棒、掘り起こすスコップも必須だ。これらがバックカントリーにおいて、最低限装備しておきたい超基本のギアだ。

積雪やコンディション、天候はその日次第。それもバックカントリーの醍醐味だ。そして、滑るときはシールやスノーシューを取り外すので、荷物を収納するバックパックは不可欠。

3rdステージのマウンテンツアー参加者には、バックカントリーギアを無料で貸し出している。装備を整えてからガイドと一緒にポイントに移動。

パウダースキー&ボードなら浮力が倍増!

腰まで埋まる深雪でもパウダー用のスキーやスノーボードなら浮力抜群。ノーマルタイプよりも長めでウエスト幅が太く、沈み込んでもトップが自然に浮かび、波乗り感覚で滑走できる。yamabokuでは、2ndステージのツアー参加者を対象に無料でパウダースキー&ボードを貸し出しており、乗り味が試せる。yamabokuのディープパウダーをダイナミックに滑るなら、専用スキー&ボードで挑むのが一番。いろんなモデルがあるので、ぜひ試乗してみよう。

試乗できるパウダー用のスキー&スノーボードはロッカータイプ、ビックマウンテン仕様、女性モデルなどさまざま。パウダーモデルの素晴らしさをyamabokuのフィールドで実感しよう。

パウダー初心者は1stステージ・2ndステージと順を追ってステップアップ

今季は移動式タコチカフェがオープン

リアルな自然と向き合い、山の楽しみを体で味わい尽くせたらどれだけ快感だろう。そのためにも、パウダーや地形に慣れておこう。一般コースの1stステージは、全16コースのうち70%が非圧雪エリア。ロープで規制された立入禁止エリア以外なら、どこも滑れるナチュラルフィールドの宝庫だ。地形に慣れたら、今度は「第2牧場」と呼ばれる2ndステージにトライ。ゲレンデ横の森に広がる“サイドカントリー”的なフィールドで、リフトはなく、スノーキャットで回して滑れる。曜日限定で開放しており、当日現地予約が必要。人数限定なので、早起き必須だ。順を追ってスキルを身につけてから3rdステージに挑めば、ツアーがより楽しいものになる。

3rdステージは木立が建ち並ぶ自然の森。コース取りにはちょっとしたコツがいるし、雪の下に何かが隠れていることもある。リカバリーできるようバランス能力も磨いておこう。

コース内とは思えない起伏に富んだ地形が広がる1stステージ。エリアの70%が非圧雪なのでパウダーにこまることもない。今季からオフピステエリアがさらに拡大し、スノーシューエリアも新設。

2ndステージや3rdステージなど、一般コース外のエリアで滑走していると、落ち着いて休憩できる場所がない。そこで今季から、移動式の「タコチカフェ」がオープンする。コーヒーやティーなど体が温まるメニューを揃えたテント式のカフェで、大自然の景色を眺めながらホッとひと息つける。ゲレンデを訪れたら、その日、カフェがどこにあるのかチェックしよう。また、2ndステージの下部には「2ndカフェ」があり、2ndステージ・ツアー参加者は無料ドリンクをサービス。

裏山を知り尽くしたツアーガイド&ゲレンデ代表が語るyamabokuの魅力

柴田将善 ツアーガイド

関谷 小一郎yamabokuワイルドスノーパーク代表

アルペンレーサーからツアーガイドに転身。「木はポールを抜ける感覚と似ている」と、裏山の森を自由かつダイナミックに滑る、yamabokuを知り尽くしたマウンテンツアーガイド。

3rdステージのフィールドは、ピークには山頂付近の積雪が3mにもなる深雪エリア。自然の森をそのまま滑る本格バックカントリーで、自由に滑れるオープンバーンやトラバースする場所があります。ガイドが案内するというよりも、一緒に滑りを楽しむというスタイルですので、みなさんぜひ体験しに来てください!

東北のビッグゲレンデでのスキースクール講師、海外スキーツアー専門で旅行代理店も経験。国内外のゲレンデで得た知識や経験をyamabokuのフィールド作りに反映。

yamabokuのパウダーは軽くて滑りやすく、1stステージ、2ndステージ、3rdステージと、順を追ってゲレンデからバックカントリーにステップアップしていくことができます。気温が低いため、数日前に降った雪でも溶けて重たくならず、シーズンを通してコンディションが安定し、素晴らしいパウダーランが楽しめます。

yamabokuで体験できる多彩なツアー

何度もスノーキャットに乗ってタチコパウダーエリアを堪能

標高1600〜1700mに広がる非圧雪エリアを滑る、2ndステージが今季はさらエリア拡大。スノーキャットで回して何度もオフピステが滑れ、バックカントリー入門におすすめ。パウダースキー&ボードの無料試乗もあり。

■期間:2014年3月23日までの土日・祝日(予定) 
■料金:5500円(リフト券含む) 
■受付:当日現地受付のみ(7:45より受付)

笠ヶ岳入口まで雪上車で登れるスペシャルツアーへガイド

標高1900mの登山口までリフトと雪上車を使って移動し、神池山・笠岳エリアをガイドと滑る新しいツアー。ハイクが少なく装備の無料レンタル付きなので、バックカントリー初心者も挑戦しやすい内容。

■期間:2014年2月上旬〜3月下旬 
■料金:18000円(昼食・用具無料レンタル付き)
■最小催行人員:5名 
■受付:1週間前までに要仮予約

志賀高原エコパークまで滑る1DAYツアー

yamabokuをベースに、要所でキャットやスノーモービル、バスを利用しながら志賀高原エコパーク(山田温泉、志賀高原、万座温泉)を巡るツアー。本格バックカントリーツアーなので用具は各自持参。

■期間:2014年2月上旬〜3月下旬 
■料金:18000円 
■最小催行人員:5名 
■受付:1週間前までに要仮予約(5名以上で参加)

滞在は山田温泉の老舗旅館に

風景館 長野県上高井郡高山村大字奥山田 山田温泉3598 TEL 026-242-2611 http://www.fukeikan.co.jp/

ゲレンデに向かう道すがら、松川渓谷沿いに山田温泉の宿場が並んでいる。多くの文人が訪れた、開湯200年以上もの歴史をもつ名湯で、なかでも老舗が「風景館」。檜の湯船を備えた内湯のほか、渓谷を下った先に眺望抜群の「仙人露天岩風呂」も備えた、癒しの温泉旅館だ。

広くて落ちついた純和風の客室。窓の外は、渓谷の眺めが美しい。こたつに入ってのんびりくつろげる。

夕食は地産地消を意識した会席料理。地ビール(別料金)も用意しているので、土地の食材と合わせて楽しみたい。

1st&2ndステージの詳しい体験レポはこちら!

〒382-0817 長野県上高井郡高山村山田牧場 TEL:026-242-2505

Yamaboku ワイルドスノーパーク

オフィシャルページ http://www.yamaboku.jp/