避暑地を求めて、丸沼高原キャンピングバレイ(旧:丸沼高原オートキャンプ場)に遊びに来た、苑子とアカネ。
大自然の中でまったりキャンプを満喫した2人が、丸沼高原キャンピングバレイ(旧:丸沼高原オートキャンプ場)の充実したアクティビティを遊び尽くす。
サマーリージュやツリーアドベンチャーなど、丸沼高原ならではの爽快なアクティビティにチャレンジして、心身ともにリフレッシュ!
その後はロープウェイでさらに標高の高いエリアで、さらに涼しく、さらに自然を堪能。ふたりがフルに楽しんできた丸沼高原キャンピングバレイ(旧:丸沼高原オートキャンプ場)の魅力を紹介していこう!
1>夏の丸沼高原に来たなら、絶対トライしてほしい大人気のアクティビティ!
夏の丸沼高原で大人気のアクティビティが「サマーリージュ」と「ツリーアドベンチャー」。まずはサマーリージュから紹介していこう。
専用のカートを運転して、専用のコースを滑走していくが、カートにはエンジンなどの動力は付いてない。斜面の傾斜による落下していく力を利用し、スピードの調整やブレーキ、そして方向を変えるのもハンドル一つで操作することができるのだ。初めての場合は、スタッフから操作方法の簡単なレクチャーを受けてからスタート。
最初は慣れてないこともあり、スピードを出せないかもしれないが、2度目、3度目と回数が増えるごとに、スピードが上がって、サマーリージュのおもしろさにハマってしまう人が続出。
カートの車体が低いので、実際のスピード以上に感じるスピードとスリルが味わえる!
次は、木の高所に設置された足場から足場へ結ぶエレメント(ロープや吊り橋など)を渡って移動していくツリーアドベンチャー。子供(身長100センチ以上、体重15キロ以上などの諸条件あり)から大人まで楽しめるアクティビティで、週末などは混雑するので、事前にホームページから予約ししておかないと遊べないこともあるので注意。まずは安全のために専用のハーネスをスタッフに装着してもらってからスタート。
身に付けたハーネスに安全のワイヤーが装着されているので、万一途中で足を滑らせたり、バランスを崩したりしても地面に落下する心配はない。スタートでスタッフから説明を受け、まずはビギナーコースからチャレンジ!
ビギナーコースとはいえ、そして落ちないとわかっていても、慣れてない高さもあって、なかなかのスリルが味わえる。
アカネは「顔は笑っていても、実は余裕がなかった(笑)」と正直に告白(笑)
でも慣れてくると、今まで感じていた怖さが逆に楽しくなってくるらしい。もっと楽しくなりたいと、怖さを求めるようになってきたら、次は「ジップコース」や「エキスパートコース」へチャレンジするタイミングだ!
ビギナーコースの最後は長さ50mのジップラインでフィニッシュ。丸沼高原のツリーアドベンチャーに設置されている3コースすべてが、最後はジップラインとなっている。
とりあえず楽しさのコツをつかんだアカネと苑子は、次にジップコースにトライ。長くて気持ちいい2本のジップラインからスタートし、ゴールもジップラインでその合計距離は約300mと、ジップラインが大好きな苑子は「楽しくてたまらなーい!」とのこと。
ビギナーコースよりも、はるかに高所にエレメントが設置されているところもあり、スリルも難易度も大幅アップ。
先に進むほどに、ふたりは「怖いけど楽しい!」の複雑な気持ちがどんどん大きくなって、テンションMAX!
そして怖かった気持ちもどこかに吹っ飛んでしまうほど、爽快なジップラインで最後のフィニッシュ!余力があればエキスパートにも挑戦してみよう!
2>ロープウェイを利用して、標高2000mオーバーの天空の楽園へ!
標高1400mの山麓駅から日光白根山ロープウェイ(8人乗りのゴンドラタイプのキャビン)に乗車すれば、片道わずか15分ほどで標高2000mの山頂駅まで楽々アクセス。乗車中の素晴らしい眺望も大好評。
山頂駅に着くと、すぐ目の前には関東以北で最高峰(標高2578m)の日光白根山が迫力のある山容でお出迎え!
日光白根山をバックにいろいろな場所で、いろいろなポーズで写真を撮ってみるのもおすすめ。アイデア次第で絶好の映えスポットがたくさん!
ロックガーデン内ではトリカブトやエゾリンドウ、コマクサ、シラネアオイなどの貴重な高山植物も楽しむこともできる。種類によって開花時期は異なるが、どれもかわいらしい花を咲かせるので、眺めているだけで癒される。
ロックガーデン近くの林の中には、気軽にお散歩が楽しめる散策路を整備。緩やかな傾斜地でウッドチップが敷き詰められているからクッション性があり、とても歩きやすい。
林の中にも写真が撮りたくなるポイントがいっぱい!ベンチやイスなどが置いてあるところもあるので、休憩だけでなく、自撮りなんかにも利用しよう。
林の奥へと散策路を少し進んでいくと、社の赤(朱)がとても印象的な「二荒山神社」に到着する。通常のルート(参道)もあるので、どちらを選んでもOK!
丸沼高原の大自然をもっと感じてみたい、楽しみたいと思ったなら、二荒山神社の先にあるゲートを通って、さらに深い森の中を散策できるルートもある。尾瀬の「燧ヶ岳(ひうちがたけ)」も臨める「自然散策コース」や六地蔵や大日如来など信仰登山の石仏群を巡る「史跡散策コース」。植物の名前を当てながら、気軽に散策を楽しめる「グリーンアドベンチャー」などもある、
森の奥に進んでいくほど、より自然を感じやすく、また気温も低くなって、倒れそうなほど暑かった都会とはまるで別世界の極上空間を楽しめる。
散策路は、歩きやすいように整備されているところもあるが、できれば山歩きしやすい服装や靴を準備しておきたい。またどれだけ涼しくても、途中で水分補給は忘れずに!
散策を楽しんだら、山頂での休憩は「天空カフェ」へ。美味しい食事や飲み物を各種用意していて、雄大な日光白根山を眺めながら楽しむことができる。冷たいドリンクだけでなく、温かい飲み物も用意。軽食で人気なのはフレンチトーストとホットドッグだ。
ホットドッグに使われているソーセージは、ハムやソーセージ工房として有名な「シェモア」のオリジナルソーセージ。食べた苑子は味もボリュームも大満足で「遠慮しないで、大きな口でガブリと食べるのが、さらに美味しく食べるコツ!」と教えてくれた(笑)
天空カフェの横には、青空に包まれてしまいそうな開放感たっぷりの「天空テラス」があるので、ぜひ行ってみよう。
眼下に丸沼高原の森が広がり、絶景の大パノラマが楽しめるテラスで、しばし何も考えず、目の前の素晴らしい景色を楽しみたい。
天空テラスにはソファが置いてあり、天空カフェで飲み物を購入しながら絶景を楽しむのもおすすめ。
歩き疲れたりしたら、足湯もあるので利用しよう。素晴らしい景観を楽しみながら、涼しい風に吹かれながら足湯に足を浸けると、ふたりとも「たまらん!」と声を揃えた。
3>食事やお土産はセンターステーションで!
しっかり食事と取るならベースのセンターステーションにあるレストラン「プラトー」を利用するのもオススメ。アカネは、もはや丸沼高原のスペシャルメニューとなった絶品の「モツ煮定食」、ソノコは片品村産のトマトと野菜を使った「トマトみそつけ麺」をチョイス!
キャンプをゆっくり楽しんだり、食事の準備や後片付けがちょっと面倒かなという場合にも利用できる。
お土産はセンターステーション1階の売店へ。女性へのイチ推しのお土産は、丸沼高原に群生する広葉樹「ダケカンバ」の樹液を原料に使った、丸沼高原オリジナルのナチュラルソープ
売店で試用することができるので、早速アカネが試してみると「泡がめちゃ気持ちいい。しかも保湿効果がかなり高いということなので、お土産でなく自分用に買ってお風呂や洗顔に使いたい!」
丸沼高原オリジナルグッズの販売コーナーもあるので、こちらも忘れずに要チェックだ!
4>紅葉シーズンもお楽しみに!
10月は丸沼高原も紅葉のシーズン。山が鮮やかな赤やオレンジ、黄色で彩られた絶景を、ロー
プウェイのゴンドラに乗ってゆっくり楽しみたい。
例年だと10月中旬ごろが紅葉のピークで、麓では後半も紅葉がまだ残っていることもある。
ゴンドラ営業最終日は11月5日までだが、運が良ければ日光白根山の山頂付近は雪で白くなり、中腹にかけて紅葉した濃い赤や黄色、下が常緑樹の緑となった「三段紅葉」も見られるかも!?
Photo & Text by Tomohiro WATANABE
丸沼高原キャンピングバレイ
丸沼高原は日光国立公園・日光白根山山麓にある通年リゾート。日光白根山ロープウェイで標高2000mの山頂駅まで、簡単にアクセス可能。グリーンシーズンは日光白根山登山をはじめ、広大なゲレンデを利用したオートキャンプやサマースキー、そしてツリーアドベンチャーなどのアクティビティが充実。食事やスイーツも充実度も高く、女性やファミリー、幅広い世代に好評。