第1話:ログハウスサウナの誕生秘話 愛された理由

2022年4月、Sherokuma Sauna & Cafe (以下しぇろくまサウナ)のサウナ棟 KIMOSABEE (キモサベ) がオープンしました。

長野県信濃町黒姫山麓にて四季折々の自然と一体化できる貸切のアウトドアサウナとして、たくさんの人に愛され、リピーターも多く、お客様それぞれの楽しみ方を満喫していただける場所となり、オープン以来、稼働率7割を超えるサウナ施設として多くのお客様にご利用いただいておりました。

信濃町産の杉の木を使ったログハウス。ヒノキのベンチや手摺り。フィンランド産サウナストーンをふんだんに積んだMOKI製作所の薪ストーブ。地下水を利用した水風呂。そして妙高山を一望できる外気浴ウッドデッキ。この上ないシチュエーションが揃いました。そして、この空間全てを2時間半、貸切できる!という贅沢な時間が人気の理由でした。

「季節で全く違う世界になるんです」

避暑地として県外から多くの方が訪れる夏。信濃町の最高気温はおおよそ30℃で他の地域と比べると過ごしやすいです。ほとんどの方が「帰りたくない」とおっしゃるのはおそらく信濃町と比較すると約10℃の気温差があるからでしょう。

そんな、しぇろくまサウナがある「長野県信濃町」は豪雪地帯として知られており、冬の積雪量は約2メートル程になります。冬が過酷な分、四季折々の自然の変化とともに楽しみかたも変化するサウナです。
※秋はサウナ室で温めておいた落ち葉に埋もれる”ミノ蒸し”
※冬は雪ダイブ
植物たちの生命力が高まる春から夏にかけては地元の白樺を束ねたヴィヒタや、庭に生えているハーブ(ミント、タイム、ラベンダー、クロモジ、などなど)沢山の植物を使ったロウリュ やウィスキング。スタッフやお客さんのアイディアを取り入れたサウナ室や外気浴中の過ごし方を日々楽しんでいました。そして秋の紅葉シーズン。サウナ室で温めておいた落ち葉に埋もれる”ミノ蒸し”サービスもありました。冬はもちろん雪ダイブです。春先も水風呂はシングルを楽しめます。梅雨時期は雨音を聴きながら、幻想的な霧サウナ。視覚に触覚に聴覚に嗅覚に、繊細な自然を感じられるアウトドアサウナならではの体験がしぇろくまサウナにありました。

サウナ後に宿泊→翌朝森の中で目覚めて朝サウナ、というコースができるよう、1棟貸しのログハウス しぇろくま's DEN(巣穴) があります。外気浴中にウッドデッキで しぇろくまCafe の食事をしたり、サウナ前後でBBQ、焚き火、といったアウトドアピクニックが気軽に楽しめます。
スタッフが作る手作りサウナハット や、アーティストである店長が描く壁画、植物好きなオーナーによるワイルドな庭づくりなど、遊びごころが随所に、、、というより遊びごごろの塊なのです。

施設全体の施工は長年ログハウスを手掛けてきた株式会社ログラフが担当しています。
このしぇろくまサウナはもともと自宅兼事務所であり、ログハウスが敷地内に増殖し、ログハウス群となりました。

カフェの建物が一番古く、築35年です。運営を行う株式会社ログスペックは妻である松田美津子が代表。娘である店長のCHIKAはニュージーランドとアリゾナにてアートを学んできた立体造形(スカルプチャー)を制作するアーティストでもあります。サウナ愛を生きるスタッフのYUUNAを4月に迎え、ウィスキングなどのサービスや接客も日々アップデートされています。そんな人々の家族や友人たちとの生活の場でもある為、コツコツと、花を植え、絵を描き、オブジェを作り、橋やテラスを作り、小屋ができ、サウナをつくる、という日々の中から世界観が創られてきました。
お店でもあり、自宅でもあるため、ホームステイのような雰囲気で、ゆったりとした時間の流れる場所です。
しぇろくまサウナ&カフェがオープンして以来、お越しいただいたすべてのお客様に感謝致します。本当にありがとうございます。

こんな思いと最高な環境の中、2023年8月大きな転機が訪れてしまいました。。。。  

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