「雪国を思い浮かべてみてください」と言われたら、どんなイメージを思い浮かべますか?
山深い農村で、家屋も畑もあたり一面雪景色というような、なんとなくきれいなシーンを思い浮かべる人も多いかと思いますが、逆に雪に囲まれた生活は、ただ寒いだけで、どこか寂しく感じるようなイメージをもつ人もいるのではないでしょうか。そこで実際に「雪国」を訪れて、雪国で暮らす人たちの生活の様子を体験できるだけでなく、雪の美しさを別角度からも知ることができる芸術作品を鑑賞したり、冬の夜空を彩る花火まで満喫できる日帰りツアーがあるので、参加してみてはいかがでしょうか?
雪国での生活の知恵が詰まった「雪見御膳」!
ツアーのスタートは、文豪・川端康成も愛した雪国の玄関口、新潟県の「越後湯沢駅」です。駅の西口にある雪国観光舎前から10時40分に貸切バスに乗車して出発します。目的地は新潟県の十日町市と津南町にまたがり、日本有数の豪雪地帯としても知られている“越後妻有(えちごつまり)”エリアです。越後妻有の冬はとても雪深いのですが、この雪の風景がもっとも美しいとも言われてます。車窓から変わっていく眺めを楽しみながら、現地には12時ごろに到着予定。ツアー参加者は、まず越後妻有エリア内にある集落の民家などにお邪魔して「雪見御膳」をいただきます。
雪深い地に暮らす人々は、大量に降り積もる雪とともに生きる知恵や文化を育んできました。雪見御膳に用意されている料理は、厳しい冬の間でも力強く生きていくために栄養面だけでなく、おいしく、おなかを満足できるように考えられたもので、お米も野菜も、そして山菜などもすべて地元産の食材が使われています。訪れる集落によって出される料理の内容は少し異なるかもしれませんが、地元の人たちの温かなおもてなしを受けながら、美味しい食事を楽しんでください。
見て体験して楽しむSNOWART!
美味しい雪見御膳をおなかいっぱい食べて身体だけでなく、心までほんわかと温まったら、次は雪や冬の生活をモチーフにした芸術作品を展示する『大地の芸術祭の里 越後妻有2019冬』のイベント会場へ向かいます。このイベントは今年で6回目を迎えました。地域の豊かな自然と文化、そして現代的な芸術作品の調和を目指した作品が展示され、毎回、国内外から注目を集めているイベントです。その活動の拠点である『越後妻有里山現代美術館・キナーレ』には、雪の季節にちなんだ芸術作品が展示されています。また、こたつと自転車を組み合わせたようなユニークな「こたつカー」などは年齢を問わず、楽しむことができます。
最後は、冬の澄み切った空を彩る雪花火!
ツアー最後は「雪と光」をテーマとした「越後妻有 雪花火2019」で、会場となる「あてま高原リゾート ホテル・ベルナティオ」へと移動します。見方によっては、さみしくも感じるモノトーンの雪景色が、雪中に埋め込まれた色とりどりのLEDによって、まるで雪上に無数の花壇が現われたような、彩り鮮やかな『Gift for Frozen Village(ギフトフォーフローズンビレッジ)』(作家・高橋匡太)と、さらに打ち上げられる色とりどりの花火によって、夏では感じることのできない雪景色ならでは素晴らしい景観、幻想的な時間をぜひ体験してください。
最大級の三尺玉の花火なども含め、冬の空を鮮やかに彩る打ち上げ花火で、このツアーのフィナーレを迎えます。花火会場を後にして、越後湯沢駅までバスで向かいますが、到着までの時間は今日1日の素晴らしい思い出と感動の余韻に浸れることでしょう。
【ツアー情報】
3/2出発 越後妻有2019冬 日帰りツアー
「SNOWART」「越後妻有 雪花火」「雪見御膳」体験プラン
日程/2019年3月2日(土)
料金/1万3800円(子供1万1000円)
※交通費(バス代)、雪見御膳昼食代、施設入館見学料、保険料は旅行代金に含まれます。現地ガイドが案内します。
集合・解散場所/越後湯沢駅西口 雪国観光舎 越後湯沢温泉
交通手段/バス
定員/45名(最少催行人員15名)
【ツアーのお申し込み・お問い合わせ先】
雪国観光舎 越後湯沢温泉
営業時間/9時~18時
電話/025-785-5353
http://www.yuzawaonsen.jp/
yoyaku@yuzawaonsen.gr.jp
【注意事項】
このツアーの予約・申し込みは2月26日まで。道路状況等により時間、行程が変更になる場合があります。天災事変等当社の管理できない理由により旅程の実施が困難な場合、旅程を変更又は中止する場合があります。
text : Tomohiro Watanabe