スキーやスノーボードは、雪山の自然の美しさを全身で感じながらゲレンデを思い切り滑走できる爽快感や、非日常的な高揚感を楽しめることが最大の魅力。そのぶんケガや事故などのリスクが伴うことはあり、自分が被害者だけでなく加害者にもなり得る可能性があることをつねに頭の片隅に入れておく必要がある。ウィンタースポーツを思う存分楽しむためにも、万が一の事態に備えてできる限りの準備と対策をしておくことが大切だ。
自分の身を守るアイテムとしてまず重要なのが、ヘルメット。海外ではシートベルトのように着用することが当たり前となっている。近年はおしゃれでスタイリッシュなアイテムが増え、国内でも子ども・大人、初心者・上級者問わず着用率が上がっている。また転倒時に体のダメージを軽減するプロテクターの装着もおすすめ。特に転倒が多いスノーボードでは、大きな怪我を防止するのに大きな役割を果たし、また防寒対策にもなるので一石二鳥。また、体のコンディションを整えて怪我を未然に防ぐことも、安心安全にスキーやスノーボードを楽しむためにできる工夫のひとつ。他のスポーツ同様に、血流の促進を手助けして疲労を軽減するアイテムを身につけることも有効だ。以下に紹介するアイテムを活用して、心おきなくゲレンデでの滑りを楽しもう!

グラファイトバンド

graphiteband  colors

グラファイトバンドとは……血流促進バンドで装着3分後から暖かさを感じ、血流促進を始める。発売16年目を迎え、足の痙攣予防や疲労の軽減、手足の冷え、炎症の緩和に優れた実績を有する。特にマラソン、テニスを初めサーフィンやマリンスポーツでも沢山の愛好家に愛用され、雪山でもゲレンデやリフト乗車で厳寒の中での静止時に、手足の冷えからの痙攣や吊れ、かじかみも緩和ケアしてくれる。 グラファイトバンドで、抹消チアノーゼ(手足の冷え)から守ることは、怪我の未然防止にもつながる。

DAKINE[ダカイン]

DAYTRIPPER HELMET

リサイクル素材をふんだんに使用した環境に優しいヘルメット。Fidlock® マグネットバックルを採用しているので片手で楽々脱着ができ、ダイヤル式サイズ調整システムであらゆる頭の形にフィットする。10個のベンチレーションホールを搭載して通気性にも優れ、ヨーロッパの厳しい安全基準CEをクリアする、衝撃耐久性に優れるハードシェルモデル。

CHARGER MIPS HELMET

耐久性のあるハードシェルを使用し、万が一の衝突時でも脳へのダメージを軽減するMIPS Brain Protection Systemを搭載。後部のダイヤルでフィット感の調整ができるフィットシステム ダイヤルが快適な装着感をもたらす。ストラップは磁気バックルを使用し、片手で簡単に装着が可能。プロダクトの一部にリサイクル素材が使われている。

YOROI®︎[ヨロイ]

YOROI NINJA-VEST

スノーボード初心者必見!「ニンジャベスト」は背骨、肋骨、鎖骨、内臓を守りながら暖かさもキープ。再生ペット素材の保温ファイバーと衝撃吸収テスト合格のパンチングEVAを採用し、軽量で通気性抜群のハニカムメッシュ3層構造を実現。ダウンベストの暖かさとプロテクターの防護性を両立した新発想デザイン。羽毛のような保温性、撥水性を兼ね備え、雪山でもスタイリッシュに使えるプロテクションは、安心感と快適さを兼ね備えた初心者の強い味方だ。

YOROI AIRLY-SHORT II

スノーボードは転びながら上達するバランススポーツ。だからこそ、ヒッププロテクターは必需品!このプロテクターは、衝撃吸収テストに合格した多層構造で、転んでも安心。SDGsに配慮したメッシュボディは吸水速乾&抗菌機能付き。さらに、通気口付きのパッドで蒸れにくく快適。薄くて軽いのに寒さからしっかり保護し、汗をかいてもすぐ乾くのがうれしい。初心者でもスタイリッシュに、安全に楽しめる設計で、デビューのお供に最適!

著者:岸野真希子

スノーボード歴:26年
高1でザウスデビューし、一瞬でスノーボードの虜に。
在学中から雪山にコモりはじめ、雪を求めて夏はNZへ。
ショップ勤務後、スノーボード専門誌『TRANSWORLD SNOW boarding JAPAN』の編集者を経てフリーに転向。
2013年から白馬村に移住し虎視眈々と極上ラインを狙っている。
著書:HELLO HAKUBA VALLEY

インプレイ© ImPlay, Co., Ltd.