スキー&スノーボードで「フリーライド」というジャンルはご存知だろうか?スタートとゴールだけが決められた自然の斜面を、ライダーが思い思いのラインでフリースタイルの要素を織り交ぜながら魅せる、まさに自由な滑走を表現する場だ。 世界的には「FWT(FREERIDE WORLD TOUR)」、国内では「JFO(JAPAN FREERIDE OPEN)」などがその代表的な存在として挙げられる。そんなフリーライドシーンを語る上で、外せない存在となるスキーヤーの大池拓磨と笹田知里。今回はそんな2人のスキーヤーに焦点を当て、彼らのスキーを通した生き様、そして、それを支える Anonに注目してみた。

Skier Profile「大池 拓磨」

大池 拓磨

基礎スキー、モーグル競技を経てビックマウンテンスキーへ転向。長野県小谷村の白馬乗鞍温泉スキー場内にある「ロッヂ・チャミンゴ」を営みながら、撮影、BCガイド、レッスン、大会の運営までこなすマルチプレイヤー。JFO役員、FWQ白馬ジャッジ、ちゃんめろフリーライド4連戦の大会委員長を務める。

北海道函館市出身、現在は白馬乗鞍温泉スキー場をベースにプロスキーヤーとして活動する大池拓磨。白馬の山々を中心に、これまでアラスカや南米、ニュージーランドなどを旅し、滑ることと同時にスキーを通じた人と人との繋がりや、自然への感謝の気持ちをなによりも大事にしている滑り手だ。スキー場内に立地するロッジで家族と宿業を営みながら、滑りの表現活動以外にも大会運営やキッズ育成のためのキャンプ開催など超多忙な日々を送るなか、どんなに忙しくとも雪上でリフレッシュする時間を作ることで、つねに新たな挑戦へと突き動かされている。
SPECIAL THANKS:白馬乗鞍温泉スキー場オフィシャルサイトはこちら https://www.hakunori.com/

from 大池拓磨

JFOは立ち上げから声をかけられて運営に携わり、4年前からは自分でフリーライドの草大会であるちゃんめろフリーライドをスタートさせました。最初は仲間と身内でワイワイやりたいという軽い気持ちで始めたのが、気づくと白馬3大会に加えて富山でも開催、今シーズンは4連戦で大会委員長を務めているんです。

現役のライダーが、自分の滑りを磨き、撮影をこなしながら、シーズン中に自身で4つもの大会を開催するだけで並大抵のことではないが、さらにJFOの運営、FWTのジャッジを務め、そのうえにキッズのキャンプまでこなす大池のスケジュールは、まさに想像以上だ。そんな彼のモチベーションをこう語る。

from 大池拓磨

世界平和。自分がやっていることを通じ、関わる人が笑顔になれること、自分たちの遊び場である地球がよりよい環境になること、そんな世界が実現できたら、僕はそれ以上幸せなことはない。だからそのために、自分にできることは滑ること、スキーを通じて、少しでも周りの人や環境に還元できることをしたいんです。

Skier Profile「笹田 知里」

笹田 知里

幼少より家族でスキーに親しみ、10代はアルペンスキーヤーとして大会に出場する。北海道を拠点に活動するフリーライドスキーヤー中島力の影響によりフリーライドの魅力に触れ、26歳よりフリーライドの世界へ。22-23シーズン、FWTの国内予選成績によりFWT Challengerへの出場権を獲得し、約1ヶ月のヨーロッパ遠征を経験。

真っ直ぐな目線でひた走る大池とともに、日本のフリーライドシーンを牽引し、選手としても最前線に立つ笹田知里。昨シーズンはヨーロッパで行われたFWT CHALLENGERに参戦し、着実に世界との差を詰めている、フリーライドスキー日本人女子のホープだ。笹田は26歳からフリーライドの世界に飛び込み、28歳で会社員を辞めてスキー活動に専念する道を選んだという経歴を持つ。大学院を卒業後、就職する直前の冬に大池の宿に住み込みで働いた経験と出会いが、彼女の人生を大きく左右した。
できることは全力ですべてやりたいという笹田もまた、選手として自身の滑りを磨くことだけでなく、POW JAPANの活動や、大池とともにちゃんめろフリーライドの運営の中心で、怒濤の日々を過ごしている。そんな彼らの顔は疲弊感を感じさせず、このうえない充実感に満ち溢れているのが印象的だ。2人が共通して見据える未来は、日本におけるフリーライドカルチャーの根付きと、そこから派生する人々の幸せ、そして大好きな雪山で滑り続けられるということ。

from 笹田 知里

自分の生き方や存在、チャレンジする姿を見せることで、誰かの背中を押し、自分らしく生きていける人が増えてくれたら嬉しいと思っています。 私の場合、すべてのきっかけがフリーライドでした。フリーライドのおかげで、たくさんの出会いと学びを得ることができたし、いま自分の人生が最高に楽しい! この感謝を次に繋げていきたいですね。

二人の揺るぎない目標を支えているのが、Anonのゴーグルとヘルメットの存在。フリーライドの世界において、ヘルメットの着用が欠かせないことは言うにも及ばず、ゴーグルもまたパフォーマンスを大きく左右するキーアイテムとなる。

from 笹田 知里

ヘルメットもゴーグルも、そもそも自分の安全を守るための道具として重要です。視認性を確保することは、危険を回避するため。それでも何かあった時のために、ヘルメットが自分を守ってくれます。 特に、高いスピード域の中で、素早く地形変化を判断して滑るフリーライドやバックカントリーでは、レンズの選択やヘルメットの有無によって、ライディングも大きく変わってきます。

世界を舞台に戦う笹田がAnonを選ぶ理由は、シンプルなデザインとゴーグルの見やすさ、ヘルメットの安心感。ゴーグルとヘルメットの親和性もまた、重要なポイントだ。
大好きなジャンプをする時や、バックカントリーでアルパインを攻める時には特にヘルメットの存在は欠かせない。大池がAnonを選ぶ理由は、まずヘルメットの抜群のフィット感と軽量性、そして「WaveCel」搭載の安心感。WaveCelは、頭部を守るために3段階の構造変化をすることが特徴で、衝撃を受けると、まずセルが曲がり、衝突によるはじめの力を軽減させる。その次に、クルマのバンパーのように潰れ、最後にその曲がり潰れたセルが滑っていくことで、衝撃の力を頭部から遠ざけてくれる。
また、ストラップがマグネット仕様でグローブをした手でも簡単に脱着できる点もお気に入りのようだ。ヘルメットのフィットもBOA®で簡単に調整できるので、得意のフロントフリップを繰り出しても、ヘルメットがズレたり動いたりすることなく、安定感が抜群だと太鼓判を押す。

from 大池 拓磨

たとえばアラスカの稜線に立った時に、この着脱のスムースさがライディングへの集中力を高め、パフォーマンスを左右することは間違いないですね。

マグネット仕様で着脱がスムースなのは、ヘルメットのストラップだでなく、レンズ交換においても同様。大池が愛用するM4も、笹田が指名するM5も、レンズ交換はマグネット式のためグローブをしたままでも簡単に可能。悪天候時やバックカントリーでも重宝しているという。
あらゆる滑り手にとって、快適で安全なライディングのために欠かせないアイテムであるゴーグルとヘルメット。その重要性は誰にとっても同じだが、よりシビアな環境下でリアルにリスクと向き合う2人にとって、ANONプロダクトの存在は絶大なものだ。アイテムバリエーションの豊富さや現場で活きる様々なテクノロジーの数々が、彼らの背中をプッシュいることは紛れもない事実。滑り終えてAnonプロダクトを前に、その魅力や気に入っている点を聞いてみると、いくらでも話が盛り上がりをみせたことが、それをよく物語っていた。
ライダーとして自らの滑りで人々に感動を与えること。そして、大好きなスキーとフリーライドの輪を広げ、その世界を自分たちで創り上げることに大きなやりがいと夢を持つ大池と笹田の挑戦を、確かな技術と信頼性で、ANONは今後も支え続けていく。

白馬に行ったらAnonの製品が揃うBurton Hakuba Goryuへ

SPECIAL THANKS:エイブル白馬五竜オフィシャルサイトはこちら https://www.hakubaescal.com/winter/
そんな2人を支えるAnonを実際に手にとって見れるスポットが、今季より白馬五竜エスカルプラザ内BURTONショップにリニューアルオープンした。Anonのヘルメット、ゴーグル、アクセサリーの数々が所狭しとラインナップするので、ぜひ白馬を訪れた際は立ち寄ってみよう。

Anon

1977年に創業者のジェイク・バートンがスノーボードの製造からスタートした「Burton」。スノーボード界において不動の地位を築き上げたBurtonは、2001年に「Anon(アノン)」ブランドを起ち上げ、画期的なゴーグルをリリース。現在ではゴーグルだけでなくヘルメットブランドとしても注目を集めている。あらゆる冬の天候に適した視界や快適性を、最先端のスタイリッシュなルックスで、すべてのライダーたちのニーズを満たすプロダクトを提供している。

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