数多くのスキーブランドが存在し、それぞれにたくさんのモデルがラインナップするなかで、最適なスキーを選ぶのは至難の業。スキー場のどんな斜面でも快適にレジャースキーを楽しみたいなら、「定番」とされるスキーに着目しよう。誰にとっても乗りやすく、どんな場面でも扱いやすい定番モデルは、時代とともに滑りのトレンドやテクノロジー、ライダーの求めるものに合わせて進化を続け、洗練され、選ばれ続けてきたもの。最新の技術や潮流を取り入れた定番スキーは、初中級者のスキルアップをサポートしてくれる心強い存在だ。
スキーにはいくつかのジャンルがあり、板の種類もオールラウンド、オールマウンテン、フリースタイル、レース用などと分かれているが、まずはオールラウンドモデルをチョイスすればOK。滑走スピードが中低速の初心者のうちは、操作が簡単なネジレ剛性が低いモデルがオススメ。またスキー板のスペックにはR(ラディウス)表記があり、曲がりやすさを示しているが、初級モデルはラディウスが10~15mくらいが適当だと覚えておこう。長さは一般的には身長からマイナス5~10cmくらいで、体重も考慮して選ぶように。自分にぴったりの定番スキーをゲットすれば、飛躍的に上達すること間違いなし!
HEAD[ヘッド]
WORLDCUP REBELS E.GSR SPEEDBLUE
レースモデルと同様のエッジグリップと敏感性を備えながら、操作性を兼ね備えたスピードブルーコレクションシリーズのエントリースキー。GSRは操作性が良く、スムーズなジャイアントスラロームのエントリー用で、中回りから大周りをベースに、EMCフロントテクノロジーによるスキーの安定感がハイスピードなパラレルターンを実現する。レベルズデモチームを目指す若いスキーヤーにオススメ。
REAL JOY(Lady’s)
女性のエントリーから中級者にオススメの1台。女性の脚力でも柔軟にたわむフレックスがスキーを雪面に貼り付けさせて、気持ちの良いカービングターンを可能に。センター幅はやや幅広の75mmで、雪質や斜面を問わず快適にクルージングできる。新しいサイドカットと女性に適したランプアングルは、さまざまなターン形状での多用途性を発揮するだけでなく、ゲレンデでの疲労感も軽減してくれる。
OGASAKA SKI[オガサカスキー]
KS-AD/RD
たわみ出しが早く、操作性と安定性能が高いオールラウンドモデル。乗り味が滑らかでキレがあり、カービングからズラしへのターンの移行が容易となっている。グラスファイバー特有のしなやかなレスポンスで軽快に滑走できるため、疲労感を感じずに楽しめることも売りだ。低速から高速まで安定した反応を保ち、レベルアップに適したモデルで、SAJ1級合格を目指すスキーヤーにもおすすめの一本。
U-FS1/WT
1977年の誕生から47年、現存するオガサカスキーのモデル名としては最も歴史が長いUnity。サンドウィッチ構造のオールシチュエーション対応モデルで、しなやかでしっとりとした乗り味が特徴的。接点移動を緩やかに長くすることで、非圧雪バーンでの浮力を得やすく安定した操作を行うことができる。足元のグリップ力があり、安定性と操作性を高次元で両立。新感覚のコスメティックとともに、スキーの爽快感を楽しみたい人にベストマッチ。
K2[ケーツー]
MINDBENDER 90C QUICKCLICK
軽量で扱いやすく、整地からパウダーまでゲレンデのあらゆるコンディションに対応する汎用性の高いスキー。カーボンにより非常に軽快な操作性を発揮し、まるで飛んでいるような感覚でライディングを楽しめる。脚力に自身がなくても扱いやすいフリーライドのスタンダードモデルで、軽量スキーヤーや、メタルラミネート・スキーの安定性や剛性を必要としないスキーヤーに最適。ビンディングセットで低価格なのもうれしい。
DISRUPTION 76C W(Lady’s)
無駄のないターンとスムーズな滑り出しにマッチするスキーを必要とする女性スキーヤーのために開発されたモデル。Iビーム構造やハイブリッドテック・サイドウォールなど充実の機能を備え、足元が軽く、エッジからエッジへの素早い切り返しが可能に。アスペン・ライトコアは軽量で脚に優しく、素早いターン操作に最適。女性アスリートがよりハードにカービングを始めるために必要なテクニックをすべて備えている。