さあゲレンデデビューをするぞ! と意気込んでみたものの、どこのスキー場に行っていいのか分からない、なんてことになるに違いありません。数あるスキー場の中でどこを選ぶか。それはスキー、スーボードデビューには重大問題。行ってみたものの急な斜面ばかりで怖くて滑れなかった、なんてことになると大変。そこで、どんなスキー場がゲレンデデビューに最適なのか。大切なポイントと共に関東甲信越エリアの4つのスキー場を紹介しましょう。

●雪山デビューのスキー場選びのポイントは、楽しいことがいっぱいあること?

雪山デビューには、スキー場の大きさは関係ありません。初心者が滑りやすいコースがあることが第一です。あとは圧迫感のない開放的な雰囲気があればプレッシャーが少なくなります。滑り以外のお楽しみがあるのもポイントです。スムーズに滑れるようになれば問題ないですが、壁にぶつかった時は気分転換になるものがあれば精神的に助かります。楽しいアクティビティや、美味しい料理、甘いスイーツなどがあれば、モチベーションを上げるのに手伝ってくれます。

・首都圏至近でスケールの大きなライディングが楽しめる <ハンターマウンテン塩原>

東北自動車道・西那須野ICから車で約45分。東北新幹線・那須塩原駅から無料のシャトルバスも運行され便利です。ゲレンデの規模は、全12コースで最長滑走距離は3000mもあり、都心から近いエリアでこれだけスケールの大きな滑りが楽しめるとあって、レベルを問わず人気のスキー場です。初級レベルでもロングコースが楽しめます。ゲレンデベースにはアメリカチックなおしゃれな建物が並び、施設が充実。日帰りでも快適に滑りを楽しむことができます。

・行きたい魅力がてんこ盛りの初心者おすすめゲレンデ <たんばらスキーパーク>

首都圏から車で約2時間のラクラクアクセス、平均斜度5度のトップクラスの超ユルユルコースで雪質もサイコーレベル、チュービングやソリで遊べるたんばランド、レンタルはBurtonのStep ONシステム搭載モデルが充実、レストランはボリューミーな地産地消メニューが評判で、クレープやサーティーワンアイスクリームもあるなど、もう行くっきゃない魅力がてんこ盛りのスキー場です。

・スキー場全体でゲレンデデビューをマルっとバックアップ <軽井沢スノーパーク>

リフト3基の小ぢんまりしたスキー場ですが、ゲレンデトップから放射状にコースが伸び、全6コースとバリエーションは豊富。スキー場全体で、ゲレンデデビューする子供たち、スキーヤー、スノーボーダーをバックアップしてくれる設備やサービスが揃い、子連れのファミリーにも人気のスキー場です。初心者、初級者率が高いので、恥ずかしがらずに堂々とゲレンデデビューすることができます。
初めてのスキー場だと気になるのがアクセスですが、軽井沢スノーパークは北陸新幹線の軽井沢駅から無料の送迎バスが運行されているので安心です(前日17時までに要予約)。

・幅広で斜度の緩い斜面がゲレンデデビューに最適! <つがいけマウンテンリゾート>

つがいけマウンテンリゾートは、初心者でも安心してスキーやスノーボードを楽しめる環境が整っています。長野IC・安曇野ICから車で80分のアクセスの良さ、日本随一の広さを誇る緩やかなゲレンデ、充実したレンタルとレッスンの厚い初心者向けサポート、そして滑り以外の豊富なアクティビティが揃うこのウインターリゾートで、雪山デビューをしてみてはいかがでしょうか?

●ゲレンデデビューにおすすめのコースはココ!

各スキー場のゲレンデデビューにおすすめのコースを紹介。ちょうどいいコースは、斜度が10度前後の滑りやすい緩い斜面であることはもちろん、あまり混雑していない、広々とした斜面がおすすめ。視界が開けて開放感があることで、恐怖心が起こりにくく、思い切って練習をすることができます。

・初めて滑るなら幅100mの超ワイドなブロードウェイが気持ちいい <ハンターマウンテン塩原>

ハンターマウンテン塩原には4本の初級コースがありますが、おすすめはセサミ・ストリートからブロードウェイに滑り込むコース。ゲレンデベースに広がるスキー場のメインコースのブロードウェイは幅が100mもあり滑りやすいのですが、上部に最大斜度22度のやや急な斜面があるので、これを避けるために第1クワッドリフトを降りると、まずセサミ・ストリートで迂回し、途中左への分岐があるのでブロードウェイに滑り込みます。

・止まってしまうほど緩いファミリーコースはデビューに最適 <たんばらスキーパーク>

おすすめコースは何といっても初心者向け看板コースのファミリーコース。最下部のリゾートセンター前に滑り込むコースで、最大斜度が10度しかなく平均斜度がわずか5度というウルトラ級の超超緩斜面。ほぼ水平かも、と思ってしまうほど緩く、気を抜くと止まってしまいそうなくらい。まさにゲレンデデビューに最適で、恐怖心が全く起こらずに練習することができます。おまけに初級者以上は上部ゲレンデに行ってしまうので、比較的空いていて滑りやすいのもGOOD。これはもうデビューゲレンデは決まりです。

・スノーエスカレーター付きのエッグコース <軽井沢スノーパーク>

初めてのゲレンデデビューにはエッグコースがおすすめ。第3ペアリフトでアクセスする全長470m、最大斜度8度の初級コースです。コースの下部には全長80mのスノーエスカレーターが設置されているので、リフトに乗る前に、まずこちらで練習しましょう。十分に練習して少し滑れるようになったら、思い切って第3ペアリフトに乗りコース最上部から滑ってみましょう。

・日本最大級の幅の広さで人気の鐘の鳴る丘ゲレンデ <つがいけマウンテンリゾート>

つがいけの代名詞とも言うべき有名ゲレンデが鐘の鳴る丘ゲレンデ、通称「カネナルゲレンデ」です。スキー場のベースに広がる幅広の一枚バーンで、最大コース幅が1200mもあり日本最大級の広さを誇り、最大斜度19度、平均斜度8度の超なだらかな斜面で、スキー&スノーボード初心者が基礎を学ぶのに最適な環境が整っています。広いので混雑しにくく、安心して滑ることができます。

●まだまだあります初心者オススメコース。滑りに飽きたらアクティビティも

スキー場には、上記のコース以外にも様々なコースがあります。大きなスキー場だと、初心者の練習に最適なコースがまだまだあるかもしれません。また、ゲレンデデビューが必ずうまくいくとは限らないので、滑り以外のアクティビティがあったり、素晴らしい景色が見られたり、美味しいランチが食べられたり。いろんなお楽しみがあれば、ポジティブでいられるはずです。

・初級コースで約2000mのロングクルージングが可能 <ハンターマウンテン塩原>

もっと長いコースを滑りたいのならハンタークワッドリフトでゲレンデ中腹へ。いずれも初級コースのウェストサイド・ストリートからセサミ・ストリートへとつなぎ、最後にセブンスアベニューに滑り込めば,
ビギナーでも約2000mのロングクルージングが楽しめます。全コースの平均斜度は10度以下なので、初級者でも安心して長いコースを楽しめます。

・ロングコースにチャレンジして滑りながら上達しましょう <たんばらスキーパーク>

ファミリーコースでしっかり練習したのなら次なるステップ、ウッディコースにチャレンジしてみましょう。ウッディコースを滑るには、第2高速リフトに乗り、ゲレンデトップにアクセス。せっかくなので、しばし景色の良さを堪能してから、ウッディコースに滑り出しましょう。ウッディコースは全長が2000mもありますが、平均斜度は7度しかなく、ファミリーコースが難なく滑れるようになったのなら難しくはないはず。長い距離を滑ることで、さらに上達することでしょう。滑り疲れたら中腹のレストハウスや、リゾートセンターでランチやスイーツが楽ししめます。

・滑り以外のお楽しみ、スリル満点のジェットチュービング! <軽井沢スノーパーク>

滑りの練習に行き詰まったり疲れたりしたら、気分転換にジェットチュービングにチャレンジ強いてみよう。軽井沢スノーパーク名物のアクティビティで、日本最大級のスケールを誇ります。円いチューブに乗ってコースを滑るだけなのですが、ジェットコースターのようにスピード感があり、コース上にはバンクやジャンプ代が設置されているのでスリル満点。子供だけでなく大人も楽しめます。利用はジェットチュービング券が必要です(1回500円、4回券1500円)

・滑らなくても楽しめる白馬つがいけSNOW WOW! <つがいけマウンテンリゾート>

スキー、スノーボードで滑らなくても各種雪上アクティビティで遊べるのが「白馬つがいけSNOW WOW!」です。バギークルージング、スノーフィート、スノーレーサー、スノードライブ、スノースケート、アミダスなどの様々なアクティビティを用意。スノーモービル体験は雪上を疾走する爽快感が味わえるアクティビティで、専用エリアで安全に自由に楽しめます。ヘルメットはレンタル可能(有料)で、経験豊富なスタッフが常にサポートしてくれるので安心です。受付場所はゴンドラ「イブ」中間駅の雪の広場。WEB予約も可能です。

●上達をサポートしてくれるスキー場の様々な施設・サービス

ゲレンデデビューを成功させるためには、スキー場に緩斜面だけがあればいいというものではありません。扱いやすい用具のレンタル、グングン上達させてくれるスクール、リーズナブルなリフト券、リラックスさせてくれる宿泊施設などなど、スキー場にはさまざまなものが必要です。ゲレンデデビューを快適にサポートしてくれる施設やサービスを紹介しましょう。

・リフト券、レンタル、スクールをWEBで事前申し込み! <ハンターマウンテン塩原>

レンタルには、今シーズンよりBurtonのSTEP ONを採用したボードとブーツが新登場(約700セット)。立ったまま簡単に装着できるので、初心者にとっても力強い味方。数に限りがあるので、WEBでの事前申し込みがおすすめです。ハンターマウンテン塩原では、レンタルだけでなくリフト券もスクールのレッスンもWEBで事前申し込みが可能。手続きや決済を済ませているので、当日は現地での手続きが不要でスムーズに受付ができます。

・BurtonのSTEP ONがゲレンデデビューを簡単にしてくれる <たんばらスキーパーク>

初めてスキー、スノーボードをする時、使用する用具はとても重要です。ただでさえ初めてのことばかりなのに用具が使いにくいと気持ちが一気に萎えてしまいそう。そういう時こそ、BurtonのSTEP ONが威力を発揮。ブーツをバインディングに踏み込むだけで装着でき、外す時もロックを解除し踵を持ち上げて前方に捻るだけでOK。ボードも安全性が高く操作しやすいので初心者におすすめ。スキー場のWEBサイトから事前申し込み&決済を済ませておくと現地でスムーズに借りられます。

・ゲレンデデビューを手厚くサポートするサービスと施設 <軽井沢スノーパーク>

軽井沢スノーパークなら雪山デビューが簡単。道具だけでなくウエアがなくても全てレンタル可能。さらにレンタルフルセット(スキーorボードセット+上下ウエア)なら、グローブ、ゴーグル、ニット帽までプレゼントしてくれるので、本当に何も持って行かなくても大丈夫です。
さらに、初めての場合にハードルの高いリフト乗車ですが、ベルトコンベア式のスノーエスカレーターが設置され、乗るだけで簡単に斜面の上へと運んでくれます。おまけに、本格的なリフト乗車を前に事前に練習できるリフト練習機も設置。ゲレンデデビューを手厚くサポートしてくれます。

・ファミリー1日券やWEBチケットでお得に楽しめる! <つがいけマウンテンリゾート>

リフト券は事前にWEBサイトで購入して事前決済できるWEBチケットがお得(1日券大人7500円が6500円に割引)。スキー場に着いたら自動発券機に購入時に発行されたQRコードをかざすだけでICリフト券が受け取れます。2回目からはICリフト券にWEBサイトでチケットをチャージするだけ。そのままリフトに乗車できます。さらにWEBチケット限定で、ランチパック1日券、春割ランチパック1日券、レンタルパック券などもあるので、WEBチケットが断然お得です。
TEXT:SURF&SNOW編集部

施設情報

ハンターマウンテン塩原

所在地
〒329-2922 栃木県那須塩原市湯本塩原字前黒
外部URL
https://www.hunter.co.jp/

たんばらスキーパーク

所在地
〒378-0071 群馬県沼田市玉原高原
外部URL
https://www.tambara.co.jp

軽井沢スノーパーク

所在地
〒377-1412 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢2032-16
外部URL
https://presidentresort.jp/snowpark/

つがいけマウンテンリゾート

所在地
〒399-9422 長野県北安曇郡小谷村栂池
外部URL
https://www.tsugaike.gr.jp/

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