BOA®フィットシステムを搭載したスキーブーツが昨シーズンより登場して注目を集めている。BOA®といえばスノーボードブーツをはじめ、アクティブシューズやヘルメットなどさまざまなアイテムでお馴染みだろう。スキーブーツの締め上げはバックル以外に考えられないというほとんどのスキーヤーにとっては、BOA®搭載ブーツはまさに衝撃的な存在かもしれない。

だが、BOA®スキーブーツはバックルで上から下に押さえ込むのではなく、シェルを包み込みながら締め付けるためフィット感が向上し、ヒール方向へのホールドも向上すると、多くのトップスキーヤーが太鼓判を押している。さらに、足上部への圧迫は減少しつつもブーツと足の一体感が高まってパワー伝達できるため、エッジ・トゥ・エッジのコントロール性が向上するというのだから、見逃すわけにはいかない。
では、最高のフィット感に加え、ライディングパフォーマンスをも向上してくれるBOA®搭載スキーブーツをご紹介しよう。

FISCHER [フィッシャー]

RC4 110 MV BOA VAC GW

多くのスキーヤーが履きやすいミッドボリューム(MV)の幅100㎜シェル。フレックスは110で、男性の中級者に幅広く対応。「バキュームフィットシステム」はフィッシャー独自のシェル熱成型方法で、広げるだけでなく狭くすることも可能で、オーダーメイドのような優れたフィット感を手に入れることができる。BOA®フィットシステムを搭載し、ロアシェルの両サイドから足を均一に包み込むホールドで、ナチュラルな均一感とシェルとの一体感が得られる。シェルが足全体と精密にフィットすることでパワー伝達性も向上する。

RC4 95 MV BOA VAC GW

フィッシャー独自の熱成型技術のバキュームシステム採用モデルで、かつBOA®システムを搭載したレディースブーツ。多くのスキーヤーが履きやすいミッドボリューム(MV)の幅100㎜シェル、フレックスは95で、女性の中級者に幅広く対応する。シェルを足の形状に合わせて成形できるVacuum GWテクノロジーがパフォーマンスと快適さを向上させ、パーソナライズされたフィット感を保証する。ゲレンデで正確なコントロールと快適さを求める、女性オールマウンテンスキーヤーに最適な一足。

K2 SKIS [ケーツースキー]

RECON 120 BOA

リーコン120-BOA®は、より硬いフィット感と革新的なBOA®テクノロジーにより、より優れた包み込むようなフィット感とマイクロアジャスタビリティーを実現。 BOA®フィットシステムは最も過酷な条件下でパフォーマンスを発揮するように設計された微調節可能な精密フィットで、履き心地は控えめに言って最高!オフピステでの多用途性と、ぐさぐさの雪やパウダー、タイトなツリーラインでの寛容さを求めるスキーヤー、そして高速スピードの中で、雪面にダイレクトにパワーを伝えたい人に向けた至高の一品。

BFC 105 MV BOA W

よりゆとりのあるフィットを好む上級女性スキーヤーのために設計された全く新しいBFC105-BOA W。クッシュフィットプロライナーとアップデートされたアプレモードを組み合わせることで、サポート力と反応性を犠牲にすることなく、様々な足に対応するブーツに仕上がっている。BOA®フィットシステムにより快適なフィット感を瞬時に調整でき、ワイドな足型に対応する、使いやすさを最も重視するスキーヤーにおすすめの幅広BOA®モデル。スキー場内外で快適に過ごせる歩行モードも備えている。

NORDICA [ノルディカ]

Speedmachine 3 BOA 130 GW

どこでも、どこにでもフィットする快適性と、パフォーマンスを重視したこのオールマウンテンブーツは、軽量化とパワー伝達を高めるライナーとシェルを採用。BOA®フィットシステムとノルディカのトライフォース・テクノロジーにより、ブーツのフィット感を正確に調整することができる。この設計によりレスポンスが向上し、驚くほどの信頼性とコントロール性を実現。ハードなバーンからパウダー・ぼこぼこのグルーミングまで、ゲレンデにあるたくさんの魅力が詰まったあらゆるコースを満喫できる一足。スピードマシン3 BOA 130で、最高の滑りと山全体を楽しもう。

TECNICA[テクニカ]

Mach BOA HV 130

BOA®フィットシステムと連動させるために特別に作られた、103mmのボリュームがあり解剖学的にシェイプされたロアシェルを特徴とする全く新しいマッハBOA HV 130。テクニカのパフォーマンス精神が注ぎ込まれた比類のない快適性を提供し、あらゆるコンディションで滑るために必要なブーツに仕上がっている。「ゲレンデをオールラウンドに楽しみたい」、「足が痛いのは嫌だ」というユーザーに向けた1足。

著者:岸野真希子

スノーボード歴:26年
高1でザウスデビューし、一瞬でスノーボードの虜に。
在学中から雪山にコモりはじめ、雪を求めて夏はNZへ。
ショップ勤務後、スノーボード専門誌『TRANSWORLD SNOW boarding JAPAN』の編集者を経てフリーに転向。
2013年から白馬村に移住し虎視眈々と極上ラインを狙っている。
著書:HELLO HAKUBA VALLEY

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