スキーだろうがスノーボードだろうが、誰もが愛するパウダースノー。そして、スノーボーダーやフリースタイルスキーヤーにとってスキー場を選ぶ際に鍵を握る自然地形の豊富さ。雪がいいのは当たり前だからこそ、どこで遊ぶのかが大事だ。
北斜面なので安定した雪を楽しめる「あだたら高原スキー場」
日本百名山・安達太良山のスキー場、あだたら高原。麓には国民温泉保養地でもある岳温泉が広がっており、一年を通して多くの登山客から愛されている山だ。
東北自動車道・二本松ICからおよそ20分とアクセスがよく、標高950~1,160mの中腹にリフト4基、7コースとコンパクトながら、初級~上級者まで満足できる多様なコースが用意されている。
さらに補足すると、北斜面なのでコンディションのいい状態が長く続くのも魅力。リフトに乗ることが難しい初心者向けに、スノーエスカレーターも完備している。また、滑る以外にも初心者から楽しめるスノーシューパークも。
パウダースノーを狙うなら「ヘラクレスコース」へ
全長700mのヘラクレスコースは、適度な斜度にパウダースノーが降り積もる非圧雪ゾーン。
コース幅は若干狭いが、それほどまで滑り手を選ばないコースと言えるだろう。後半は斜度が緩くなるため、深雪の場合はスピードをつけて下部のペガサスコースまで滑り込みたい。
腕試しにもってこいの「アルタイルコース」
コース幅がやや狭く、コブ斜面となっているため、中上級者向けのコースと言える。最大斜度は28度とそこまでの急斜面ではないものの、細かいターンを刻むことが要求されるコースであることから、腕に自信のある、または上達を志すスキーヤーに滑ってほしいコースだ。
無料のファンクラブに入会すれば平日タダで滑れる「猪苗代スキー場」
猪苗代湖を眼下に滑ることができる爽快感が味わえる猪苗代スキー場。
磐梯朝日国立公園内にレイアウトされているこのスキー場は、全18コースの多彩なコースバリエーションを有するため、幅広いレベルのスキーヤーやスノーボーダーが楽しめる。
もう少し細かく見ていくと、中央エリアとミネロエリアに分類され、中央エリアは幅広いバーンのため初心者やファミリーにやさしいコースが中心。対するミネロエリアは、東北屈指のハードなコースレイアウトを誇り、中上級者向きだ。特筆すべきは「いなスキ!クラブ」という入会金&年会費無料のファンクラブに加入することで、平日のリフト券がタダになること!
斜度もコース幅も申し分ない「赤埴コース」
最大斜度34度を誇る赤埴コースは幅の広い非圧雪エリアのため、降雪後にはパウダーライディングを楽しめる。スキーヤーズレフトにミネロ第4こぶこぶリフトが架かっているので、スプレーを巻き上げてスキーヤーやスノーボーダーたちの視線を集めよ!
自然地形を活かしたアイテムで遊べる「お馬返しゲレンデ」
全長600mのお馬返しゲレンデは、写真にあるとおり絶景を拝みながら滑ることができる。スキーヤーズライト側は自然地形が豊富なので、スノーボーダーであればサイドヒットを楽しめるだろう。加えて、それらを活かして壁などのアイテムを製作予定とのことなので楽しみだ。
ミクロファインスノーが大量に降り注ぐ「星野リゾート 猫魔スキー場」
裏磐梯に位置する星野リゾート 猫魔スキー場には、ミクロファインスノーと称される極上のドライパウダーが降り注ぐ。
それは、北西の季節風が強く吹き、日本海から蒸発した水分を含み湿った風に変わることで雪雲が発生し、それらが奥羽山脈にぶつかり上昇することで、乾いたドライスノーが裏磐梯エリアに舞い落ちるからだ。そのうえで標高が高く北斜面に位置することから、パウダースノーが長持ちするというわけ。猫魔の大きな特徴として、1月12日~3月4日までのトップシーズンは火水木が定休日となる。
リモートワークが浸透しつつある今、金曜の朝イチが狙い目であることは容易に想像できるはず。
降った翌日は迷わず「ディープ1」を目指せ
ディープエリアという名のとおり、もっとも標高が高いコースであり、樹木に囲まれているため、雪が溜まりやすい屈指のパウダーコース。大雪が降った翌朝の競争率が高いということは言うまでもないだろう。コース幅も申し分ないので、ビッグスプレーを巻き上げよう。
沢地形の「フォレスト3」はスノーボーダーにオススメ
コースの両サイドが反り立った沢地形のため、地形遊びを好むスノーボーダーやフリースタイルスキーヤーにとって絶好の遊び場と化す。全長900mとなっているが、両サイドを当て込みながら滑る中上級者の場合、足腰がパンパンになるほど滑り応えがあるということを付け加えておこう。
ETC割引キャンペーン ドラ割「ウィンターパス」でよりお得に
ウィンターパスは、NEXCO東日本が実施するキャンペーンで、指定の発着エリアから目的地エリアまでの1往復を定額で利用できるキャンペーンだ。
首都圏・仙台・新潟エリアを発着地の対象エリアとし、猪苗代・磐梯プランが設定されている。
※新型コロナ感染症情勢の悪化による緊急事態宣言の発令下において、ウィンターパスの一部プランの販売は見合わせる場合がございます。
どれくらいお得になる?[練馬から猪苗代磐梯高原ICに向かう場合]
例えば、関越自動車道練馬ICから圏央道を経由して、猪苗代磐越高原ICに向かう場合、往復の通行料金が最大5,120円も割引になる。
仙台・新潟エリア発着のプランや、岩槻-羽生発着プランでは料金が異なるので、公式サイトをチェックしよう。
使い方は簡単!NEXCO東日本WEBサイト「ドラ割」より事前登録をするだけ!
基本的には上記のサイトから事前登録して、通行するだけで割引が適用されるが、利用条件により通常よりも割高になってしまう場合や、外環道など別料金になる区間があるなど、いくつか注意したい点があるので、必ず利用上の注意を理解してから申し込もう。
利用可能期間
・2020年12月4日(金)~2020年12月25日(金)
・2021年1月4日(月)~2021年4月5日(月)
上記期間中の連続する最大3日間(日帰り利用も可能)
※2020年12月24日(木)及び2021年4月4日(日)が利用開始の場合は最大2日間、2020年12月25日(金)及び2021年4月5日(月)が利用開始の場合は日帰りのみ利用可能。