福島県にあるEN RESORT Grandeco Snow Resort(ENリゾートグランデコスノーリゾート)は初級者から上級者まで、子供からシニアまで幅広い世代に愛されている人気スキー場だ。今シーズンよりゲレンデ直結のホテルとともに経営母体が変わり、さらに快適なスノーリゾートを目指して再スタートを切った。
グランデコは福島県・裏磐梯エリアにあるスキー場の中でも抜群の雪質と豊富な積雪量で、機動力の高いゴンドラを利用して、効率よく滑れるバランスの良いコースレイアウトが最大の魅力となっている。山頂からの眺望の素晴らしさも、まさに圧巻。
キッズパークなど親子で一緒に楽しめるアクティビティや施設も充実。シーズンを重ねて培ってきたファミリー層からの信頼も厚く、リピート率も高い。
ゲレンデイン・アウトができる立地の良いホテルもファミリーに高ポイント。滑った後の大切な時間も家族みんなで有意義に、楽しく過ごすことができる。
子供たちの素敵な笑顔をできるだけたくさん見たいと思ったなら新生グランデコへ。グランデコで友人家族が満喫した楽しい2日間の様子を、時系列的にレポートしていこう!
初日【9:00〜】 滑る準備は宿泊者用の更衣室や専用ロッカーが使えるホテルが快適!
子供(サエちゃんとターくん)たちに雪遊びをさせたいと、同じ保育園の仲良し家族で1泊2日でグランデコへ。お泊まりはもちろん、ゲレンデ隣接の「EN RESORT Grandeco Hotel(ENリゾート グランデコホテル)」。
ゲレンデベースの「マウンテンセンター」でもレンタルや更衣室を利用する事もできるが、ホテルに宿泊予定であればホテルのレンタルや更衣室を利用した方が、より落ち着いているので、特に小さい子どもがいる場合にはおすすめ。
ホテルには宿泊者専用の更衣室だけでなく、チェックイン前もチェックアウト後も、荷物や着替えなどを入れておける専用のロッカーを完備しているのでので安心、便利。
(専用ロッカーは無料※大きなスーツケースはクロークにて預かり)
ホテルからゲレンデ、もしくはゲレンデからホテルへは滑って移動するのが簡単だが、子供の滑りが少し心配な場合などはシャトルバスを利用する方法もある。都合の良いタイミングで(ホテルのフロントやスキー場のインフォメーションで依頼)送迎をしてもらえるのもポイント。
初日【10:00〜】/ゴンドラを使って子供でもロングランが楽しめるゲレンデ!
グランデコはゴンドラ1基に、全機フード付きの高速クワッドリフト3基が架かっていて、とても効率よく滑ることができる。
ゲレンデ上部は素晴らしい雪質で初級者でも楽しく滑れるコースを用意。乗車中の眺望も楽しみながらゴンドラで一気に山頂エリアへ。ちなみに週末などは乗車待ちで混雑することも多いが、ホテル宿泊者はゴンドラに優先乗車できるのでとても快適。
山頂駅に到着。ここから第2クワッドリフトを回して「メインストリート」を繰り返し滑るのも楽しいし、メインストリートから「フォレスト」へとつなげてベースまで滑っていくと、約3.5kmのロングランが楽しめる。ボーゲンができる子供なら、ぜひチャレンジしてみよう。
コース上部は雪質も眺望も最高。山頂エリアからは天気が良ければ、磐梯山や猪苗代湖も見渡せすことができる。
雪が良くて、天気も良くて、早く滑りたい気持ちでいっぱい。みんなを置いていくような勢いで滑りはじめるサエちゃん(笑)
マイペースのターくんは、お母さんとゆっくりクルージング。長い距離を滑るときは子供のペースに合わせよう。
「スノーサーフパーク」の途中、コース脇に撮影スポットのフレームが用意されてるので、ちょっと立ち寄って記念写真を撮ってみよう。天気が良ければ、磐梯山もうまくフレームに収めることができる。
気持ちよくたくさん滑ったら子供たちのお腹もペッコペコ。ランチはゴンドラ山頂駅の「BUNA BUNA(ブナブナ)」へ。窓からの眺めも抜群なので、休憩時にもぜひ利用してほしい。
本格的な釜で焼かれたピザは子供たちも大好き。ファミリーならパスタやグラタン、ポテトなどを頼んで、みんなでシェアして食べるのがおすすめ!
天候があまり良くなかったり、子供が滑り疲れたりしてきた時などは、ベースのマウンテンセンターを利用しよう。マウンテンセンター・ウェストウィング2階には無料で利用できるファミリールームを完備。暖かい室内でブーツを脱いで遊べるので、子供が楽しいだけでなく、親もちょっとひと休みできる。
また同じフロアには、子供向けの本をたくさん用意したライブラリーコーナーがあって、こちらも無料。
寒さで子供の身体が冷えてしまっても、静かに本を読みながら暖をとることができる。天候や気温、子供の疲れ具合で、ファミリールームやライブラリーコーナーは有効に利用しよう!
またファミリールームの横には、週末や祝日などに利用できる「レンタルスペース」を用意。有料だが、複数名でくつろげる占有スペースがあると、小さな子供がいるファミリーにはとても助かるサービスだ。スペースごとに椅子や畳など仕様が異なるので、詳しくはスキー場にお問い合わせを。
マウンテンセンターは他にも便利なポイントがたくさんある。お土産選びも楽しい品揃え充実の売店。イーストウィングの女性用トイレにはドライヤーやヘアーアイロンを完備。日帰り用のレンタルは、自分の好きなウエアや道具を自由に選べる方式で大好評。自分の板が滑りにくいなと感じたら、本格的な職人によるワックスサービス(有料)も利用しよう。
初日【14:30〜】/ホテルに戻って、スノーラフティング体験!
ゲレンデで十分に楽しく遊んだ後、ホテルに戻ってからもお楽しみはまだまだこれから。ホテルに隣接するスノーアクティビティパークでは、広大なエリアでスノーラフティングを楽しむことができる。
土日祝日のみ完全予約制で開催しているので、ホテルのフロントで忘れずに予約(電話でも可)をしておこう。宿泊者はなんと無料(宿泊者以外は大人2200円、子供1100円)だ。ホテル宿泊者は13時〜15時(宿泊者以外は午前中の10時〜12時)の間で体験できる。
スキーやスノーボードをしない人も楽しめるアクティビティ。最新のスノーモービルに引っ張られ、思った以上のスピード感に驚いたり、ボートが気持ちよくドリフトしていく感覚などを楽しむことができて、子どもだけでなく大人も大喜び!
初日【15:00〜】/ブランコや焼きマシュマロ、卓球に温泉、プール…と、ホテルも楽しさいっぱい!
ホテルは15時からチェックインが可能。ルームキーを受け取って、用意された部屋で荷物を下ろしたら、着ていたウエアのまま、ウェルカムテラスへ直行だ!
ウェルカムテラスでは宿泊者限定で、たき火を利用した「焼きマシュマロ」の無料サービスを提供。甘いマシュマロを串に刺して、たき火で少し炙るだけなので、子供でも簡単にできる。マシュマロがさらに香ばしく美味しくなるので、子供たちは大喜び。もちろんおかわりもOK!
雪のブロックで作った「かまくら」で食べることもできる。風が来ないだけでも、かなり体感温度が変わってくる。
ウェルカムテラスにある「スノースウィング(ブランコ)」も子供たちに大人気。映えポイントでもあるので、子供たちの笑顔とともに写真に残しておこう!
ホテル近くの森の中などを少し散策できるスノーシュー体験も好評。スキーやスノーボードができない人も楽しむことができるアクティビティの一つなので、ぜひ雪の上で遊ぶ楽しさを体験してみてほしい!
夕方、暗くなってきたら部屋に戻って着替えを済ませ、夕食までの時間はリラックス。ホテルの部屋は利用する人数や目的などによって、さまざまなタイプがある。今回泊まった部屋は親子2家族での利用ということもあり、2つのベッドルームがある「スタンダードファミリー」を選択。
遊び足りないそんな時、ホテルの中でもお楽しみがいっぱい。まず1階のエレベーターホール横には、ホテルオリジナルの卓球台があって、1回30分(無料)まで遊ぶことができる(要予約)。
大きな室内プールもあって、こちらも宿泊者の利用は無料。しかもチェックイン前、チェックイン後も利用できる。ただし水着のレンタルはないので各自で用意しておこう。利用時間は9時〜21時まで。ジャグジーもある。
疲れた身体をしっかり癒やしてくれるデコ平温泉「ぶなの湯」も最高に気持ちいい。内湯だけでなく露天風呂もあり、サウナも完備。サウナ用の水風呂もグランデコ自慢の湧き水で、しっかりと身体を整えてくれる。
ホテル内の売店も品揃えが充実。すぐに購入する物がなくても、置いてある商品を見ているだけでも楽しめるので気軽に立ち寄ってみよう。朝8時から夜21時まで営業しているから、お土産選びもゆっくり楽しめる。
初日【18:30〜】/夕食は大人も子供も大満足のビュッフェ!
夕食はビュッフェ。好きな食べ物を選んで、好きなだけ食べられるスタイルなので、子供たちも大喜び。
グランデコのビュッフェで提供される料理は、厳選した豊富な食材と自慢の美味しい「小野川湧水」で調理。どの料理も、ひとくち目の感動が、最後までずっと続く美味しさと評判。食べ過ぎ注意と言いたいところもあるが、できるだけたくさんのメニューを食べてみていただきたい。
今日1日…というより、いつもがんばってくれているお母さんたちはビールで乾杯。子供たちはすでに、デザートまでスタンバイ!
「さ、里芋…って食べれたっけ?」とビックリするお母さん。「これ、めちゃくちゃ美味しい!」と真顔で答えるターくん。どのメニューも素材を一番おいしくなる調理方法で提供しているので、子どもたちには好きなメニュー以外も食べてみるように勧めてみるのもアリ。
グランデコの周辺を流れる「小野川湧水」を使って、食材本来の美味しさを引き出しながら、数々の素晴らしいメニューを提供している料理長の伊藤克己さん。中でも小野川湧水を“食べる”をコンセプトに「水」そのものをひとつの料理として開発した「みずたま」は、まさにグランデコでしか味わえない逸品だ。
2日日【7:30〜】/朝食もモリモリ。「朝ラー」もおすすめ!
1日楽しく遊んだ疲れと、お腹がいっぱいになって子供たちは早めに就寝(笑)。起きたと思えば「お腹すいた」と、今日も元気な子供たちは、さっそく朝食のビュッフェへ。何があるのか、食べられるのかと朝から大興奮!
夕食同様、朝もメニューが豊富。おかずもいっぱいでご飯にしようか、焼きたてのパンにしようか悩むのはもちろん、スムージーも飲んでみたい、デザートのプリンも食べたいと、食べたいものだらけ(笑)
朝食ビュッフェのイチ押しは「朝ラー」。日本3大ラーメンのひとつとも言われる「喜多方ラーメン」で有名な喜多方市が、グランデコのすぐそばということもあって、福島県の文化「朝ラー」をぜひ食していただきたい。絶品のスープが最高だ!
今日も元気いっぱい遊ぶためにも、しっかりとバランスのよい朝食を食べておこう。
2日日【9:00〜】/子供たちの大本命のキッズパークか、思い切ってスクールでレッスンもアリ!?
「2日目は何して遊ぶ?」。子供と相談するときに、スクールのレッスンを提案してみるのもおすすめ。子供たちのやる気次第だけど、プロの先生に教わったほうが上達はだんぜん早い。しかもホテル1階にある「グランデコスノーアカデミー」のレッスンを受講すると、ホテルのチェックアウトが本来11時のところ13時まで無料で延長(ホテルの混雑状況で延長できない場合もある)。午前中だけレッスンという選択肢もアタマに入れておこう。
スキー場のキッズパークで遊ぶなら、チェックアウトは済ませておこう。クロークやチェックアウト後も使えるロッカーがあるので荷物も安心。初日と同じくシャトルバスで移動しよう。キッズパークはマウンテンセンターの前にあり、広大なエリアを確保。営業は土日祝日のみ、時間は9時〜16時までとなっている。
キッズパークの料金は1日1200円(2歳以下、無料)。12時から使える午後券は800円。リフト券購入者は500円だ。キッズパークにはいろいろなタイプのソリやチュービングなどの遊具が用意してあり、自由に使って遊ぶことができる。
男の子たちに人気のストライダー。たとえ途中で転けてしまっても雪の上だから大丈夫!
プラスチックのソリも親子一緒に乗るとスピードも出やすくなり、想像以上に楽しい。
全長70mのスノーエスカレーターで、ソリやチュービングを持って上部へ移動するのも楽ちんだ。
平日は遊具の貸し出しがなく、スノーエスカレーターも動いてないが、今シーズンはキッズパークのエリアを無料で開放中。自前でソリなどを持参すれば、歩いて登ることになるが自由に遊ぶことができる。尚、ホテルのレンタルコーナーでは、そりのレンタル(有料。1日700円)も用意している。
Message from 丸山貴雄(EN RESORT Activity Director)
2世代だけでなく3世代ファミリーも、誰でも楽しめるリゾートへ。グランデコで家族の楽しい思い出をたくさん残してください!
グランデコはリゾート開業の計画当初からファミリーを意識して開発しているので、ゲレンデも子供や初級者でも楽しく滑れるコースがたくさんあります。その元々良かったところを活かしながら、もっと子供たちに自然を感じてもらえるような、雪って楽しい、滑って楽しいと思ってもらえるようなコースを増やしたいと思って、いろいろと取り組んでいます。より多くの子供たちにグランデコで素晴らしい自然と雪を体験してもらえたら、と思っています。
またグランデコにはホテルもありますので、泊まりがけで家族の楽しい思い出を残していってほしいと思いますが、親子2世代に限らず、祖父母も一緒に3世代で楽しんでほしいですね。孫や子供たちと一緒に滑れない保護者も、雪の上で夢中に遊んでいるところを見ているだけでも幸せな気分になれると思います。そんな祖父母が気軽に“見守れる”場所をホテルやスキー場にも、もっと作っていきたいと考えています。
3世代に限らず、友人家族と来たり、いつ、どんな組み合わせで来ても、誰もが楽しかったと言ってもらえるようなグランデコにしていきたいと思います。家族の思い出作りに、ぜひグランデコをご利用ください!
Photo & Text by Tomohiro WATANABE
EN RESORT Grandeco Snow Resort
福島県の裏磐梯にあるグランデコスノーリゾートは2023-24シーズンからリブランディングし、新たな時代に突入。ゲレンデは初級者でもゴンドラを使ったロングランが楽しむことができ、上級者は極上のパウダースノーをとことん遊びつくすことができるなど、あらゆるレベルのスキーヤー・スノーボーダーの好奇心をくすぐる全10コースを用意。ゲレンデイン&アウトが可能なホテルとともに、ますます進化していくグランデコに注目!