Photo_Hiroya Nakata
日本を代表するウィンタースポーツのメッカであり、豊富で良質な雪と絶景、エキサイティングな雪山体験を求めて、世界中から人々が集まるHakuba Valley。その雪山の魅力については前回の記事で紹介済みだが、Hakuba Valleyはスキーやスノーボード以外にも、多くの人を魅了するポイント満載なことをご存知だろうか? 今回は来れば来るほど新たな魅力を発見できるHakuba Valleyの、滑る以外の見どころを紹介していこう!

新と古が融合する独特のリゾート体験

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初めて冬のHakuba Valleyを訪れる人々が必ず口にする言葉がある。
「日本じゃないみたい!」
Hakuba Valleyの絶景、圧倒的な山のスケール感、外国人客の多さ、一般的な「日本のスキー場」とは一線を画するスキー場サービスの数々、はたまたアフタースノーの充実っぷりなど、さまざまな要因が人々にその言葉を言わしめている。実際、冬のHakuba Valleyでは至る所で外国人の姿が見られ、レストランのメニューも英語表記というのはもはやスタンダードだ。訪れる客だけでなく、ホストする側の宿やレストラン、ショップのスタッフが外国人であるケースも多い。
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この10年ほどの間に、Hakuba Valleyは世界に誇れるグローバルスタンダードなリゾートに進化を遂げている。ポイントは、ただ海外かぶれをしているわけでも、外国人に占領されているのとも違う点だ。絶妙なバランスで昔ながらの白馬の良さを残しつつ、誰もがワクワクするような新しく刺激的なエッセンスが上手く融合されている点が、Hakuba Valleyに人々が惹きつけられる理由のひとつとなっているのではないだろうか。

Hakuba Valleyを訪れたら、ぜひその独特の空気感を肌で感じてほしい。
以下に紹介するのは、Hakuba Valleyの楽しみ方のほんの一部だ。

あらゆるジャンルが勢ぞろい!多彩なレストランやバー

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美味しいものを食べることは、Hakuba Valleyに来る大きな楽しみのひとつ。Hakuba Valleyのなかでも中心となる白馬村内のエコーランドエリアを中心に多くの飲食店が点在し、そのバリエーションとクオリティの高さは都会顔負け。カフェ、バー、和食、洋食、エスニック、その他各国料理まで、何年通ってもすべては行き尽くせない豊富さだ。年末年始や連休の予約は1年前からという人気店もあるほどで、行きつけを見つけるもよし、毎回新たな出会いを求めるもよし。スタイルはそれぞれだが、Hakuba Valleyに足を運ぶ理由が食事やお酒という人も、そう珍しくはない。

買い物は現地でが新常識!? リアルな情報収集はローカルショップならでは!

「スノートリップに行く前に、街やネットなどで滑る道具を買い揃えないといけない」というのが、これまで多くの人が持っていた常識だろう。だが、Hakuba Valleyにはスキー、スノーボード、アウトドアショップが揃い、現地で買い物を済ませるというのも新しいスタイルだ。むしろ、現地のショップではつねに最新情報やリアルなコンディションに合わせたギア選びが可能で、働いているスタッフもほとんどが連日のように滑っている雪山好きが集まっている。雪山から程遠い街で買い物をするよりも、より求めるギアが手に入る気がしてこないだろうか?
白馬には個性豊かなスキー・スノーボードショップのほか、「Patagonia」「THE NORCE FACE」「Mont-Bell」「SNOWPEAK」などのアウトドアブランド直営店もあり、お店を廻るだけでも楽しめる。とくに白馬駅前から八方までの直線上にはたくさんの店が立ち並ぶホットスポットなので、ぜひ足を運んでみて!

滞在先のバリエーションが豊富

飲食、ショップに続き、滞在先の選択肢も非常に豊富なのがHakuba Valley。昔ながらの民宿からペンション、ロッジ、リーズナブルなホテル、リゾートホテル、またラグジュアリー感溢れるシャレーまで、宿泊スタイルもさまざま。海外ビジターが増えたことで急増しているのが、グループやファミリーでシェアできる一棟貸しのスタイル。複数家族でも気兼ねなく利用でき、食事は外食でもスーパーで材料を買って自炊でもOKという点も人気。このようなコンドミニアムやシャレーは、長期間の休暇をゆったり過ごす人たちに特に支持されている。1日遊んで過ごした夜を、雪景色を眺めながらオシャレなリビングルームで寛ぐなんて、想像しただけで最高だろう。Hakuba Valleyでの滞在時間は、何もかもがスペシャルだ。

雪山ときっても切り離せない温泉は日本人のDNA

雪山といえば、当然、温泉というキーワードも欠かせない。Hakuba Valley界隈には、泉質の全く異なるいくつもの源泉があり、各宿泊施設や日帰り入浴施設で堪能できる。無色透明のお湯、褐色がかったお湯、塩気のあるお湯、見た目にも違いがハッキリとわかるので、いろんな温泉を巡るのも贅沢な時間の使い方だ。とくに、世界的にも希少なpH(ペーハー)11を超える高アルカリ泉を持つ白馬八方温泉は日本唯一の天然水素温泉とも知られているので要チェック。スキーやスノーボードを楽しんだ後に温泉で身体を温めて日頃の疲れを癒すのは、日本人として最高の喜びかもしれない。

屋内トレーニング施設やキッズスポットを上手に活用

Photo_Ayako Niki
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自然の中で楽しむスキーやスノーボードは、つねにコンディションが一定でないということはご存知のとおり。特にファミリーにとって、小さな子供でも負担なく滞在を楽しむためには、滑る以外の要素も重要になってくることは想像に容易だ。天候を気にせず屋内で過ごせるスポット、滑る以外の楽しみ方、ときに子どもだけで安全に過ごせるキッズケアの利用など、家族全員でHakuba Valleyを楽しむために、さまざまなサービスを活用しよう。大型トランポリン施設は子どもが夢中になって楽しめるだけでなく、大人にとっても本気でトレーニングに励める場なのでオススメだ。

犬連れが楽しめる施設が続々登場!

犬と一緒に泊まれるホテル、ドッグラン、一緒に滑走できるコースなど、Hakuba Valleyのペットフレンドリー化が加速している。ロッジからリゾートホテルまで、ペットフレンドリールームを完備する宿泊施設があり、ペット同伴OKなスキー場リフトやゴンドラもあるので、Hakuba Valleyを大切な家族の一員であるペット供に堪能してみてはどうだろうか!

各種大会やイベントも目白押し

10ものスキー場が揃うHakuba Valleyでは、週末を中心にいつもどこかで催しがおこなわれている。FWT(Freeride World Tour)などの本格的な国際大会から、歴史ある学生大会、国内最大のスノーボードコンテストをはじめ、キッズ向けレースや最近注目のバンクドスラローム、新たなムーブメントを起こしつつあるフリーライドの草大会など。さまざまな人たちがHakuba Valleyでエネルギッシュに動いているので、この地はつねに活気に溢れている。自分のスキーやスノーボードを楽しむだけでなく、イベントに参加、参戦、もしくはただ覗いてみるだけでも、新たな刺激とパワーがもらえることだろう。
冬シーズン到来に先駆けて、10月11日(金)からコルチナスキー場に隣接するキャンプ場で新たなアウトドアフィルムフェスティバル「AREA UNITE Vol.1」の開催もあるので、シーズンイン前のモチベーションアップにつながるこのイベントもオススメだ。

Hakuba Valleyを最大限に楽しむなら、Hakuba Valley共通シーズン券が断然オススメ!

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ここまで駆け足でHakuba Valleyのアレコレを紹介してきたが、まだまだここでは紹介しきれないほどの魅力や遊び方がHakuba Valleyには溢れている。もちろん、最大の目的である滑ることをはじめ、Hakuba Valleyをより深く楽しむには、何度も足を運んで自分なりの楽しみ方や新しい発見をしてほしい。この地で10年以上生活している筆者ですら、まだ出会えていないHakuba Valleyの魅力が山ほどあるのだ。

早ければ11月下旬からゴールデンウィークまでの長いシーズンを楽しめるHakuba Valleyだからこそ、全10スキー場をいつでも滑れるHakuba Valley共通シーズン券はオススメ。ぜひこの夢のようなチケットを手に入れて、”白馬通”を目指してみてはどうだろうか?

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