長野県北西部に位置するHAKUBA VALLEYは、北アルプスの絶景と豊富な積雪、多彩なゲレンデが揃う、世界がもっとも注目するウィンターリゾート。そのなかでも中心にあり、98年冬季五輪の競技開催地となった白馬八方尾根は、コース面積200ha、最長滑走距離8000mを誇る国内最大級のスノーリゾートだ。圧倒的な存在感と根強い人気を持つ八方尾根の最新の魅力に迫ってみよう。
FREERIDE×FREESTYLEの新パークが2023年1月にオープン!
2023シーズン、八方尾根の北尾根エリアに待望のパークが復活する。「HAPPO PARKS -NATURES-」は、プロスノーボーダー岡本圭司が率いる日本最高峰のパーク造成チーム”THE PARKS”と、八方を知り尽くすローカルチーム“HACHI CREW”が監修する、フリーライディングとフリースタイルが融合する新コンセプトのパーク。
八方尾根ならではの雪質や地形を活かした、初心者から上級者までが楽しめる「HAPPO PARKS-NATURES-」に、乞うご期待!
オフピステの超絶パウダーとバラエティに富んだコースの数々
スキー場トップの標高が1800m超という八方尾根の上部エリアには急斜面のオープンバーンが多く、降雪後には絶好のパウダーが味わえる好条件が揃っている。スキー場はアバランチコントロールなど万全の管理をしたうえで、安全にパウダーを楽しめる上級者向けのオフピステコースを近年相次いでとオープンしている。
「omusubi」
上級者にのみ滑走が許される「OMUSUBI」は、その名の通りおむすびのような三角形をしていて、上部の斜度は最大33度のスティープバーン!沢地形でナチュラルヒットも楽しめ、ライン取りは無限大。終盤はツリーゾーンとなり、フリースタイルライディングの醍醐味が一本にギュッと濃縮されたコースとなっている。
「裏クロ・URAKURO」
黒菱第3ペアリフト北側斜面にあるオフピステエリア「裏クロ・URAKURO」は、最高難度の超上級者向けコース。北アルプスに手が届きそうなほどの距離で、条件がよければ腰や胸までの超ドライなパウダーを贅沢に堪能できる。
「リーゼンコース」
八方の楽しみ方はパウダーだけではない。名物コースの「リーゼンスラロームコース」は、”朝いちリーゼン”という言葉があるほど完ペキに圧雪されたバーンでキレキレのカービングが楽しめる。標高差800m、全長3kmの斜度変化に富んだコースは、白馬の街を見下ろす眺望も爽快で気持ちがいい。
体力に自信があるならば、さらにアルペンクワッドリフト、グラートクワッドリフトと山頂まで乗り継いで、「リーゼングラートコース」から一気に繋げて滑ることも。この滑りごたえは、間違いなく国内トップクラス!
「パノラマ林道コース」
スタイリッシュに遊びたいなら、パノラマゲレンデの迂回コースである通称「パノリン」がおすすめ。北側に位置するためつねに雪の状態がよく、メロウに流せる程よい斜度と延々に続く壁で遊べるスノーボーダーに人気のコースだ。ジャンプ、スラッシュ、バタートリックと、オシャレに技を繰り出しながらクリエイティブに地形遊びを楽しもう。
”家族みんなが楽しめる”ゲレンデへ
超広大なスキー場であるために、中上級者にオススメのコースを挙げたらキリがないのだが、八方が昨シーズンより新たに提案する「ファミリーで楽しめるゲレンデ」という側面にも注目したい。たしかに八方はビギナーやキッズが楽しめるコースばかりではないが、自分の滑りも家族との時間も譲れないスキーヤー・スノーボーダーは多いだろう。ならば、同じスキー場内でそれぞれに楽しめるエリアがあるにこしたことはない。そんな家族連れにうれしいのが「咲花ゲレンデ」と「なきやまスノーランド」だ。
「八方デビューチケット」
八方の中でも、初中級者のステップアップにもってこいの7コースが楽しめる「八方デビューチケット」。スキー場上部までは自信がなくとも、リフトに乗ってたくさん練習したいなら、お得な「八方デビューチケット」がぴったり。3本のリフトに乗車可能で、ここでみっちり滑り込めば上達すること必須!
なきやまスノーランド
「なきやまスノーランド」には全長80mのドーム付きムービングベルトがあり、専用のソリエリアとデビューパークで安全に効率よく遊べる。ビギナーにはなんと八方スキースクールのインストラクターによるワンポイントアドバイスつき。ここで滑ることに慣れてきたら、いよいよリフトに乗ってデビューゲレンデへ!パブリックスペースが隣接しているので、疲れたり寒くなったらすぐに屋内で休憩できる点も、小さな子ども連れにはうれしい。
2カ所のベースエリアにキッズ向けエリアを設置することで、混雑緩和し利便性もアップしているが、朝いちのチケットを買うための行列はどうだろうか? 滑る前から疲れてしまいそうな長い列の待ち時間を解消するため、各チケット売り場には自動販売機(SKIOSK)が設置されている。事前にオンラインで購入しておけば簡単にリフト券と引換することができ、2回目以降は手元の使用済リフト券にチャージするだけでそのままリフトへ直行できる優れもの。便利なうえにお得、さらにエコなウェブチケットを使わない理由はない。
さらに、八方はどこよりも早くスキー場ゲレンデ内のすべての喫煙所を火を使わず煙の出ない「加熱式たばこ専用」に再整備するという取り組みを実施。より快適でクリーンな環境づくりを進め、誰もが楽しめるスキー場を実現しているのだ。
白馬ステイはアフタースノーも充実度100%!
コアな滑り手もビギナーやキッズたちも魅了する八方の注目ポイントを紹介してきたが、滑り終わったあとにもお楽しみが満載なのが、HAKUBA VALLEYの魅力だ。
まずは、滑って冷えた体も日頃の疲れも癒してくれるお約束の温泉。「白馬八方温泉」は、pH11を超える国内でも稀少な強アルカリ温泉で、湯に浸かるとすぐに肌がすべすべになっていくことを実感できる”美肌の湯”が自慢。趣の異なる「八方の湯」「みみずくの湯」「おびなたの湯」の3つの日帰り入浴施設で利用できる。ほかにもHAKUBA VALLEYにはまったく成分が異なる源泉の温泉が10以上もあるので、さまざまなお湯を堪能しながら湯めぐりするだけでも十分に楽しめる。
白馬には個性豊かなスキー・スノーボードショップのほか、「Patagonia」「THE NORCE FACE」「Mont-Bell」「SNOWPEAK」などのアウトドアブランド直営店が多数あり、ショッピングも充実している。とくに白馬駅前から八方までの直線上にはたくさんの店が立ち並ぶホットスポット。雪山ですぐに使えるものも多いので、買い物の楽しさも倍増する。
白馬は美味しいものの宝庫でもある。カフェ、バー、和食、洋食、各国料理まで、あちこちに点在する飲食店は都会顔負けのバラエティ豊かさで、年末年始の予約は1年前からという人気店もあるほど!「雪山でのご飯には期待できない」なんて思っていたなら大間違い!! 美味しいものを食べる楽しみも、白馬が人気の理由のひとつ。
滑って街を満喫したら、夜はゆっくり寛ぎたい。白馬では民宿からペンションやロッジ、リーズナブルなホテル、さらにはラグジュアリー感溢れるシャレーまで、宿泊スタイルもさまざま。今もっともホットなのが数名でシェアできる一棟貸しのスタイルで、複数家族でも気兼ねなく利用できるのが人気だ。外は真っ白な雪景色のなか、オシャレな広いスペースで大人も子どももそれぞれの特別な時間を過ごせる。せっかく過ごす白馬での時間を、スペシャルな空間で心ゆくまで堪能しよう。
白馬八方尾根スキー場
98年冬季五輪の競技開催地となった白馬八方尾根は、コース面積200ha、最長滑走距離8000mを誇る国内最大級のスノーリゾートだ。圧倒的な存在感と根強い人気を持つ。