ゴンドラで標高1,400mで上がった場所にスキー場が広がっている
長野県阿智村にある「ヘブンスそのはら」は、中央道・園原ICから5分という好アクセス。愛知県から1時間ほどでアクセス可能と日帰りで滑りに行けるスキー場だ。

ゲレンデは標高1,400mに位置し、駐車場からゴンドラで15分かけてそこまで上がっていく動線になっている。
長年、スキーヤーオンリーを貫いてきたスキー場だったが、今シーズンからいよいよスノーボードが全面滑走可能となる。今季はまだスノーボードレンタルやスノーボードスクールの用意はないが、これからは幅広いスタイルで滑りを楽しめるスキー場へと進化していく期待大だ。

全レベル対応の5コースをレイアウト

「パノラマコース」は南アルプスの絶景に向かって滑り込む開放感がたまらない
全5本のコースのうち2本がなだらかな初級向けの斜面なので、ビギナーやファミリーも過ごしやすい。もちろん中上級コースも揃い、しっかり滑りたい人でも満足できるコース設定になっている。
第2リフト山頂から滑り込む「パノラマコース」は上部から南アルプスを一望できるロケーション。山に向かって滑り込んでいく感覚が最高だ。また、期間限定で林間をゆったり滑れる全長2,000mのロングコース「りんどうコース」もオープンする。
リフト券はウェブサイトから事前に購入できる「Weticket」が利用可能。購入したデジタルチケットは自動発券機で引き換えできるので、チケット売り場に並ぶ手間がないので便利だ。
ゲレンデのメインバーンの「パノラマコース」は斜度変化に富んだコース設定
斜度感のある「トリッキーサウスコース」はしっかり滑れる上級向けのコース
ゆるやかな「エンジェルコース」は斜度が均一で幅もあるので初心者やキッズの練習バーンに最適

ファミリー向けの施設も充実

スノーエスカレーターを完備しているのでソリ遊びも楽々楽しめる
独立したエリアに設置された「キッズワールド」はたくさんのファミリーで賑わう人気の施設。規模が大きく、雪遊びエリアやソリゲレンデ、専用のチュービングコース、ツリーハウスなど多彩な遊びが楽しめる。また、拡張リニューアルしてさらに広いスペースで遊べるようになっている。
貸し切り利用ができるドームサイトも2棟あり、エアコン完備の快適環境で休憩も可能、ゴンドラ山頂駅のマウンテンロッジには無料で利用できるキッズルームが用意されており、遊具もあるので快適だ。
スキースクールは5歳から対応。レッスンを受けてコースデビューを目指すのもおすすめだ。また、毎月第3日曜日の「スキー子どもの日」は中学生以下の1日券が無料。子どもを連れたファミリーはこの日を狙って訪れると超お得になる。
「キッズワールド」には雪山も設置。登ったり滑ったり遊び方は自由自在だ

ここでしか味わえない名物グルメも見逃せない

豚骨醤油の濃厚スープにたっぷりの野菜が乗っている「ヘブ二郎」
スキー場内のレストランは150席ほどスペースが用意されており、カレーやソースカツ丼といった定番メニューが味わえる。
また、長野県内にあるスキー場の飲食店で提供している料理のコンテスト「ゲレ食バトル」でチャンピオンになったことがある「ヘブ二郎」というラーメンもここの名物。“二郎系”をベースとした、ニンニクが効いた豚骨醤油スープに極太麺、たっぷりの野菜も乗ったボリューム満点メニューはぜひ味わっておきたい。
南信エリアの名物でもあるソースカツ丼もゲレ食で味わえる

温泉が豊富なこともここの魅力

「ヘブンスそのはら」は周辺に温泉が充実している魅力的な環境だ。スキー場から車で2分ほどの距離にある「月川温泉」には一軒宿がたたずみ、滞在はもちろん日帰り入浴も受け付けている。
また、車で10分ほどの場所には20軒ほどのホテルや旅館が点在する「昼神温泉郷」が広がっている。南信州随一の温泉として知られ、温泉完備の宿で美肌の湯といわれる良質な泉質を堪能できる。
「ヘブンスそのはら」がある阿智村は環境省が実施する全国星空継続観測で、「星が最も輝いて観える場所」に選ばれた地域。温泉地に滞在すれば、昼はスキー・スノーボード、夜は温泉、そして美しい星空鑑賞もできる充実した冬の旅を満喫できる。

text:Chiho Kuriyama

施設情報

ヘブンスそのはら

所在地
長野県下伊那郡阿智村智里3731-4
外部URL
https://mt-heavens.com/

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