東京2020パラリンピックの走り幅跳びで入賞を果たしたのち、スノーボードの世界に飛び込んだ小須田潤太(オープンハウスグループ所属)。陸上から雪上へ。陸上で培った身体感覚と精神力を武器に、雪上の世界へと新たな挑戦を始めた。2025年の世界選手権では、日本人として初の金メダルを手にした。競技を変えても“挑戦する心”は変わらない。そんな小須田選手に、競技への想いや目標を聞いた。

パラスノーボードとはどんな競技で、どんな選手たちが活躍しているのか。
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「小須田 潤太」独占インタビュー

パラスノーボーダー「小須田 潤太」

1990年10月5日、埼玉県生まれ。2016年オープンハウスグループ入社。2012年に交通事故で右大腿部を切断。リハビリ後、イベントをきっかけにパラ陸上を始める。2018年からパラスノーボードにも挑戦。東京2020パラリンピック・北京2022冬季パラリンピックで入賞を果たす。'21-'22シーズンからスノーボードに専念し、2023年W杯ではスノーボードクロス(LL1)で初優勝に輝く。2025年の世界選手権では、日本人パラスノーボーダーで初の金メダル獲得(1位)。

Q. パラスノーボードを始めたきっかけは何ですか?

from 小須田選手

陸上競技に取り組む中で、自分と同じ障害を持つ選手がスノーボードをする姿をみて、これなら勝てるかもしれないと思い衝動的に始めました。

Q. パラスノボードの魅力は?

from 小須田選手

ジャンプもターンも全部楽しいですが、スノーボードの最大の魅力はなんといっても、自分の足では出すことのできない疾走感だと思います。

Q. パラスノボードに取り組む原動力は?

from 小須田選手

一番は雪上にいる時間すべてが楽しいこと。そして難しいことです。難易度が上がれば上がるほど出来た時は嬉しいですし、出来ないことが無限にあることも、スノーボードに挑戦し続けられる大きな理由の一つだと思います。

Q. これからの目標を教えてください。

from 小須田選手

まずは、「ミラノ・コルティナ2026冬季パラリンピック」において、2種目で、金メダル獲得です。

Q.これからパラスノーボードを目指す人へアドバイスをください。

from 小須田選手

まずは、是非スノーボードをやってみてほしいです。シンプルにすごく楽しいです。そして、スノーボードの世界には熱い人間がたくさんいます。素人同然から始めた私も、多くの方のサポートでここまで来れました。一緒に楽しみましょう!

挑戦を楽しみ、前へ進み続けるということ

彼にとってスノーボードは、ただの競技ではなく、自分の可能性を広げ続けるための挑戦そのもの。陸上で培った力を雪上に生かし、さらに新しい世界へと進み続ける小須田潤太。その姿は、どんな状況でも前へ進む勇気を教えてくれる。

次なる舞台、ミラノ・コルティナ2026冬季パラリンピックでの活躍にも期待したい。

SURF&SNOW 編集部

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