今年の夏も暑い日が続いていますね。
そんなときにオススメしたい、アクティビティ「サマーゲレンデ」。知ってはいるけど、どんな服装で利用したら良いか、スノーボードの板は自前で行くべきか、転んだら痛いのか…?
そんな不安や疑問があり、実際には利用したことがない、という方も多いのではないでしょうか?
冬に向けてのトレーニングとしても、水を浴びることのできる楽しいアクティビティとしても楽しめる期間限定のアクティビティのサマーゲレンデ。
今回は国内最大級の滑走距離を誇る「かぐらサマーゲレンデ」を楽しむコツやポイントを紹介します!
かぐらサマーゲレンデとはどんな所?
新潟県湯沢町にある「かぐらスキー場」はオールシーズンリゾートMt.Naebaの一角を担い、広大な滑走エリアを誇ります。例年11月から5月下旬までスキーやスノーボードを楽しむことができ、関東圏のスキーヤー・スノーボーダーにとっては馴染みのあるスキー場です。
そんなかぐらスキー場は、みつまたロープウェーの山頂エリア「みつまたエリア」のA1ファミリーコースを使い、今年も「かぐらサマーゲレンデ」として営業しています。
コースはなんと!国内最大級の滑走距離となる全長1,100m、コース幅も50mあって、滑り応え抜群です。
2024シーズン営業情報
営業期間:【営業期間】2024年7月13日(土) ~ 9月29日(日)の土休日および8月13日(火)~16日(金)
営業時間:9:00~16:00(上り最終14:30)
滑走可能コース:全長約1,100m / 幅25~50m / 最大斜度18° / 平均斜度11°
かぐらサマーゲレンデは『雪に限りなく近い滑走感覚』と評価されているスノーマット「PISLAB(ピスラボ)」で、滑走ゲレンデを造っています。
PISLABはポリエチレン製で濡れている方が滑走性を高められるため、スプリンクラーで水を撒いています。
滑りながら水を浴びる感覚は夏ならでは!滑走すること自体もさることながら、夏に水を浴びるのってとても気持ちいいですよね。笑
かぐらサマーゲレンデを快適に滑り、楽しむコツとは?
Point.01│専用のスキー・スノーボードを使うのがオススメ!
かぐらサマーゲレンデを滑るためには、自分の板を持っていってもいいのですが、ソールが摩耗してしまう可能性もあるし、より高い滑走性を味わって、練習効率を高めるのであれば特別仕様の専用板を利用するのがオススメです。
ソールのエッジに特殊メタルが張られた専用板。スキーもスノーボードもレンタルされています。
この板は専用の機械を用いて、毎日88°に研いでメンテナンスしているということで、しっかりとPISLABをグリップする感覚を感じることができます。
提供:かぐらサマーゲレンデ
また、PISLAB自体、本物の雪よりも摩擦抵抗は大きいため、専用のメンテナンスをしていないと減速してしまったり、気持ち良いと感じることのできるスピードが出なかったり…。
専用の板なら、特殊なサマーゲレンデ専用のワックスもしっかりと塗られているので、慣れてくればある程度のスピードを出しながら滑ることができます!
レンタル料金
・サマーゲレンデ専用スキー・スノーボード
大人:1日4,000円 4時間3,500円
・サマーゲレンデ専用スキー・スノーボードセット
大人:1日4,500円 4時間4,000円
※サマーゲレンデ専用板サイズ
スキー:155・165、スノーボード:152・158。
Point.02│濡れてもすぐに乾く服装がオススメ!但し、肌の露出はNG!
上に書いたように、PISLABはその滑走性を高めるためにスプリンクラーで随時水を撒いています。
スプリンクラーの場所を通り抜けるたびに水を浴びることができ、気持ちの良いことこの上なし!
真夏の青空の中、濡れた体でリフトに乗って空中散歩するのは風を一層感じることができて予想以上に気持ちの良い時間ですよ。
オススメの服装は以下のようなイメージですので参考にしてください。
夏の暑い日
速乾性のある素材のシャツに、インナーパンツにハーフパンツなどの組み合わせがオススメ。但し、半そでのシャツやハーフパンツのみだと転んだときに怪我をする可能性があるので、気を付けましょう。
悪天候・濡れたくないとき
水に濡れても乾きそうにない日や、寒い日はレインウェアなどを着用するのもオススメです。また、スキーやスノーボードのパンツを着用している方も多いですよ!
Point.03│その他に必要なものは?プロテクターは要る?
提供:かぐらサマーゲレンデ
PISLABは意外に硬くて、転ぶと痛いですし、スピードが出ていれば、擦り傷や火傷などにもつながります。
そこで、必ず忘れてはいけないのは、手袋やグローブ!そして、プリンススノーリゾートではヘルメットも着用推奨です(夏も冬も)。
また、痛みに対する恐怖心をなくし、心置きなくすべるのであれば、お尻や、肘・膝を守るパッドも着用したほうがいいですよ。
レンタル料金
・ヘルメット・プロテクターセット(肘・膝パッド) 大人・こども共通1,000円(1日)
Point.04│いざゲレンデへ!かぐらサマーゲレンデでカービングのレベルアップ!
スノーボードのオフトレといえば、エアーやジブを思い浮かべる方も多いと思いますが、これだけ広く滑ることのできるサマーゲレンデ。せっかくなので、冬に向けて滑りのレベルアップをしに行ってみてはいかがでしょうか!?
しかし、いくら「雪に近い感覚」といっても、どちらかと言えば、アイスバーンを滑る感覚に近いPISLAB。エッジのかかり具合や、コースの硬さなどはそれとも別物なので、慣れるまでは少し練習が必要です。
また、スピードも雪上よりも出ないので、スピードでの誤魔化しも利きません。
しっかりいいポジションに乗る
これを意識して滑れば、カービングの練習にもってこいですよ!
また、純粋に遊ぶならグラトリで遊ぶのも楽しいかも。ただ、転ぶと痛いのと、エッジがかからず、回りすぎたりすることは多いので、どちらかと言えば、板全体の反発を感じながら楽しむのがオススメです!
Point.05│高天井、大きな窓ガラスで開放的な空間で楽しむ絶品ランチ
かぐらサマーゲレンデのゲレ食にも夏らしい、絶品グルメを楽しむことができます。
高い天井と、ゲレンデ側がほぼ窓ガラスのカフェ&レストラン「SNOWMAN(スノーマン)」。
提供:かぐらサマーゲレンデ
夏限定のさっぱり美味しい冷麺は冬のスキー場ではなかなか味わえません。他にも、食品ロスの削減を目的に地元企業の「雪国まいたけ」と提携し、ふぞろい品の食材を活かした地産地消のオリジナルカレーなどもオススメ!
どれにしようか迷ってしまうような、パスタやステーキなど美味しそうなメニューが豊富にそろっています。
提供:かぐらサマーゲレンデ
提供:かぐらサマーゲレンデ
かぐらサマーゲレンデは事前に準備をすれば真夏でもスノーボードが楽しめる!
サマーゲレンデを楽しむポイントは伝わりましたか?
どうしても、普段からスノーボードをやっている人にとっては感覚がつかみづらく、少しとっつきにくい「サマーゲレンデ」。
SURF&SNOW編集部としては、事前にどういったスノーボードが必要で、どういった服装で行けばいいかなど、しっかり準備をしていけば、全く恐怖心もなく、真夏のスノーボードを楽しむことができると思いました!
ぜひ、この夏はかぐらサマーゲレンデでスノーボードのオフトレに励んでみてはいかがでしょうか?
※もちろん、スキーヤーの方もオフトレ頑張りましょうね!!
Photo by Tomohiro Watanabe
著者:SURF&SNOW 中の人
親に連れられレジャーから始めたスキー。
中学2年生からスノーボードに転向し、滑走歴は計25年。インストラクターやスキーリゾートでの勤務を経て、SURF&SNOWに参加。冬はプライベートでも15日ほど滑走している。
スノーボードの他、キャンプも始めて、一年を通して外遊びに余念がない。
From かぐらサマーゲレンデ担当者
11月の下旬から5月下旬までパウダースノーを楽しむことができる「かぐらスキー場」。
7月下旬から10月上旬までは国内最大級の滑走距離(約1,100m)を誇るサマーゲレンデに生まれ変わります!
雪の無い期間でも、標高900mの涼しい環境のなか、スキーやスノーボードが楽しめます。全長120mの30連コブもあり、オフトレに最適ですので、ぜひ遊びに来てください!