長野県北志賀高原には、「竜王スキーパーク」「小丸山スキー場」「X-JAM高井富士」「よませ温泉スキー場」と、それぞれ特徴の異なる4つのスキー場があり、多くのスキーヤー、スノーボーダーに愛されており、山を下ると信州を代表する温泉場「湯田中渋温泉郷」があり、古き良き日本を感じられる老舗旅館が軒を連ね、情緒あふれる石畳の温泉街が広がる人気のエリアだ。
そんな北志賀高原には【観光周遊バス】が運行しており、湯田中駅から各スキー場へ気軽にアクセスすることができる。電車で来た人はもちろん、雪道運転に不安がある人にもおすすめだ。しかも何回乗っても【無料】というのが嬉しい!
さっそく観光周遊バスで楽しめるエリアをご紹介しよう。
サラサラのパウダーと絶景「竜王スキーパーク」
日本最大級の166人乗りロープウェイを完備し、山頂駅にある「SORA terrace(ソラテラス)」からの絶景は息を呑む美しさだ。スカッと晴れた絶景も素晴らしいが、条件が揃うと眼下に雲海が発生し、幻想的な景色を見ることができる。
標高1930mの竜王山をピークに、標高差1,000m以上、約6,000mの超ロングランを楽しむことができる。山麓の「バレーエリア」と山頂の「スカイランドエリア」の2つのエリアがあり、北西に広がる斜面は積雪豊富なうえ、条件が整った時しかOPENしない「木落しコース」ではサラサラの極上パウダースノーが存分に味わえる。
竜王は「日本一スノボデビューしやすいスキー場!」宣言を行い、初心者を対象に【無料のスノボデビューレッスン】を毎日開催している。最初に基本をちゃんと教われば、その後の上達が早くなるのはもちろんのこと、怪我のリスクも減らすことができ、安全にスノーボードを楽しむことができる。
さらに2022-2023シーズンより新たに「ヘルメットの無料貸出」サービスを、全来場者を対象に開始した。(※先着200個)
スノーボードは両足が固定されているため、どうしても最初は転倒しやすく、「スノボデビューを安心・安全に楽しんでいただきたい」という思いから生まれた素晴らしいサービスだ。もちろんスキーヤーも利用可能で、キッズサイズの用意もあるので、ファミリーにも嬉しい。
まるで雲の上に立っているかのような至福の時間を体感できる「SORA terrace cafe(ソラテラスカフェ)」は、スキー場のレストランとは思えないほどオシャレな空間で、地元の名産を使ったこだわりメニューや、雲をイメージしたオリジナルスイーツなどを味わえる。
周遊バスを利用すると運転をしなくて良いので、ビールで乾杯もできる!この絶景を見ながらの飲むビールは格別だ。
2022-2023シーズンは、ゲレンデ内にセンターハウス「THE BASE」も新たにOPEN!チケット売場や、スクール窓口、トイレ、レストランがあり、今まで以上に快適にスキー・スノーボードを楽しむことができるようになった。
施設内のハンバーガーレストラン「Spirits Grill」では、朝はカフェ、昼はハンバーガー、夜はバーとしてアルコールも提供している。信州産のジビエ肉を使用した「信州産ジビエバーガー」などオリジナルメニューも充実し、2階席からはゲレンデが一望できるグッドロケーション。
最高の雪質に恵まれた「小丸山スキー場」
小丸山スキー場は北志賀の雄大な北斜面に位置しているので、最高の雪質に恵まれたゲレンデが広がり、キッズからエキスパートまで楽しめる、アットホームな雰囲気のスキー場だ。
麓のワイドバーンはゲレンデデビューの人や、ファミリーに最適。スノーパークもあり、レールや、キッカー(ジャンプ台)など複数のアイテムを設置している。
お隣の竜王スキーパークとは連絡コースで繋がっているので、滑っての移動も可能だ。※リフト券はそれぞれのスキー場で必要。
ホテル併設のセンターハウスには、レンタル、リフト券売り場、レストラン、スクールなど全てが集まっているので移動の手間がなく便利。
レストラン内はスノーボード愛を感じるデザインで、BARのような雰囲気の中リラックスして過ごすことができる。
日本最大級のスノーパーク「X-JAM高井富士」
エリアの大半を占めるスノーパークは日本最大級!緩斜面の1枚フラットバーンから、整備の行き届いたハーフパイプまで備えているので、初級者から上級者まで大満足。レベルに合わせて楽しめるスノーボーダーの聖地だ。
※パークアイテムは積雪状況により変更あり。
メインパーク上部から見るとこんな感じ。キッカーのサイズは大きく見えるが、安全設計なので安心してトライすることができる。
メインパークとは別に「チャレンジパーク」もあり、こちらは比較的イージーなレイアウトになっているので、パークデビューの人はこちらから挑戦しよう!流して滑れるアイテムが10個以上設置されているので、1本のランでかなり楽しむことができる。
X-JAM高井富士もお隣の「よませ温泉スキー場」と連絡リフトで繋がっているので、2スキー場共通リフト券がおすすめだ。
信州・善光寺平が一望できる「よませ温泉スキー場」
よませ温泉スキー場は北志賀の中では入り口に位置し、湯田中駅から出発した周遊バスも1番最初に到着する。山頂コースからは信州・善光寺平が見渡せ、絶景スポットになっている。
ワイドなフラットバーンは初心者から上級者、競技志向の人にも好評で、約1,000mのメインバーンを一気に滑れば気分も爽快だ!もちろんよませ温泉スキー場側からもX-JAM高井富士に連絡リフトで行くことができる。
2スキー場の全体図はこんな感じで、東京ドーム約20個分の広さというビッグマウンテンだ。
滑り疲れた体を癒すなら、絶景日帰り温泉「遠見乃湯」がおすすめ。夕方ごろに行くと綺麗な夕焼けから夜景を楽しむことができる。
信州を代表する温泉場「湯田中渋温泉郷」
観光周遊バスの出発地である湯田中駅から歩いていける距離に「湯田中渋温泉郷」があり、風情のある石畳の温泉街を観光することができる。開湯1350年を越える様々な泉質の温泉があり、スキー・スノーボードで疲れた心身を癒してくれる。
湯田中駅には大きな観光マップがあるので、こちらでチェックしておくと効率よく観光スポットを周れるだろう。
温泉地らしく、湯田中駅には無料で入れる足湯がある。まずはここに入ってから散策を始めよう!
約260年の歴史を持つ老舗旅館「金具屋」は、世界的に大ヒットした有名アニメ映画の湯宿のモデルとも言われており、湯田中渋温泉郷の中でも特に人気の温泉宿だ。文化財に指定された「斉月楼」「大広間」など昭和初期の古き良き木造建築は、当館創業以来の歴史と格式を感じさせてくれることだろう。
渋温泉エリアには九つの外湯(共同浴場)があり、渋温泉の旅館宿泊者は鍵を借りて九湯巡りを楽しむことができる。宿泊者以外でも渋大湯(入浴券500円)や足湯は楽しむことができるので、ぜひ利用してみよう。
観光周遊バスのルートではないが、時間に余裕のある人は湯田中駅からバスやタクシー(約15分)で「地獄谷野猿公苑」まで足を伸ばすのもおすすめだ。世界で唯一、温泉に入るニホンザルが見られる場所として、世界中から観光客が集まる人気スポットで、苑内の散策道に柵などはなく非常に近い距離でニホンザルを観察することができる。