長野県飯山市と新潟県妙高市の県境に位置する斑尾高原スキー場。初心者から上級者まで楽しめる32のコースがあり、なかでもツリーランのコース数は日本一を誇る。日本有数の豪雪地帯ともあり、ハイシーズンのディープパウダーは「Madapow」と呼ばれ、世界中からファンが訪れる。そんな話を聞くだけでワクワクするゲレンデを堪能したのは、スキーヤーとして自身も大会へ出場したり滑りを楽しみながら、スキーの魅力をさまざまなカタチで発信し続けている、井上 慶(以下: 慶)さんと今井美桂(以下: 美桂)さんの2人。さっそくリアルな魅力をお届け。

<Experiencer Profile>

井上 慶さん

選手として全日本スキー技術選手権に出場しながら、ウィスラー(カナダ)でインストラクターとして活動。コロナ禍をきっかけに廃棄されてしまう青森ねぶたの彩色和紙を活用したアップサイクルのスキー板を制作するプロジェクトを立ち上げるなど、スキーを通して日本の魅力を世界へ発信する活動をしている。

今井 美桂さん

アルペンスキーヤーとしてスキーのキャリアをスタート。2020年頃からバックカントリーやパウダーライドに魅了され、長野、新潟の雪山を中心に山スキーをメインに活動しながら、FWQ(FREERIDE WORLD TOUR)にも参戦。今シーズンで2シーズン目を迎えた。

スキルもテンションも上がる、 バリエーション豊富な圧雪バーンで爽快ライディング

朝イチバンに斜度のある「チャンピオン」コースに着くと、目に飛び込んでくるのは息をのむような景色とキレイに整備された圧雪バーン。絶景を見下ろしながら、美しいバーンで爽快にターンを描く最高の瞬間を味わうことができます。
斜度があるコースに不安があっても大丈夫! 雪質が良く、斜度も緩やかで広さのある圧雪バーンも多いので、自身の滑りを見直したり、まだスキーやスノーボードを始めたばかりの仲間や恋人と一緒にゆったり滑るのにもぴったり。その日のシチュエーションに合わせて楽しんで。

絶景ポイント①

斑尾高原ホテルを眼下にパノラマに広がる絶景は思わず息をのむほど。

絶景ポイント②

晴れたら見ることができる、雪景色の奥に広がる野尻湖もぜひとも拝みたい絶景ポイント。

これぞ極上の雪山遊び! 地形を攻略して、ディープパウダーを感じて、森の中を滑る。

圧雪も非圧雪もコースを流しながら楽しめるのが「クリスタル」コース。多く残っている不整地なバーンをスプレーをあげて滑る美桂さん。コース内の広いエリアでパウダースノーを滑ることができる。
標高が高く、雪が降った翌日はディープなパウダースノーを味わえる「ジャイアント」コース。撮影当日は前日に少しだけ雪が降っていたこともあり、浅めのパウダーを堪能した慶さん。自身のスキルを活かした攻めのライディングで魅せていた。斜度がしっかりとあるので、面ツルなバーンの上を滑る想像をするだけで気分が上がる。
管理されたツリーランコース数が日本一を誇るのも斑尾高原(スキー場)の大きな魅力のひとつ。ひと度(たび)足を踏み入れると、静かで別世界が広がるツリーランの魅力をたっぷりと味わうことができる。自然の地形がそのまま残っているので、コースを滑るというよりは、山滑りの感覚でその日のコンディションを自由に楽しみたい。
積雪量や風向き、雪質....。毎回表情を変えるその地形はリピーターが愛してやまない「SAWA」コースだ。ツリーランをしながら天然バンクを楽しめるコースを今回初めて体感した2人も、遊び場所を探しながら、飛んだり当てこんだりして楽しんでいた。天然だからこそ攻略も難しいが、そこが何度もトライしたくなる。

初心者も心配なし! 練習しやすいキレイな緩斜面で安心して滑ろう!

テクニックで遊ぶようなコースを紹介してきたが、スキーやスノーボードを始めたばかりの初心者も安心して滑れる緩斜面のコースが多いのも斑尾高原(スキー場)のポイント! ゆっくりのんびり、自分のペースで上達しちゃおう!

リフトで流しやすい「白樺」コースの緩斜面はコース幅もあるので、安心して滑ることができる。
「クリスタル」コースからレストラン「ハイジ」方面へ向かうコースは、緩やかに森のなかを滑ることができます。森の間を通り抜けるキレイなロケーションに思わず2人も手つなぎポーズ(笑)

撮影ポイント

斑尾高原に行ったら絶対に撮影したい、映えスポットの県境看板はお見逃しなく!

美味しい食事とカフェにデザート、ゲレンデ直結の宿泊施設。充実した施設やレストランも魅力!

レストラン「ハイジ」

800席を誇るゲレンデ内の最大級のレストラン「ハイジ」。がっつりと満腹になる食事メニューはもちろん、ケーキなどのデザートメニューが充実しているのも女性にうれしいポイント。
「ハイジ」内にある本格的なカフェメニューが楽しめるカフェは、ちょっとひと息つきたいときにおすすめ。看板メニューでもある、冷たいアイスにドリップコーヒーをかけて食べる「アフォガード」は絶品なので、ぜひお試しあれ!

宿泊施設「斑尾高原ホテル」

宿泊におすすめなのが、ホテルのエントランスから滑る支度をしてそのままゲレンデへ直行できる「斑尾高原ホテル」。滑ったあとはゆっくりと温泉で疲れを癒して。

レンタル「白樺レンタル」

リニューアルをしてさらに利用しやすくなった「白樺レンタル」。手ぶらで遊びに来ても、コンディションやレベルに合わせて選べる豊富なギアのなかから、ぴったりなものをチョイスしてくれる。

最後に実際にゲレンデを遊び尽くした2人に印象に残っている点やおすすめポイントをうかがった。

from 慶さん

斑尾高原を初めて滑ってみて印象に残っているのが、リフト開始直後に滑った「チャンピオン」コースのノートラック。これが「Madapow」か!という雪と地形を感じさせられました。ゲレンデ自体はワイドなコースかつ、ホテルを目印に飛び込むような景色なので、初めてでも気兼ねなく滑れること、最上部の非圧雪エリアが充実している点や沢コースで地形とツリーの両方を手軽にエントリーして楽しめるのが魅力です。ワイドな圧雪、Madapow、沢やツリー....。レベルや条件、同伴する人に合わせて楽しめるバラエティの多さがポイントです。「また来たい」と思わせてくれるポテンシャルの高さを感じました。

from 美桂さん

斑尾高原を滑るのは初めてでしたが、林間の非圧雪コースは地形でたくさん遊べたり、木の間隔が広いので滑りやすかったです。ゲレンデ内だけど静かな雪山を感じられたことが印象に残っています。緩斜面から急斜面まであり、幅広いレベルに対応しているし、コース幅も広く開放的。ほとんどのコースが一つの場所にたどり着くので、安心して滑ることができると感じました。非圧雪コースも充実しているので、また「Madapow」を楽しみに遊びにきたいですね。移動の手間がないゲレンデ直結の斑尾高原ホテルの利用もおすすめです。

まとめ

家族や仲間、恋人同士...。どんなシチュエーションでもレベルを問わずに楽しめる豊富なコースをはじめ、世界中のスノーファンを虜にする極上のパウダースノーやツリーランコースに地形。山ごとまるっと遊び場な斑尾高原(スキー場)で、最高の時間を堪能して、忘れられない瞬間を共有しよう!

施設情報

斑尾高原スキー場

所在地
長野県飯山市斑尾高原
外部URL
https://www.madarao.jp/
備考
天然雪100%のパウダースノーで楽しむツリーランの聖地
長野県飯山市と新潟県妙高市の県境に位置する標高1,000mの本格スノーリゾート。豊富な積雪と極上のパウダースノーが世界を知るスキーヤー・スノーボーダーを魅了しています。バリエーション豊かな32のコースは初級者から上級者まで楽しめる。森の中を滑るツリーランコースはコース数・日本一!森を滑る、雪を泳ぐ、そんなmadapowの魅力をあなたにも。

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