豊富な積雪量を誇り、日本最大級のツリーランコースを設置していることでも知られる斑尾高原スキー場。広大なスキー場には、全レベルが楽しめる32のコースがあり、ハイシーズンには良質なパウダーを求めて世界中から多くのファンが訪れている。「Madapow(マダパウ)」という言葉がすっかりワールドワイドになるくらいパウダーゲレンデのイメージが浸透しているが、斑尾高原にはパウダー以外の楽しみ方も盛りだくさん!今回は、日本トップで活躍するテクニカルスノーボーダー3人が、斑尾高原を遊びつくした様子をご紹介。ぜひ斑尾高原のさまざまな魅力を知ってほしい!
今回体験したプロライダー3人はこちら
平間‘rama’和徳
R-LABO 代表
SAJ公認スノーボードデモンストレーター
第1.2.3.4.6.7.8.9認定
SAJ公認スノーボード指導員
SAJ公認スキー準指導員
【戦歴】
全日本スノーボード技術選手権大会
第2,7,10,11,14回 優勝
第1,3,12,13,15,16回 準優勝
カービングギャルみのり(吉村美乃梨 )
SAJ全日本技術選手権大会 優勝2連覇中。
現役SAJデモンストレーター。
カービングアイドルかおり(綾部 香里)
第27回北海道スノーボード技術選手権大会 優勝
全日本スノーボード技術選手権大会・フリースタイル3位
滑りごたえ抜群の圧雪バーンで爽快にカービング
斑尾高原は程よい斜度とコース幅のあるキレイな圧雪バーンが自慢のひとつ。メインバーンの「ジャイアント」や斜度変化を楽しめる「チャンピオンコース」では、カービングのキレにも磨きがかかる。柔らかくて滑りやすい最高の雪質に、3人のビッテリーターンやリバースターンも絶好調! 朝イチのビタビタに整備された柔らかなコーデュロイバーンはパウダーに負けず劣らず人気で、多くのスキーヤー&スノーボーダーを魅了する。
遊び方自在! 自然地形を利用した壁アテコースが新登場
今季より新たに第2リフト線下に壁やウェ-ブで遊べる自然地形パーク「斑尾フリーライディングパーク」がオープン。アイディア次第で飛んだりナメたり自由にあそべる地形パークは誰でも入りやすく、おしゃれトリックの練習やスタイルを磨くにも◎。リフト乗車中のギャラリーからの注目度も高いので、カッコよくターンを決めてリフト乗客を湧かせよう!
ツリーランコースや沢地形はやっぱり最高!
トップシーズンの斑尾高原に来たらやはり期待してしまう、柔らかなパウダースノー。長野県北部と新潟県との県境に位置する斑尾高原は、日本海側気候の影響を強く受け、北西季節風の影響が重なって大量の降雪があるうえに高地の地形や気温が低いという特徴もあり、屈指の降雪量を誇る。そんな豊富で上質なMadapowを堪能できる管理された静かな森の中のツリーランコースや、天然地形が面白いSAWAコースは、ぜひ一度は体験したい。
パウダースキー&ボードのレンタルができる「パウダーステーション」
そんな極上スノーを誰もが楽しめるよう、今シーズンよりオープンしたレストランハイジ内のパウダーステーションでは、当日のツリーランコースや非圧雪エリアのコンディション情報の提供や、斑尾高原スキー場が初めての場合でも安心してパウダーやツリーランコースが楽しめるゲレンデガイドサービスを行っている。さらに、最新パウダーボードやスキーの試乗もできるので、ぜひ立ち寄ってみよう。
最高のフォトスポットが満載! 圧巻の絶景を楽しもう
斑尾高原はコースの楽しさはもちろん、息を呑むほど美しい絶景も随一。天気が良ければ日本海まで拝める絶景を見おろしながら、爽快に滑るのはここでしか味わえない醍醐味!
斑尾高原名物の珍しいシングルリフト(第13リフト)に乗って山頂山頂直下までたどり着くと、少し歩いた尾根の先には驚くような絶景が広がる。眼下には野尻湖、正面に北信五岳の飯縄・戸隠連峰・黒姫・妙高がそびえ、遠くは北アルプスの山々まで見渡すことができる雄大な景色は一見の価値アリ。第13リフトから絶景ポイントまでは歩いて移動が可能なので、中級者以上であれば絶景を楽しむことができる。
ランチや休憩にはメニュー豊富で広々としたメインレストラン「ハイジ」へ
先ほど紹介したパウダーステーションが入ってる斑尾高原で最大規模のレストラン「ハイジ」は、座席数800席ほどあり、こだわりのメニューが豊富なのでたくさん滑ったあとの休憩にもってこい。パワーチャージにぴったりな地元のお母さんがつくるメニューはどれも絶品!
またコーヒーショップも併設しているので、ちょっとした休憩にも◎。3人はソフトクリームにエスプレッソを注いで楽しむ「アフォガード」の虜に!
レストラン入り口には、みんな大好き!クレープ店も。デザートや頑張った自分へのご褒美に、ぜひお楽しみあれ。天気のいい日にはテラスで頬張るのも気持ちがいい。
ゲレンデから直結!「斑尾高原ホテル」内の利用は宿泊者以外もウェルカム
斑尾高原のオフィシャルホテルである斑尾高原ホテルはゲレンデ直結。宿泊者以外でも温泉や売店など施設の利用ができるので、ぜひ気軽に立ち寄ってみよう。売店ではエリア内で唯一お土産を購入することができるので、ここで斑尾高原に来た記念や家族や友人に楽しかった時間のお裾分けを選んであげよう。
2Fには大きな暖炉に暖かな火が灯り、ゲレンデを眺めながら優雅な空間でカフェメニューをゆったり味わえる。ウエアのままでも暖まりながら休憩できるホテルのラウンジで過ごす時間は贅沢そのものだ。
サクっとコーヒーブレイクをするなら、1Fの「MYOKO COFFEE」もおすすめ。MYOKO COFFEEは北信エリアに6店舗を構えるご当地スペシャリティコーヒーショップで、斑尾高原ホテル白樺レンタル内にひっそりと佇む。妙高高原駅前のアメリカ製大型焙煎機で焙煎される新鮮なコーヒーを、イタリアのレバーマシンでバリスタが抽出するコーヒーは、コーヒー好きにはぜひ試してもらいたい一杯。ハード系のパンを使用したオープントーストメニューも豊富で、日本各地の醸造所およそ十種類を超えるクラフトビールも販売している。
ホテルステイなら斑尾高原を何倍も楽しめる!
もちろん日帰りだけでなく、ホテル宿泊なら最大限に斑尾高原を満喫できる。ゲレンデ目の前でスキーイン&アウトできる立地なので、コンディションに合わせてすぐ滑りに出ることができるし、休憩もラクラク。おまけにメニュー豊富なバイキングディナーや癒しの温泉まで贅沢に満喫できるので、まさに至れり尽くせりのトリップとなるはず。斑尾高原スキー場を滑ってホテルでのんびり宿泊するプランはイチオシ!
降雪豊富な斑尾高原をまだまだ楽しもう
極上のピステンバーンから豊富な天然地形、ツリーラン、さらにフリーライディングパークまで、さまざまなスタイルで楽しむことができる多彩なコースを完備する斑尾高原。自慢の豊富な降雪量は今シーズンも健在で、天然雪100%の上質ゲレンデはまだまだ本番真っ只中。トップライダーをも唸らせる斑尾高原で、最高の冬時間を過ごしてほしい。
Text:Kishino Makiko