群馬県にある丸沼高原スキー場は、ゲレンデトップの標高が2000mと高く、極上の雪質と眺望が抜群。そして山頂から約4kmのロングランを楽しむことができ、豊富なコースバリエーション、営業期間の長さも魅力もあって、初級者から上級者まで幅広い人気を誇るスキー場だ。
規模の大きさやコースのおもしろさから、全体に中上級者向けのスキー場というイメージを感じるかもしれない。しかし、実はゲレンデの下部エリアにはコース幅の広い緩斜面があり、キッズパークとビギナーエリアには無料で使えるスノーエスカレーターを完備。さらに利便性の高いセンターステーションなどなど、ファミリーに注目してほしいポイントが盛りだくさんに用意されている。
子供たちに雪の上で遊ぶ楽しさを体験させてあげたい、子供たちの最高の笑顔をたくさん見たいなら、丸沼高原のさまざまな魅力を思う存分にフル活用して、ファミリースキーを思う存分楽しんじゃおう!

Mission 1/はじめての雪遊び、はじめてのスキーを体験させよ!

小さな子供でも楽々そり遊び!無料のスノーエスカレーターで雪遊びデビュー

丸沼高原のキッズパークはゲレンデ最下部、「高原の駅 丸沼」の目の前にあり、無料のスノーエスカレーターを完備。キッズパークのあるスキー場は他にもたくさんあるが、スノーエスカレーターを無料で使えるところは少ない。
雪の上を歩いて登るのは、子供がまだ小さいととてもたいへん。でもスノーエスカレーターがあれば年齢に関係なく、ソリなどを持っていてもキッズパークの上部、スタート地点まで簡単にアクセスすることができる。慣れてくれば子供たちだけでも気軽にソリ遊びが楽しめる。
ソリ遊びの楽しさは説明するまでもなく、子供たちの笑顔を見れば一目瞭然。
お父さんやお母さんも、子供たちと同じ気持ち、同じ笑顔になって一緒にソリ遊びを楽しんでみよう!
ソリ遊びだけでなく、キッズパーク近くで雪遊びを楽しむのもOK。雪だるま作りや雪合戦、雪山にかまくらを掘ったりとやってみたいこと、遊んでみたいことを、できるだけ自由にやらせてあげたい。

専用ゲレンデで、滑る・止まるを練習!スキーデビューにおすすめのビギナーエリアも無料

子供たちに初めてスキーやスノーボードをやらせてみたい、練習をさせたいと思ったら、いきなりリフトに乗ってコースに出るのは危険なので、センターステーションとキッズパークの間に設けられたビギナーエリアを利用しよう。ここにも無料で利用できるスノーエスカレーターが用意されているので、ラクに効率良く滑ることができる。なお、キッズパークではエッジの付いているスキーやスノーボードでの滑走は禁止されているので、用具を付けての練習は必ずビギナーエリアを利用しよう。
雪の上を滑る感覚と、止まりたいところで止まれる方法を繰り返し練習して覚えることができたら、パパやママとリフトに乗ってコースデビューにチャレンジすることができるかも!?

Mission 2/フレンドリーエリアでレベルアップさせよ!初級キッズも超ゴキゲン。お財布にも、家族にもやさしいフレンドリーパスを有効活用

子供のレベルアップにも最適なゲレンデ構成。お財布にも優しいのがうれしい。

丸沼高原の滑走エリアの広さは魅力的だけど、子供がまだ全部のコースを滑れないのに「通常のリフト券を購入するのはちょっと…」と考えているファミリーには、ゲレンデ下部の3本のリフトを利用できるお得な料金設定の「フレンドリーパス」がおすすめだ。
利用できるリフトが限定されているとはいえ、滑走エリア内にあるゲレンデ下部のコースは、どこも初心者〜初級者には十分の広さに、適度な斜度で子供たちが滑るのにも魅力的。
フレンドリーパスのエリアで、とくにファミリーにイチ押しのコースは「ブルーコース」。斜度は最大でも9度。ストレートで見通しが良い点も高ポイント。斜度も並行する第4リフトは、ほとんどブルーコースを滑る人しか利用しないので来場者の多い週末でも比較的混雑が少ないのもうれしいポイント。
ブルーコースには初級者でも楽しめるウエーブも用意されている。
第1リフトからリフトを降りて左に向かうと「オレンジコース(下部)」と「レッドコース」がある。どちらも静かな林間コースになっていて、写真のレッドコースは平均斜度8度ながら適度な斜度変化が楽しめて、滑走距離の長さも魅力。
オレンジコース下部はコース幅もたっぷりの緩斜面で、パーク初級者にも楽しめるアイテムや法面を使って遊べる人気コース。キッカーを飛べなくても、乗り越えるように滑るだけでも楽しい!
センターステーション前にある「イエローコース」は平均11度と、フレンドリーパスエリア内では斜度がややきつめだが幅が広いので、気持ちいいスピードで滑ることができる。
センターステーション前から乗れる中央ペアリフトから左に降りるとイエローコースで、反対の右に降りると、「フローズンウェイブパーク丸沼」がある。
パークはコース内に、まるで海でサーフィンを楽しんでいるかのような人工的な地形が造成されていて、もちろんファミリーでも楽しめるので、気軽にトライしてみてほしい。

Mission 3/ここでしか見られない絶景を堪能せよ!ロープウェイに乗って家族みんなで眺望&雪質抜群の山頂へ!

ここでしか出会えない眺望と雪質。それだけでも山頂に行く価値あり!

丸沼高原に来たら、スキーやスノーボードができなくても、長い距離を滑ることができなくてもロープウェイでスキー場トップに行ってみてほしい。ロープウェイならば滑走道具を持っていなくても降りてくることもできる。
乗車中の素晴らしい景色を楽しみながらの家族の会話はパパやママにとっても至福のひと時だ。
フレンドリーパスしか持っていなくても、追加料金で丸沼高原にあるすべてのロープウェイ&リフトを利用できる通常のリフト1日券に変更することもできるので、覚えておこう。
標高2000mのスキー場トップからは関東以北最高峰の高さを誇る雄大な日光白根山(標高2578m)が目前に迫るなど、ゲレンデ下部からは想像できないほどの素晴らしい眺望と雪質が楽しめる。
そして標高の高さから気温が低くなることもあり、ハイシーズンの雪の軽さは写真のとおり。雪の粒がとても細かく、舞い上げた雪は風に舞ってフワッと舞い上がる。
降り積もった極上の雪の上に寝転んで手足をちょっと動かせば、まるで背中に天使の羽が生えたような跡を簡単に残すこともできる。
丸沼高原自慢の雪質は、ただの冷たい雪ではない。楽しく遊べて子供たちを笑顔にする魔法の雪だ。
今シーズン、某テレビ番組とのコラボ企画で登場したフォトスポットの前で記念写真を撮るのもおすすめ!
スキー場トップの天空テラスからの眺めも最高。写真をたくさん撮って、素晴らしい景色とともに家族の思い出を残していってほしい。

滑れるようになったらやっぱり楽しんでほしい、丸沼高原の地形とロングラン

スキー場のベースに戻るにはロープウェイを利用して下山できるが、ある程度、技術に自信がつき、ロングランを滑りきる体力があるなら、スキー場トップから約4kmのコースにチャレンジしてみよう。
ゲレンデトップの「からくらコース」は、もちろん雪質も最高。あまりの滑りやすさに上手くなった気分にしてくれる。
滑走中にコース脇の壁を上がり下りできるポイントがたくさんあるのは、丸沼高原ならではの楽しさ。
コース途中からは、再び日光白根山をバックに滑れるポイントもある。立ち止まって記念写真を撮るのもおすすめだ。
ロングランの途中でやや斜度のあるところも、ハの字でしっかりコントロールして滑れば大丈夫。スキー場中腹にあるレストラン「とんふぁん」や武尊山が見えてきたら、ゴールまであともうちょっとだ!
最長コースを家族で楽しく滑りきれると、子供たちのスキー技術も自信も一気にアップ。体力的に問題なければ、またロープウェイに乗車してロングランを楽しんだり、他のコースにも挑戦してみよう。

Mission 4/いかに子供に快適に体験させるか!?飽きさせないか!?がポイント。センターステーションを賢くフル活用!

スキー場ベースにある、センターステーションは利便性抜群で、ファミリーにうれしいポイントがいっぱい。魅力のポイントを紹介しよう。
まずはセンターステーション1階にあるレンタルコーナー。スキー用具やウエアを持っていなくても大丈夫。スキーブーツもスノーボードブーツも15.5cmから用意しているので、子供の年齢の小さくても体験させてあげることができる。
センターハウス2階には無料で遊べるキッズエリアも用意。
兄弟のいるファミリーで、下の子がまだ滑れなくても、暖かな室内で遊ばせておくことができるから、滑れるお兄ちゃんやお姉ちゃんは、パパとママのどちらかとゲレンデを滑れるし、しばらく滑った後の気分転換にもおすすめ。
家族や友人と気兼ねなく過ごせる有料のレンタルルームもセンターステーション3階に用意。スペースもたっぷりで、2〜3家族で利用してもOK。事前にネットでの予約が必要なので忘れずに!
浴槽も洗い場もスペースが広い温泉入浴施設も完備。たっぷり滑った後に、汗を流して疲れも癒して帰ることができる。
駐車場からセンターステーションに入ったところに売店があり、お土産の品揃えも充実。子供たちとお土産を何にするか選んでいるだけでも楽しくなってくる。スキーやスノーボードに必要なアクセサリー類や雪遊びグッズなども販売している。
ファミリーのランチはレストラン「プラトー」へ。ボリュームたっぷりの美味しいメニューが用意されていて子供も大人も大満足!
休憩や滑り終わって帰る前などに美味しいクレープを食べることができる「ポックル」もファミリーに大人気。キッズエリアの隣にあるので利用しやすいもポイント。
もしかしたらポックルでのひとときが、丸沼高原で子供たちの一番の笑顔、満足した顔が見られるスポットになるかもしれない!

Mission 5/“お泊まり”で家族の楽しい思い出と家族の絆を、さらに深めよ!

首都圏から日帰りでも利用しやすい丸沼高原だが、家族の楽しい思い出を増やしたい、さらに深くしたいなら、ゲレンデベースにある「シャレー丸沼」に宿泊するプランもおすすめ。翌朝、目の前のゲレンデですぐに滑りに行けるのも魅力。
畳敷きの部屋で、疲れた足を伸ばして、ゆっくり過ごすことができる。
お風呂は掛け流しの温泉で、滑った後の疲れを癒し、寒い日でも身体をポカポカに温かくしてくれる。
随所に「シャレー丸沼」のこだわりが感じられる料理は絶品!普段から一生懸命仕事や家事に頑張るパパママもホッとするひと時だ。
今回スキーを教えてくれたパパにもお礼のビールをお酌したり、楽しかった1日を振り返ったり、翌日のことを考えたり。
特別な場所だと「学校に好きな子いるの?」なんて、普段あまりしない話もしてみたり…と、いつも以上に愉快な会話が弾むに違いない。
Photo & Text by Tomohiro WATANABE

丸沼高原スキー場

ゲレンデトップの標高の高さと極上の雪質を誇り、最長4キロのロングランだけでなく、コース脇のカベを使った遊びやパークも人気。11月下旬から5月上旬までのロングシーズン営業も魅力。ゲレ食やスイーツも年々充実し、女性やファミリーにも評判。温泉や売店、完全予約制のレンタルルームなど充実のセンターステーションは利便性抜群。

施設情報

丸沼高原スキー場

所在地
〒378-0414 群馬県利根郡片品村東小川4658-58
外部URL
https://www.marunuma.jp/winter/chalet/

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