関越道の沼田インターから、道路状況が安定&安心の「国道」のみを使ってアクセス可能な丸沼高原スキー場。ゲレンデの最高地点の標高が2000mと高く、素晴らしい眺望はもちろんのこと、雪質の良さもピカイチ。豊富なコースバリエーションと、ゴールデンウィークまで滑れる(5月7日までを予定)営業期間の長さも魅力的だ。
ほかにも、地形遊びのポイントが多いことなど、数値や言葉だけでは表しにくい楽しいポイントが盛りだくさん。丸沼の遊び方をよく知る上級者のリピート率はとくに高く、そのせいか「中・上級者向きのスキー場」と思われてしまいがちなところもある。でも丸沼は初心者や初級者、そしてファミリーにも、幅広いレベルが一緒に楽しめる魅力が、たくさん詰まったスキー場なのだ。
そこで、スノボの楽しさにハマっているArisaとHitomiの2人が、丸沼高原スキー場の魅力を「初級者&女子目線」でレポートしよう!

1>レンタルはバートンのLTRを用意。フレンドリーパスエリアはお得で、満足度も十分!

初心者や初級者は、まだ滑走用具を購入していない人も多いはず。丸沼高原スキー場では、バートンがレンタル専用に開発した「LTR」モデルのボードを用意。 逆エッジのリスクを低減し、フレックスも柔らかめで誰もが滑りやすく設計されている。
ブーツもスネ部にあるダイヤルを回すだけで簡単にフィットができ、脱ぐときも簡単に緩めることができる「ボア」を採用。快適な用具を使うところから、楽しいが始まる。なおレンタルは丸沼高原スキー場のホームページから予約できるので、事前に料金まで決済しておけば当日の手続きがスムーズになり、早く滑ることができるのでおすすめだ!
丸沼高原スキー場はロープウェイを使ったロングランが人気だが、ビギナーやファミリーには、ゲレンデ下部にある「ブルー」「イエロー」「オレンジ」「レッド」の各コースが、斜度が緩めで幅も広いのでおすすめ。料金がお得なリフト券「フレンドリーパス」を購入すれば、ゲレンデ下部にある3本のリフトを利用でき、この4コースを思う存分滑ることができる。

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フレンドリーパスが使えるゲレンデ下部は「エリア限定」と聞くと狭く感じるかもしれないですが、とても広いしコースの雰囲気も違うので、初心者や初級者には十分に満足できると思います。
途中で、ロープウェイを使って山頂に行ってみたい、山頂から滑ってみたいと思ったら、追加料金で全エリア滑走可能な通常の1日券に変更することも可能なんです!

ゲレンデ下部にある4つのコースの中でも、ビギナーやファミリーにイチ押しは、今季よりスノーボードでの滑走も完全オープンになった「ブルー」コース。
斜度は最大9度でほとんど同じ斜度がずっと続くので、初心者にはコツがつかみやすい。ストレートで見通しが良いので、安心して滑ることができるのもポイント。

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コース整備もバッチリで斜度も初級者の練習に最適です。
ブルーコースに並行している第4リフトは、ブルーコースを滑る人しかほとんど利用しないし、上部のコースから滑ってくる人も少ないので、来場者の多い週末でも比較的コースの混雑が少ないのもいいですね!

2>丸沼でパークデビューしちゃおう。フローズンウェイブパークにもチャレンジ!

今季より丸沼高原スキー場のスノーパークはオレンジコースに設置。スノーパークで遊びたい、パークに挑戦したいと思っている人にもフレンドリーパスがおすすめなのだ。
雪の状況にもよるが、パーク初級者から上級者まで楽しめるアイテムを多数用意している。
パークビギナーでも気軽にチャレンジできるアイテムのひとつワイドボックス。怖がらず、楽しくチャレンジ!

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パークは最初からウマくできなくても、コケてしまってもなぜか楽しい。
友達とスマホで動画を撮り合っておいて、後で見るのも最高におもしろいですよ〜(笑)
転んでもスマホが壊れたり、落とさないように入れるポケットを考えてくださいね。
最近のiPhoneは、転んだ時に自動で警察や消防署に通報する設定になっていたりするので、パークで遊ぶときはトラブル防止に設定を確認しておきましょう!

丸沼高原スキー場に登場して4シーズン目を迎えた「フローズンウェイブパーク丸沼」もイエローコースにあり、もちろんフレンドリーパスで遊ぶことができる。雪で3次元の地形を作って氷の波に見立て、自由な発想で滑りを楽しむ唯一無二のサーフパークだ。
目の前の地形を使ってどう遊ぶか、板をどう走らせるか。ビギナーから上級者までレベルに関係なく、楽しく考えながら、自由を楽しんでみよう!

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どう遊べばいいか、最初はわからなかったから、何も考えないで滑ってました(笑)
でも滑っているうちに、「こーしたらいいのかな。次はあーしたい!」なんて思ったりして、何度もコケてしまったけど、どんどん楽しくなっていきました!

3>ランチは絶品のゲレ食を楽しみ、宿泊はゲレンデサイドのシャレー丸沼へ!

ランチのおすすめは、まずはセンターステーションのレストラン「プラトー」から。イエローコースなどの眺望を楽しみながら食事ができ、メニューが豊富でボリュームも満点。
女性に人気のローストビーフ丼。タレとローストビーフの相性はもちろん、ご飯も進む美味しさ!
ヘルシーなのに、味もボリュームも付け合わせの温野菜にも大満足の「若鶏の香草焼き」。こちらは男性にも女性にも人気のメニュー!

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今シーズンから注文は券売機で事前購入となってまーす。
現金以外にQR決済や電子マネー、クレジットカードももちろん使えます。
料理を受け取ったら、会計で時間を掛けることなく席に向かうことができるので、作りたてのおいしい料理をすぐに食べられるのはうれしいですね!

ゲレンデ中腹にあるレストラン「とんふぁん」は、ゲレンデでバラバラに滑っていても集まりやすい場所なので「お昼はここで集合!」という人も多い。週末などの混雑するタイミングでも、席数が多いので利用しやすい。北海道出身のシェフが作る「ザンギ定食」や「ステーキ定食」など、ボリューミーながっつり系メニューや田舎ラーメンも大好評。
そして定食でも単品でも注文してほしいのが、丸沼高原特製の「モツ煮」。ゲレ食では考えられないほどの時間と手間を掛けて仕上げた逸品だ。モツが苦手という人でも、丸沼高原の「モツ煮」は一度食べてみる価値ありだ!
休憩や滑り終えた後には「ポックル」のクレープはテッパンのルーティン。ドリンクも充実していて、テイクアウトもできるので気軽に利用しよう。
クレープの種類も豊富で、選ぶのも楽しいけど、相手が注文したクレープが気になるのは必然。「ひと口ちょーだい!」とシェアして食べるのもおすすめ!
練馬インターから快適にアクセスできる、丸沼高原は日帰りでも楽しめるが、1日では丸沼高原スキー場の魅力を満喫するのは難しいので、泊まりがけで楽しんでほしい。そしてゲレンデサイドにある「シャレー丸沼」を宿に選ぶのがベストだ。
今シーズンは基本素泊まりで食事の提供はしてないが、館内はWi-Fiが無料で利用でき、お風呂は丸沼高原が源泉の座禅温泉。来る途中のコンビニで夕食やお酒などを用意しておけば、滑り終えたあとは友達と温かい部屋ですぐにゆっくり寛ぐことができる。

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食事は付いてないと聞いていましたが、朝はロールパンと淹れたてのコーヒーを用意してありました。シャレー丸沼はゲレンデサイドなので、朝、起きる時間や準備の時間に慌てることもなく、ゆっくりとコーヒーを飲んでからゲレンデに行けるのが良かったです!

4>上達したらゲレンデ上部へ!

丸沼高原スキー場2日目、滑りが上達したら、日光白根山ロープウェイに乗って、麓とはまるで別世界のような山頂を目指そう。もちろん乗車中の景色も堪能しよう!
山頂駅が近づくと、関東最高峰の日光白根山も見えてきて、テンションもますますアップ!
山頂駅の標高は2000mと高いので気温が一気に低くなり、ハイシーズンの雪質は、水分が抜けてサラサラ状態。
手のひらで、すくった雪を上に舞い上げて、雪が落ちていくスピードがゆっくりなことにまずビックリ。雪質の素晴らしさを、すぐに実感できるはず。

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手のひらにすくった雪に息を吹きかけると、雪の粒がキラキラと飛んでいって感動しました。
あまりにも雪が軽いので息の吹き方(方向や強さ)や手の位置に注意しないと、吹いたはずの雪が顔に向かって飛んでくることもあるので、気をつけてくださいね(笑)

続けて「天空テラス」へ移動して、絶景も楽しもう。
素晴らしい眺望をバックに、自撮り写真も映えること間違いなし。SNSにもアップして友達に自慢しよう!
太陽が出ていて暖かさを感じれば、この素晴らしい眺望を楽しむのもあり。
山頂からの景色や雪の素晴らしさを十分に楽しんだら、日光白根山をバックに滑走スタート。山頂から「からくら」「ローズ」「コバルト」とコースルートを選択すれば、木の葉的な滑りしかできなくても、スピードをコントロールできる、しっかり止まれるレベルの初級者であれば問題なし。
最初の「からくらコース」は雪質が最高。滑りやすさは感動モノ!
コース途中では正面に武尊山の雄大な眺望も楽しめるポイントもある。
上達したら、コース脇の法面を使ったり、地形を楽しみながら滑ろう。コースはキッチリ整備されているが、コース脇にはふわふわの新雪が残っていることもあるので、おいしいところを探して滑ってみるのもおすすめ!
途中の少し長い緩斜面では、スピードを緩めないほうが通過しやすいかもしれないが、振り返ると日光白根山がドーンと見えるので、ここで滑りと一緒に写真や動画を撮れたら最高!

from Arisa check!

もし時間があれば山頂から「二荒山神社」まで少しだけ歩いて登って、お参りしてみるのもおすすめです。
真っ白な雪と青空の間に、朱く塗られた社がとっても印象的で超感動モノでした。
雪が積もっていて、普段は届かない鳥居の上のほうまで、手が届く高さになっていたのにもビックリ!

5>充実のセンターステーションで、アフターの楽しみもバッチリ!

丸沼高原スキー場の人気が高いのは雪質やゲレンデの楽しさだけでなく、センターステーションの利便性が高いことも理由のひとつ。まず駐車場からセンターステーション1階に入って、チケット売り場やゲレンデの出入り口となる2階へエスカレーターで移動できるのもポイント。
昨年からエレベーターも登場。荷物を持ってエスカレーターを使うのが苦手な人や足が不自由な人でも、移動がより簡単になっている。
インフォメーションやチケット売り場はエスカレーターやエレベーターで2階に上がって右手側にある。リフトチケットの購入は現金以外もクレジットカードや電子マネーで支払うこともOK!
同じく2階には、日帰り温泉施設「座禅温泉」がある。滑った後の疲れをとり、汗も流して、リフレッシュして帰れると男女を問わず大好評。入浴料は大人800円。レンタルバスタオル(有料300円)も用意している。
取材時と料金は変わる可能性がございますので、HPを必ずご確認ください。
泉質は「ナトリウム・カルシウム・硫酸塩温泉」で疲労回復はもちろん、神経痛や冷え性、慢性消化器病などにも効果があり、美肌効果も期待できる魅力的な温泉だ。

from Hitomi check!

サウナもありました(喜)
身体が温まって血流量が良くなるから肩こりにもいいと言われてますし、流れ出る汗と一緒に疲労の原因とされる乳酸なども輩出してくれるとのことなので、滑った後の疲れだけでなく、日頃の疲れまで一気に解消してくれたような気がしました!

続いてセンターステーション1階の施設を紹介。気になる更衣室は広くて、とても着替えやすく、大型のコインロッカーもあるので便利。
ドライヤーも完備しているので、雪が降って濡れてしまった髪を乾かして帰ることができる。
1階の売店にはモンベルやバートンのコーナーがあり、お土産品なども充実。とくに買う予定がなくてもチラッと立ち寄ってみてほしい。オリジナルTシャツはデザインやカラーも、そして品質も良いと評判で、自分用にと購入にしていく人が多いのでおすすめ。
オリジナルステッカーも人気。買ってすぐに自分のボードをステッカーチューンしてもいいし、友達へのお土産として複数枚購入してもかさばらないのはポイント。

from Arisa check!

丸沼高原に群生する広葉樹「ダケカンバ」の樹液を原料に使ったオリジナルのナチュラルソープが、私のお土産イチ押しですね。
保湿効果がかなり高いらしいので、毎朝の洗顔や帰宅後の手洗い、そしてお風呂でも使ってみたいと思います!

6>ウマく滑れても滑れなくても、友達との楽しい思い出を残せる丸沼高原へ行こう!

丸沼高原は思っている以上にアクセスが快適で、雪質の良さとコースのバリエーションも豊富なのでレベルが違う友達や誰と一緒でも楽しく滑ることができる。例え滑ることができない、滑ったことがない人と一緒でも、ロープウェイを使って山頂からの絶景を楽しむことは簡単なので、素晴らしい思い出を残していってほしい。
今シーズンの丸沼高原スキー場の営業は、まだまだこれから。ぜひ友達と滑りにいってみよう!

Photo & Text by Tomohiro WATANABE

丸沼高原スキー場

ゲレンデトップの標高の高さと極上の雪質を誇り、最長4キロのロングランだけでなく、コース脇のカベを使った遊びやパークも人気。11月下旬から5月上旬までのロングシーズン営業も魅力。ゲレ食やスイーツも年々充実し、女性やファミリーにも評判。温泉や売店、完全予約制のレンタルルームなど充実のセンターステーションは利便性抜群。

施設情報

丸沼高原スキー場

所在地
群馬県利根郡片品村東小川4658-58
外部URL
https://www.marunuma.jp/winter/

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