ゲレンデトップの標高は2000mと高く、素晴らしい眺望と雪質が自慢の丸沼高原スキー場。
関越道・沼田ICから除雪などの対応が早い国道沿いなので、ファミリーや女性にも安心してアクセスできるのが魅力のひとつ。
ゲレンデは自然の地形を活かしてコースバリエーションが豊富。初級者から上級者まで幅広い人気を誇っている。日光白根山ロープウェイを使って山頂へ一気にアプローチすることができ、最長で約4kmのロングランを楽しむこともできる。
丸沼高原のゲレ食は美味しいという評判だけでなくボリュームも満点。クレープなどのスイーツも充実しているので女性にも大好評。
今シーズンも大注目の丸沼高原をマルッとレポートしよう!

1>標高2000mの素晴らしい眺望と雪質を堪能しながらのロングランを楽しもう!

丸沼高原に来たら、何はともあれ日光白根山ロープウェイに乗車して標高2000mの山頂へ行ってみよう。8人乗りのゴンドラはスペースが広く、窓も大きくて快適!
標高が上がるにつれて変わっていく素晴らしい景色を楽しんでいるうちに、あっという間に山頂に到着。

from ランちゃん

丸沼高原は日光国立公園内にあって豊かできれいな自然が広がっているので、乗車中にこの景色も眺めているだけでも最高です。スキー場の名前にもなっている「丸沼」の湖沼も見ることができました!

日光白根山ロープウェイの山頂駅に到着すると、関東地方以北で最高峰(標高2578m)の日光白根山がお出迎え。日光白根山を背景に標高を示す標識の前で「お約束」の記念撮影を忘れずに(笑)
そして標高2000mからの素晴らしい景色を眺めに、そのまま天空テラスへ。
取材した日は雲が多くて、ちょっと残念だったが、晴れていると天空テラスからは下の写真ような素晴らしい絶景を楽しむことができる。
草津白根山、武尊山、苗場山、谷川岳、至仏山など2000m級の名峰まで一望できる圧巻の大パノラマ!
素晴らしい景色をたっぷりと堪能したら、日光白根山をバックにいよいよ滑走スタート。
ローズコース中間部にやや斜度が急なところがあるものの、山頂からは、からくらコース〜ローズコース〜グリーンコースとつないでいけば、初級者でも最長4キロのロングランが楽しめる。
極上の雪質と眺望も楽しみながら、自分のペースで楽しくチャレンジ。
丸沼高原のコースは自然の地形を上手に活かして設計しているので、普通に滑るだけでも楽しいが、コース脇の法面を使って楽しく遊べるようにしているのもポイント。
またコース途中に武尊山が正面に美しく見えるスポットや、振り返ると日光白根山がドドーンと見えるスポットもあるので探してみよう。滑ることに夢中になり過ぎず、リラックスして景色まで楽しんでほしい。
コース幅がとても広いコバルトコース(グリーンコースと一部並行)まで来ると、ロングコースのほぼ半分。開放感たっぷりで、まだまだ雪質もいいので、疲れも気にならずに気持ちよく滑れるはずだ。
パークに寄って遊んでみたいと思ったなら、この先はグリーンコースではなくオレンジコース方面へ向かおう。オレンジコース上部にはパークの看板が目印に設置されている。
パークのアイテムは時期によって変更があるが、パーク初級者も楽しめるアイテムを設置。パークも得意のちぃちゃんはワイドボックスでスタイルを出しながら、さらりとクリア。
パークはそれほど得意ではないと言っていたランちゃんも、ちぃちゃんのカッコよさに刺激を受けて、笑顔でチャレンジ。そして失敗しても笑顔のまま(笑)。怖がらずにチャレンジしてみるのが上達の秘訣だ。

from ちぃちゃん

パークも久しぶりだったけど、ランちゃんと一緒に遊べて楽しかった。ゴンドラ回しで、ただコースを滑るってだけでなく、地形で遊んだりパークにも入って遊べるっていいですね。雪質も良かったけどコース整備も良かったから、山頂からセンターステーションまで気持ちよーく滑れました!

2>お得なフレンドリーパスでもゲレンデを十分に楽しめる!

初心者や子供と一緒のファミリーなど、まだ山頂からのロングランが難しく、ゲレンデ下部のコースだけ滑れればいいという人には、通常のリフト料金よりもお得な「フレンドリーパス」を用意している。
フレンドリーパスで利用できるリフトは中央リフト、第1リフト、第4リフトの3基のみ。滑れるコースはレッド、オレンジ、イエロー、ゴンドラ連絡路、ブルーコースとなっている。なおグレードアップ料金を払えば、途中からでもすべてのリフト(日光白根山ロープウェイも含む)に乗車できる通常リフト券に変更可能だ。
ブルーコースは初心者の練習やファミリーで一緒にゆっくり滑るのにおすすめ。見通しの良いストレートに伸びる緩斜面で、週末などで他のコースが混んでいる時でも、比較的空いていることが多い。

from ランちゃん

グラトリがすごく楽しくて、カッコいいトリックができるように、がんばって練習しています。丸沼高原のブルーコースは斜度が緩くてコース幅もあるので、グラトリの練習にも最適でした!

3>ゲレ食も魅力の丸沼高原。絶品のランチにスイーツも最高!

まず丸沼高原でランチのおすすめしたいレストランはベースのセンターステーション内にある「プラトー」。ちぃちゃんは「ローストビーフ丼」をチョイス。ごはんの量だけでなくローストビーフの量もたっぷりで、味もボリューム大満足!
ランちゃんが選んだ「ハンバーグセット」は、ジューシーなハンバーグと温野菜もたっぷりでご飯とお味噌汁がセット。しっかり温められた器にハンバーグが盛り付けられているのもポイント。

from らんちゃん

私だけでなく女性はゆっくり食べる人が多いので、器が温かくてハンバーグが冷めにくくしてくれているのは、すごくうれしかったです。ハンバーグの最初のひと口もおいしかったですけど、最後までおいしく食べることができました!

ゲレンデ中腹にあり、席数も多いレストラン「とんふぁん」はラーメンメニューが充実しているのと、丸沼高原ならではの定食メニューも用意。ケーキなどのスイーツやドリンクメニューも充実もあるので休憩時もおすすめ。
たくさん滑り過ぎて、お腹がぺこぺこだったランちゃんは「モツ煮定食」、ちぃちゃんは「ザンギ定食」を選択。丸沼高原に来たら、どちらもぜひ食べていただきたい定番の定食メニューだ。
長い時間と手間をかけて作られた「モツ煮」のおいしさは、もはや丸沼高原を代表するメニューのひとつ。臭みもなく、モツが苦手という人もぜひお試しを。お好みで七味をかけて食べてほしい。
ちぃちゃんが選んだのは「ザンギ定食」。北海道出身のシェフ直伝のザンギ(=北海道の鶏の唐揚げ)が美味しいと大好評で「モツ煮」とどちらを選ぶか悩む人が続出。

from ちぃちゃん

ザンギ、とてもおいしかったです!白いご飯がさらに美味しく感じて、もうお腹いっぱい(笑)。ご飯との定食ではなく生ビールとのセットありましたよ。帰りの車の運転がなければ、ザンギと生ビールの黄金コンビで至福のひと時を楽しむのもアリですね!

センターステーション内にあるカフェ「ポックル」では絶品のクレープがスノボ女子に限らず大人気。休憩時や帰りがけに、ぜひ立ち寄って食べてみよう。生クリームかカスタードのどちらかを選択。アイスをトッピングすることもできる。
ランちゃんが選んだのは「キャラメルいちご」、ちぃちゃんは和風な「黒みつきなこあずき」。甘いものが苦手な人でも目玉焼きとハムチーズ、シーザーサラダや照り焼きチキン、ケバブなど「おかずクレープ」も数種類あるので、小腹が空いたときにおすすめ!

4>丸沼高原に到着してから帰るまで、便利に使える充実のセンターステーション!

丸沼高原に到着してからウェアに着替えたり、レンタルを借りたり、リフトチケットの購入などで利用するセンターステーション。駐車場からゲレンデへのアプローチもエスカレーターがあるのでボードや荷物があっても移動は楽ちん。
エレベーターもあるので、エスカレーターを利用できない人や、小さい子供を連れたファミリーにも安心。
リフト券売り場とインフォメーションは、エスカレーターやエレベーターで2階に上がって右手側。リフトチケットの購入は現金やクレジットカードだけでなく、電子マネーで支払うこともできる。
丸沼高原のホームページからオンラインでリフトチケットを購入することも可能。スキー場に到着後、送られてきたQRコードを自動発券機にかざすだけでICリフトカードを受け取れるので非常に便利。しかも次回からは、購入したICリフトカードにオンラインでチャージ(料金も割引!)することができて、チケット売場や自動発券機に立ち寄らずにリフトへ直行できる。
更衣室はセンターステーションの1階にあり、大型のコインロッカーも完備。
更衣室には大きな鏡があるのでウェアやアクセサリーなどのスタイルチェックも簡単。洗面台もメイクアップしやすい仕様になっている。
レンタルもセンターステーションの1階。今シーズンよりバートンの「ステップオン」も導入(数量限定)。ステップオンは従来のバインディングにあったバックルが無くなり、立ったままでも簡単にセットできて、レバーのワンタッチ操作で外すこともできる画期的なシステム。
ステップオンは通常のレンタル料金にプラス1000円で借りることができる。丸沼高原でレンタルを借りる予定の人は、ぜひ試してみてほしい!
センターステーションの2階には日帰り温泉施設「座禅温泉」があり、温泉で疲れを癒し、汗を流して帰ることができる。営業は13時から。17時30分閉館で受付は16時30分までとなっている。

from ちぃちゃん

スキー場直結で温泉にすぐ入れるのはすごく助かります。着替えもラクだし(笑)。サウナもあって最高。ちなみに座禅温泉は神経痛や冷え性、慢性消化器病などの効果以外にも、美肌効果まであるんですよ〜!

温泉の入り口付近に「小上がり」があるので、入浴後に水分を摂って身体を落ち着かせたり、一緒の友人と入浴時間が違っても時間調整にも使えるので便利。
センターステーション1階にある売店では、ビーニーやグローブ、ゴーグルなどのアクセサリー小物類やお土産品などを購入することができる。売店で購入できる焼きたてチーズタルトはお土産にはもちろん、イートインスペースで食べるのもおすすめ。

from ランちゃん

お土産はいろいろ悩みましたが、丸沼高原でしか買えない「ダケカンバ石鹸」を買いました。もちろん自分用にです(笑)。丸沼高原に群生する広葉樹「ダケカンバ」の貴重な樹液から作られている石鹸で、保湿効果が抜群なんです。乾燥肌の人は特にオススメですよ!

センターステーション3階には有料の「レンタルルーム」がある。料金は平日6000円、土日や休日・特定日は1万円で、朝8時30分〜16時まで利用可能だ。予約はインターネットからのみ。なお利用者には中央駐車場に1台分の駐車スペースを提供。混み合う週末などに、友人やファミリーでの利用がおすすめ!

5>超快適な「シャレー丸沼」を利用して、2日間たっぷり滑ろう!

丸沼高原スキー場のベースには、直営の素泊まり施設「シャレー丸沼」がある。
滑り終えてすぐに休めて、翌朝はすぐに滑りに行けるのが魅力。大浴場には温泉があり、無線LANも使える。
全室和室で食べ物、飲み物の持ち込みOK。1〜3名利用の場合は6畳の部屋、4〜6名利用で10畳の部屋を用意。ちなみに今シーズンの料金は大人2名で2日間分のリフト券が付いて1万2000円(休前日は1万3000円)。通常で大人のリフト1日券が6000円なので、とてもお得に泊まれる計算だ。予約はホームページからでも電話でもOK。

from ちぃちゃん

シャレー丸沼に泊まってきました。朝早く出て、たくさん滑ってきたので、すぐ部屋に入れて温泉にも入れて、とても快適でした。基本、素泊まりなんですが、朝(7時〜8時まで)はパンとコーヒーが無料でした。サラダとか食べたいものがあれば冷蔵庫もあるので、来る前にコンビニで買っておくのもいいかと思います。朝、ゆっくりコーヒー飲んでからゲレンデに出られる。それだけでもうれしかったです!

Photo & Text by Tomohiro WATANABE

丸沼高原スキー場

関越道・沼田ICから約50分。日光国立公園内にあり、豊かな自然環境に恵まれた丸沼高原。ゲレンデトップの標高2000m地点から最長4kmのロングコースを楽しむことができ、5月6日までのロング営業(予定)とシーズンの長さも魅力。センターステーションは便利な設備や機能が充実。サウナ付の温泉もあり、帰りがけに利用できることで、とくに女性やファミリーには大好評!

施設情報

丸沼高原スキー場

所在地
群馬県利根郡片品村東小川4658-58
外部URL
https://www.marunuma.jp/winter/

周辺エリアの記事一覧


スキー&スノーボード関連の記事一覧

インプレイ© ImPlay, Co., Ltd.