「蝦夷富士」と呼ばれる羊蹄山の麓に広がる、北海道後志地方のニセコエリア。海外からの観光客でにぎわうニセコは、羽田空港から約90分で新千歳空港へ、そこからレンタカーを借りて、2時間ほど走ると見えてくる。
英語が飛び交うゲレンデの風景やインターナショナルな雰囲気から、「ちょっとハードルが高そう」と感じ、これまで足を運ぶ機会がなかった人も多いのではないだろうか。

今回、初めて訪れたニセコ東急 グラン・ヒラフは、日本にいながら海外のスノーリゾートを旅しているような新鮮さがあり、各所に整えられたサービスや空間からは、上質でありながらも気負わず過ごせる心地よさが感じられた。

さらに今シーズンは、新しく誕生したレストランやリフトの存在により、滑るだけでなく“過ごしやすさ”を重視するレジャー層にも、より優しいスキー場へと進化している。そんなニセコ東急 グラン・ヒラフで過ごし、感じた魅力を余すところなくお届けしていく。

SURF&SNOW 編集部員・松田

スノーボード歴5年。シーズン平均60日滑るほどスノーボードを愛する滑りたがり新入社員。普段は同じゲレンデを滑ることが多く、まだ知らないスキー場や雪質、地形との出会いを求めて各地のゲレンデを開拓中。リアルな目線で、初めて訪れるスキー場の魅力や楽しみ方を伝えていく。

パウダーだけじゃない!圧巻の雪質と景色に感動

ニセコエリア自体は良質なパウダースノーが楽しめるというイメージが強いが、実際にニセコ東急 グラン・ヒラフのゲレンデを滑ってみて印象的だったのは、圧雪されたバーンの気持ちよさだった。
コース幅の広い斜面が多く、自分のペースで大きくターンを描きながら滑ることができ、「上手くなったのでは」と勘違いしてしまうほど、気持ちよく滑ることができた。
雪は全体的に柔らかく、万が一転んでも痛さを感じにくい。初めての場所でも、必要以上に身構えずに滑れたのは、この雪質の安心感があったからだと思う。
また、なんといっても滑走中の景色が最高だ。山々の景色に加え、麓に広がる町の様子が綺麗で、景色も楽しみながら気持ちよく滑ることができた。

混雑時でも快適に移動できる新リフトは必見!

とにかくせっかちな私はリフト待ちが苦手・・・。ニセコのベースエリアは多くの来場者でにぎわっていたので若干の不安があったが、実際に滑っているとリフトに関するストレスは思いのほか少ない、というよりもむしろ快適だ。
その快適さを支えているのが、今シーズン新たに稼働した「キング第3シックスリフト」の存在だ。フード付きの6人乗りリフトで、座面にはシートヒーターを完備!強風や冷え込みを感じにくく、乗車中も寒さが気にならなかった。

今年から新たに登場。ニセコ滞在を支える注目の2つの新施設

今シーズン、エースゴンドラの山麓と山頂にそれぞれ新施設が誕生。山麓のALPEN NODEはアクセス抜群のベース施設として、山頂のNEST813は標高813mの絶景レストランとして、ニセコ滞在をより快適で特別なものにしてくれる。

①ALPEN NODE|滑らなくても立ち寄れる、ニセコ滞在の拠点

エースゴンドラ山麓駅舎付近に新しくオープンしたALPEN NODEは、いわゆるゲレンデロッジの枠に収まらない複合施設。ベースエリアからすぐの好立地にあり、黒とウッド調の外装と、温かみのあるオレンジ色の照明が映える洗練されたデザインが特徴だ。
館内にはレストランだけでなく、ブリュワリーやバー、ショップが併設されており、スキーやスノーボードをしない人でも利用しやすい。

また、10時00分~23時00分(L.O.22時00分) という営業時間の長さも大きな魅力。滑走後の遅めの食事や、夜に一杯立ち寄ることができるのが嬉しいポイント。

②NEST813|ニセコに来たことを実感する、特別な空間

エースゴンドラで山頂へ上がった先、標高813mの駅舎2階に位置するNEST813では、店内から羊蹄山を眺めながら、焼きたてのパンや北海道の食材を贅沢に使った料理を楽しむことができる。
さらに店内に導入されていたのはAIセルフレジ。操作もシンプルで、会計はなんと約10秒で完了した。スキー場のレストランとは思えないほどの最新技術に驚かされた。

こだわりの詰まった料理と最新技術に触れ、ニセコで過ごす一日が強く印象に残った。

滑走後に立ち寄りたい、温泉のある宿|ニセコグランドホテル

ニセコエリアにはさまざまな宿泊施設があるが、その中の一つとして挙げられるのがニセコグランドホテルだ。ニセコアンヌプリ国際スキー場から車で約5分、大自然に囲まれた立地のニセコグランドホテル。北海道トップクラスの広さを誇る庭園風混浴露天風呂と、「美肌の湯」が自慢の温泉宿だ。
客室は、家族で利用しやすい洋室や和洋室のほか、大人数で利用しやすい10名様定員の20畳間の和室等バリエーションが豊富。どのお部屋もニセコの自然を眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。
ニセコの3つのスキー場 (ヒラフ・アンヌプリ・モイワ)とホテル間で無料送迎バスもあり(要予約)、スキー場からアクセスしやすい好立地も魅力のひとつ。

2つの源泉が生み出す、極上の「美肌の湯」

ニセコグランドホテルの露天風呂は、庭園風につくられた開放感のある空間が特徴的。
ニセコの自然に囲まれながら、2つの源泉をブレンドした源泉かけ流しの湯に浸かることができ、季節ごとの景色を感じられる。

また、露天風呂は男女混浴となっており、カップルや家族、グループでも一緒に利用できるのが醍醐味。湯浴み着が用意されているため、混浴が初めての人でも安心。
別途女性専用の露天風呂もありました。
雪がちらついている中の露天風呂は、ひんやりとした空気とぽかぽかのお湯が心地よく、つい長湯をしてしまいました。

北海道の旬を味わう、彩り豊かなディナータイム

温泉で体を癒やした後は、北海道の旬の食材を使った料理が待っている。肉料理や魚料理に加え、彩り豊かな野菜を使ったサイドメニューのほか、食後のデザートもあり、種類が豊富だ。
料理は味だけでなく、盛り付けや色合いも美しく、生ハムの原木も用意されているなど、思わず写真を撮りたくなった。あれもこれもと絶品グルメを満喫し、お腹も心も満たされた贅沢なディナータイムが、一日の締めくくりを特別なものにしてくれた。

また来たいと思えた、初めてのニセコ

初めてのニセコは、想像していたよりもずっと心地よく、楽しかった!
雪やコースの気持ちよさはもちろん、移動の快適さや、レストランやホテルまで含めて、一日を通して満足感が高い。
「すごい場所だった」で終わるのではなく、一度来ると過ごし方の幅が広がり、「また来たい」「次はこう過ごしてみたい」と余韻が残る旅だった。
編集ライター:SURF&SNOW 事務局

施設情報

ニセコ東急 グラン・ヒラフ

所在地
北海道虻田(あぶた)郡倶知安(くっちゃん)町ニセコひらふ1条2丁目9番1号
備考
千歳から支笏湖、美笛峠、国道276号線経由で約2時間10分〔約110km〕

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