スキーを楽しむうえで欠かせないのが、快適なスキーブーツの存在。スキーブーツはしっかりと足型やレベル、また滑りに合ったものを選ぶ事が重要だ。なぜなら、ハードブーツは足に合っていないと痛みが生じて苦痛なうえに、上達の妨げにもなってしまう。スキーブーツ選びでは、レベルに応じて快適性重視かフィット性とパワー伝達性を重視するかが変わる。初心者のブーツは、快適性とバランスの取りやすさが大切なので、フレックスは柔らかめ、またブーツラスト(幅・ワイズ)はワイドな設計が多い。上級者向けになると、快適性よりも滑走性能重視となるので、フレックスは硬く、ラスト幅がタイトなものへとステップアップしていく。硬いブーツだと、スピードを出した時や体重をかけた時にグリップ力あり、レスポンスも良くなる。ラスト幅はある程度自分の足に合ったものを選べばよいが、上級者向けほど細くて硬くなる。
滑りを左右するスキーブーツは、メーカーごとにさまざまなテクノロジーが搭載され、年々進化を遂げている。では、スキーの楽しさをアップしてくれる最新のスキーブーツを紹介するので、ぜひチェックしてみて!

HEAD[ヘッド]

FORMULA 110 LTD

HEADの大人気定番スキー板であるSupershape e-Speedと相性の良いハイパフォーマンススキーブーツのFormulaに、上位機種と同じ機能を詰め込みつつ柔らかいフレックス設定を施した110LTD。一日中快適にスキー場で過ごしたい中級上級スキーヤーにピッタリ!ややワイドな100mmラストが日本人の足形にもマッチする。

DALBELLO[ダルベロ]

VELOCE 120 MV

ゲレンデや全地形で高いパフォーマンスを発揮するVELOCEシリーズ。クラシックな2ピースオーバーラップシェルを基に、シェル底には硬いプラスチックを使用しているため、ターンにおけるパワー伝達を効率的に行うことができる。あらかじめ、アタリの出やすい5か所を加工しやすい3D形状で成形してあり、さらにMY FIT(熱成型可能)により、オリジナルの1足を作ることができる。1日履いていても快適でありつつ、高いパフォーマンスを発揮する1足。

VELOCE 85 MV W

女性特有の骨格や足型を研究し、よりフィット感が出るように設計されたカフとライナーを搭載。アタリの出やすい5か所を加工しやすい3D形状で成形しており、高い保温性を持つプリマロフトを使用したライナーとフットベッドは1日暖かく、快適でありながら高い性能を発揮する。歩きやすさとスキーパフォーマンスのためのグリップウォークも搭載。

著者:岸野真希子

スノーボード歴:26年
高1でザウスデビューし、一瞬でスノーボードの虜に。
在学中から雪山にコモりはじめ、雪を求めて夏はNZへ。
ショップ勤務後、スノーボード専門誌『TRANSWORLD SNOW boarding JAPAN』の編集者を経てフリーに転向。
2013年から白馬村に移住し虎視眈々と極上ラインを狙っている。
著書:HELLO HAKUBA VALLEY

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