冬ならではの非日常体験ができる、雪山へのスキー・スノボ旅。しかし、いざ行きたいと思っても「どうやってスキー場へ行く?」「なにを準備したらよい?」と、案外知らないことだらけで不安を感じた経験はありませんか?

実は、往復の移動やリフト券、用具のレンタルなどがセットになった「スキーバスツアー」を活用すると、日帰りでも宿泊でも、初心者でも経験者でも、誰もが気軽にスキー・スノボ旅を実現することができるんです。今回はスキー場への旅行を検討しているあなたに、スキーバスツアーを活用した旅の魅力や利用方法などをご紹介していきます。

スキーバスツアーとは?気軽に雪山を楽しむ新定番

スキーバスツアーとは、東京などの都市からスキー場まで、大型の観光バスで往復するパッケージツアーのことを指します。公共交通機関で移動するのと違い、乗り換え不要でスキー場の入口まで直行できるのが最大の特徴です。

ツアー料金には往復のバス運賃やリフト券、そしてプランによってはスキー・スノーボードなどのレンタル用具や宿泊料金が含まれています。

新宿発の朝出発スキーバスの場合、出発時間はおおよそ6:30~8:00頃。近場のスキー場なら、10:30~11:00頃には到着します。一方、夜出発のスキーバスを利用すると、翌朝5:00~6:00頃にスキー場へ到着。朝イチから滑りたい方にはこちらが断然おすすめです。さらに帰りもラクラク!スキー場を夕方に出発し、新宿には21:00~22:00頃に到着します。帰りの運転の心配もなく、バスの中でゆっくり眠っているだけでOK。手ぶらで気軽に行けて、思いっきり滑って、帰りはぐっすり眠りながら過ごすことができます。

スキーバスツアーを幅広く扱う「オリオンツアー」は、東京都をはじめとする各地から長野県、新潟県、群馬県などのスキー場へ、12月から4月までバスを運行しています。日帰り、宿泊、レンタルの有無などプラン内容も充実しているため、初めての利用にもおすすめです。

バスツアーだからこそ実現する、5つの魅力

1. 便利さ:複雑な乗り換え不要!スキー場まで直行できる

集合場所でバスに乗ったら、そのままスキー場まで直行できるのがバスツアーの最大の魅力。公共交通機関などを利用する場合には乗り換えが必須で、荷物を持っての移動は意外と負担になります。その点、バスなら座席に座ったあとはのんびり過ごしながら到着を待つだけでよいのが嬉しいポイントです。

2. 快適性:長距離移動も快適!選べるシートタイプ

スキー場までの移動時間は片道3〜5時間ほど。長旅ではありますが、快適なバスシートなら負担になりません。オリオンツアーの場合はシートタイプが選べるほか、一部のスキーバスツアーでは、長距離移動も快適に過ごせる「のびのびシート」プランは必見。通常11列の座席を10列に減らしたゆとり設計で、足元スペースがぐっと広がります。シートピッチは一般的な約70~90cmに対し、「のびのびシート」は約94cmとゆったり。リーズナブルな料金で、ゆったりくつろげる快適な旅をお楽しみいただけます。

3. コスパ:個別に手配するよりもお得に遊べる!

スキー場までの交通費やリフト券、レンタルなどを個別で手配するより、すべてセットになったバスツアーを利用するほうが断然お得。浮いたお金で絶品ランチを楽しんだり、お土産を買ったりと有意義な旅ができます。

4. 安心・安全:不慣れな雪道の運転なしで移動できる

スキー場の周辺は基本的に雪道運転となるため、車で移動する際は、スタッドレスタイヤへの履き替えや、降雪状況によっては、チェーン規制が入り、雪の中でタイヤへチェーンを装着するなど、日常的に運転をしている人であっても緊張するような道路状況ですが、バスツアーを利用するとそのような心配も無用です。経験豊富なドライバーが運転するバスで、景色を楽しみながら目的地まで安全に移動できます。

5. ローカル体験:休憩ポイントでその地域ならではの文化に触れる

約2時間ごとの休憩で立ち寄るサービスエリア(高速道路の休憩所)で過ごすのも、バスツアーの醍醐味といえます。停車した地域のグルメや特産品、景色といったローカル体験も、バスツアーならではの楽しみ方です。

バスツアーの利用方法!予約から帰宅まで完全ガイド

ステップ1:公式サイトで希望のツアーを予約する

スキーバスツアーは事前予約制ですので、まずは公式サイトで条件に合うプランを探します。出発地は全国各地にあり、特に関東発のツアーは幅広く取り扱われているため、出発地に間違いがないよう注意しましょう。

ステップ2:集合時間に余裕をもって出発地へ

出発日の当日、集合場所までは時間に余裕をもって移動しましょう。バスは定刻になると全員が揃っていなくても出発し、遅刻した場合の返金もないので注意。集合場所に到着したら、予約確認メールや予約画面のスクリーンショットを準備しておくと受付がスムーズです。

ステップ3:スキー場に到着したらさっそく準備!

目的地のスキー場に到着したら、リフト券売り場やレンタルコーナー、レストランなどが入っている「センターハウス」に向かい、以下の準備を済ませます。
1.リフト券を受け取る
チケットカウンターで予約番号などを提示し、リフト券を受け取ります。リフト券には、主にICカードと紙のチケットの2種類があります。
2.レンタル用品を借りる(レンタル付きプランの場合)
レンタルコーナーで申込書に必要事項(身長、体重、足のサイズなど)を記入すると、専門のスタッフが適切なサイズの用具を選んでくれます。

▼注意▼
当日、ツアーに含まれているレンタル料金のほかに、補償料を別途支払う場合が多いです。補償料の有無や金額はスキー場によって異なりますので、かならずツアーの予約サイトに書かれた注意事項をチェックしてから予約をしてください。
3.更衣室で準備
更衣室で着替えを済ませたら、着替えやバッグなどの荷物をロッカーに預けます(ロッカーの料金はスキー場によって異なります)。荷物を預けたら、いよいよゲレンデに出発!

ステップ4:思いっきり雪山を満喫!

ゲレンデでは非日常の景色と、ふわふわの雪をめいっぱい満喫しましょう。スキー場内にはゲレンデマップが設置されているので、マップを参考に自身のレベルに合ったコースから足慣らしをするのがおすすめです。滑走に不安がある場合には、スクールに入校して基礎を教えてもらうこともできます(要予約、有料)。
たくさん滑ってお腹が空いたら、通称「ゲレ食」とよばれるランチでエネルギーをチャージしてみてはいかがでしょうか。スキー場のランチのクオリティは年々高くなっていて、名物メニューをもつレストランも多数ありますので、充実したランチタイムが過ごせるはずです。

ステップ5:時間に余裕をもって帰りの準備

ゲレンデを楽しんだあとは、帰りのバスが出発する30分前までにはセンターハウスへ戻り、レンタル用具の返却や着替えといった帰り支度を済ませましょう。この時間でお土産や、バス用の軽食などを買っておくのもおすすめです。
スキー場を出発し、解散場所に到着するのはおおよそ20:00〜21:00。早起きしてたくさん滑り、疲れて車内で眠ってしまっても、バスツアーなら乗り過ごす心配なく目的地まで移動できます。

初心者必見!スキーバスツアーの持ち物リスト

スキー場で忘れ物をしてしまうと気軽に調達することが難しい場合も多いため、事前の持ち物確認が重要です。ゲレンデで快適に過ごすためには最低限、以下のものを準備しておきましょう。

●現金(キャッシュレス決済が使用できないとき用)
●身分証明書/保険証(万一の怪我などに備えて。ロッカーに預けておくと安心)
●手袋/帽子/ゴーグル(レンタルに含まれない場合あり)
●モバイルバッテリー
●常備薬/医薬品
●バス移動用アイテム(アイマスク/イヤホン/マスクなど)

オリオンツアー公式サイトでは、スキー・スノボ旅の持ち物リストを細かくまとめ、紹介しています。こちらもあわせてチェックしながら準備をすると安心です。

オリオンツアーで行く!おすすめの人気スキー場

スキーバスツアーを幅広く扱う「オリオンツアー」で特に人気が高いスキー場はこちら。スキー・スノーボード初心者や初めてツアーを利用する場合、催行する日にちが多かったり、サポートが手厚かったりする人気のスキー場から探してみるのがおすすめです。

たんばらスキーパーク(群馬県)

コースの80%が初級者・中級者向けという、ビギナーにも優しいスキー場。「たんばランド」という雪遊び専用エリアがあり、スキー・スノーボードをしなくてもそり遊びなどが楽しめます。

竜王スキーパーク(長野県)

標高1,930mの山頂テラス「SORA terrace」からの眺めは圧巻。山頂まではゴンドラでアクセスするので、スキー・スノーボードを履かなくても絶景が見られます。多彩なコースと良質な雪も魅力です。

斑尾マウンテンリゾート(斑尾高原&タングラム)

日本トップクラスのコース数を誇るツリーランと、極上のパウダースノー「マダパウ」が代名詞。隣接のタングラムと合わせれば滑走エリアは広大で、一日では遊び尽くせません。自然の地形を活かしたコースが多く、フリースタイル好きのスノーボーダーに絶大な人気です。

志賀高原(横手山・渋峠スキー場)

日本で最も標高の高いスキーエリア。他では味わえない極上の雪質と、5月下旬まで滑れる圧倒的なロングシーズンが魅力です。山頂のテラスからは北アルプスの大パノラマが広がり、滑るだけでなく景色を楽しむだけでも訪れる価値があります。

舞子スノーリゾート(新潟県)

全26コースを誇る大きなスキー場で、初級者向けのコースも充実しているので安心です。「日帰りスキーセンター」には温泉まで完備されていて、滑ったあとの疲れを癒やしてから帰路につくことができます。

魅力いっぱいのバスツアーで手軽にスキー・スノボ旅へ!

スキー・スノボ旅に憧れはあっても、移動手段やさまざまな手配がネックになってしまう…というときにぜひ利用したいのがスキーバスツアーです。交通費、リフト券、レンタル用具などがセットになっているので、雪山に行くのが初めてでも安心して楽しめます。この冬はぜひ手軽で、安全で、リーズナブルなバスツアーで雪山に繰り出してみてください。

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