ラニーニャ現象が発生する可能性の方が60%

9月10日に気象庁から発表されたエルニーニョ監視速報にて、2024年9月〜2025年3月の見通しとして、今後、冬にかけて平常の状態が続く可能性もあるが(40%)、ラニーニャ現象が発生する可能性の方がより高い(60%)。との予測が発表された。

実況では、太平洋赤道域の中部から東部に海洋表層の冷水が見られる。大気海洋結合モデルは、太平洋赤道域の西部から中部で貿易風が強まるとともに中部から東部の冷水がさらに強まることで、エルニーニョ監視海域の海面水温が冬にかけては基準値より低い値で推移する可能性が大きく、その後は西部の暖水の東進とともに、春にかけて上昇して基準値に近づくと予測している。以上のことから、今後、冬にかけて平常の状態が続く可能性もあるが(40%)、ラニーニャ現象が発生する可能性の方がより高い(60%)。との解説がされている。

降雪量は増える?

ラニーニャ現象が発生すると、日本の冬季においては西高東低(冬型)の気圧配置が強まる傾向が表れ、冬型の気圧配置が強まるということは北西の季節風が強まることを意味しており、気温が低くなる傾向があり、厳しい冬になることも多い。降雪量が増える可能性も高まるだろう。

降雪状況をチェックしよう!

とはいえ、私たちは天気の専門家ではない。
実際に降雪が増えるかはそのときの天気によって変わってくるだろう。
地域や山の標高などによっても異なるだろうが、降雪を確認するのに便利なのはスキー場それぞれが配信しているライブカメラだろう。
スキー場によっては降雪量は測るメモリなどを設置して新雪がどの程度増えている確認できる場合もある。
例えば、白馬八方尾根スキー場では、 「パウダーメーター」システムを導入し、一晩の降雪量や湿温度もひと目でわかるサービスを提供している。
白馬八方尾根スキー場: 「パウダーメーター」システム導入のお知らせ  https://www.happo-one.jp/news/28284/
SURF&SNOWでは、スキー場のライブカメラの情報もまとめて発信しているので、シーズン中はぜひチェックしてほしい。
また、登録しているスキー場の過去24時間の降雪が30cmを超えるとパウダーアラートという通知が届く「SKIDAY」というアプリや、スキー場によってはSNSで降雪状況を発信しているところもある。
よく行くスキー場や降雪があったスキー場に関しては、情報をチェックできる環境を整えておくことも大事だろう。

シーズンに向けて準備を進めよう!

スキー場のオープンまでに準備することとして、早割リフト券を入手しておくことは大事だろう。
リフト券の定価の高騰傾向がみえる今シーズン、降雪に見込めるほどにスキー場に足を運ぶ回数も増えるだろうが、値上がりのために我慢をしなくてはいけなくなっては残念だ。
降雪時に人気のあるスキー場、リフト券売り場に並ばなくてもダイレクトインでリフトに乗車できるスキー場など、SURF&SNOWでは様々なスキー場の早割リフト券を販売しているので、チェックしておこう。
また、ギアのメンテナンスも重要だ。
せっかくの良い雪なのに、メンテナンス不足で板が走らず楽しめないなんてもったいないにもほどがある。
シーズンが始まるまでに、ギアのメンテナンス、アクセサリー等足りないものがないかなどチェックしたうえで、来たるシーズンに備えよう。

SURF&SNOW編集部

日本最大級のスキー場・積雪情報サイト「SURF&SNOW」のスタッフが、ウィンタースポーツを遊び倒している経験を元に、ウィンタースポーツ愛好者に役立つ情報やおすすめの情報を自信をもってご紹介します。

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