スキー・スノーボードの用具選びで最も重点を置きたいのがブーツ。サイズや硬さが自分の足に合っていないと、「動きにくい」、「疲れやすい」などストレスになるし、「痛みで滑ることすらツライ」なんてことも。
そんなブーツの悩みを解決してくれるのが、スポーツ用品店「スーパースポーツゼビオ」に設置されている「BOOTS STATION(ブーツステーション)」だ。足型を測定し、ショップスタッフのアドバイスとともにブーツ選びを徹底サポートしてくれる。ショップ独自のこのサービスはどんなものなのか、専門スタッフにさっそく伺った。
今回教えてくれたのはこちらの方<スーパースポーツゼビオ スマーク伊勢崎店>
エリア販売リーダー:鶴田さん
スキー・スノーボードを選ぶなら、何でも聞いてください!
シューズ担当:諸田さん
シューズ選びはもちろん、スキー・スノーボードブーツ選びのお悩み、何でも解決します!
お店を訪れたのはこの人
SURF&SNOW公認アンバサダー[ssflake]mikaさん
[ssflake]のメンバー。スキー歴21年。アルペンスキーヤーとして国体参加の経験あり。今後も様々なジャンルに挑戦中。
「ブーツステーション」では足型測定&おすすめブーツを提案!
測定した足型のデータをもとにスタッフが適したブーツを提案
店内の一角に用意された「ブーツステーション」では、まず足型を測定し、自分の足がどういう形状なのかを知ることからはじまる。足型測定器でサイズや形状などを確認するのだが、足の長さや幅は人によって左右差があり、「mikaさんの場合は、右足のほうが5㎜ほど幅広」という結果だった。ほかにも甲やアーチの高さなどを見てもらえ、例えばアーチが下がりぎみならインソールで矯正したり、ブーツを履いたときくるぶしや親指のつけ根など当たる箇所があるなら熱成型ブーツを提案したりと、スタッフが一緒になってブーツとの相性を考えてくれる。
自分に合ったスタンスが分かる「スタンサー」も活用!
100万人を超えるスノーボーダーの身体データを基に開発された「スタンサー」
店内には、股関節の可動域を測定する「スタンサー」というマシンがある。はじめに測定した足型のデータを入力し、このマシンで自分の股関節がどれくらいなのかを測定することで、スノーボードで滑るときの足幅や角度といった推奨スタンスがわかるのだ。
測定前に、効き目や効き足を確認。ほかにも、滑走重視派なのかスノーパークを好むフリースタイル系なのかなど、どんな滑りがしたいのかをスタッフと相談する。スノーボードの場合は、レギュラーかグーフィーかなどのスタンスを聞かれるが、どちらなのかわからなくても、スタッフが効き足や効き目を確認しながら向いているスタンスをアドバイスしてくれる。
測定した足型のほか、効き目やスタンス、滑りのスタイル、レベルなどのデータを入力。それから「スタンサー」で股関節の可動域のデータを調べていく。
くるくると回る、「スタンサー」の丸いディスクに足を乗せ、スタッフの指示に合わせてリズムよく両足を開く、閉じるという動作を繰り返す。立った状態で股関節を外側や内側に回旋させることで、可動範囲を測定して個々の体の特徴を割り出していくのだ。
測定結果をもとにスタッフが足のタイプを分析
測定結果から、股関節が外側・内側に最大どれくらい回旋するかなどのデータがわかり、そこから左右の中心角度(ニュートラルポイント)を算出。その値をもとにスノーボードの上に立つときの、向きや角度、足幅などのおすすめのセッティングを割り出していく。mikaさんの場合は、右足が4度開きぎみということが分かり、どうセッティングで調節すればよいかなどの補足も加えてくれる。
データをもとにスタッフとブーツ選び!
インナーの機能などブーツの細部まで説明してくれる
店内のブーツコーナーには、ビギナーからエキスパート向けまでレベルごとのモデルがあるほか、ボアやシューレースなどさまざまなタイプが並ぶ。これら多種多様なモデルのなかから、自分に合った一足をいきなり見つけるのは難しい。しかし、自分の足型を知っていれば、選択肢がグッと絞れるようになる。
スタッフと相談しながら、滑りのスタイルやレベルに合ったフレックスを考え、あとは機能面の説明を聞きながらひたすら試し履きだ。足幅の左右差やアーチの形状を調整するなら、熱成型タイプのブーツを選んだり、インソールを活用したり、調整方法なども教えてくれる。
たくさん並んだブーツのなかから、スタッフと一緒にベストな一足を見つけることができる。それが「ブーツステーション」のメリットだ。
「スーパースポーツゼビオ」はスノーボードに限らず、スキー用具も充実。「ブーツステーション」で足型を測定してもらい、自分に合ったものを相談しながら選んでいこう。スキーブーツの場合は、サーモインナーのほか、内側にパットを追加して履き心地を調整する方法もある。なかには、シェル自体を6㎜まで広げられるタイプもある。気兼ねなくスタッフに相談し、足の困りごとをどんどん解消していこう。
ゼビオ独自の「Feet Axis(フィートアクシス)」も活用
「スーパースポーツゼビオ」にはもうひとつ、「Feet Axis(フィートアクシス)」という独自の足型測定マシンがある。これは、装置の上に靴下をはいた状態で乗るだけで、自動的に足型を3Dで測定するという最新の測定器。自分の足の形がどうなっているか目で見て確認できるうえ、分析データをもとに、店舗のスポーツナビゲーターと相談しながらシューズを選ぶことができる。さらにスポーツのカテゴリーを選択すると、モニター画面に足型に合った商品が一覧で表示されるハイテクなマシンだ。表示される商品は、すべてその店舗で販売されているもの。商品とのマッチング度がパーセントも表示されるので、気になるモデルがあればすぐ試着が可能だ。
3D測定された足型データは、モニターにタッチしてさまざまな角度に回して見ることができる。足の長さ、幅が広め・狭め、甲が高い・低い、土踏まずのタイプなど詳細データがわかるので、自分の足について知るいい機会になる。スマホに専用アプリを入れて測定データを保存することもでき、ほかの店舗の「Feet Axis(フィートアクシス)」にデータを読み込ませ、モニターに表示することも可能だ。
知識豊富なスポーツナビゲーターが、測定データを見ながら「この足型の場合、このような歩き方になる」など、骨格模型とともに説明してくれる。歩き方によって腰痛になる原因など、暮らしに役立つ情報までわかるのがありがたい。
現時点で用意されているスポーツカテゴリーは、ランニングやサッカー、バスケット、アウトドア、フィットネスシューズなどの7種類だが、今後は種類が増えて、スキー・スノーボードのカテゴリーが追加される可能性もある。自分の足型がわかるだけでも、どんなシューズにしようか選び方を考えられるようになるだろう。
※現在開発中で「卓球シューズ」と「バドミントンシューズ」は間もなくローンチされる
「スーパースポーツゼビオ」なら冬のアイテムがまるごと手に入る
このハイテクな「Feet Axis(フィートアクシス)」は、「スーパースポーツゼビオ」の全店舗に設置されている。「スタンサー」と合わせ、自分の足型や関節を知るために、「スーパースポーツゼビオ」の「ブーツステーション」を訪れてみよう。店舗にはスキーやボード、ブーツのほか、ウェア、ゴーグル、アクセサリー類など冬に必要なアイテムがまるごと揃っている。品ぞろえが豊富だから選択肢も広く、いろいろ見比べながら欲しいものをゲットできる。
【撮影協力】
スーパースポーツゼビオ スマーク伊勢崎店
群馬県伊勢崎市西小保方町368 スマーク伊勢崎2F