数ある中から自分にピッタリのひとつを選び出すのが難しいスノーボードの道具選び。なかでももっとも重要とされるのが、身体に直接触れるギアであるブーツ。今回は、大人気スノーボードYouTubeチャンネル「ちゃらトリ」の”ラマ先生”こと平間和徳と、アウトドア系インフルエンサーのiam SAKIが、初心に返ってスーパースポーツゼビオでブーツ選びをレクチャー。最適な1足に出会うためのヒントを教えよう。

平間和徳”ラマ先生”

R-LABO 代表
SAJ公認スノーボードデモンストレーター
第1.2.3.4.6.7.8.9認定
SAJ公認スノーボード指導員
SAJ公認スキー準指導員

【戦歴】
全日本スノーボード技術選手権大会
第2,7,10,11,14回 優勝
第1,3,12,13,15,16回 準優勝

iam SAKI

年間を通してスノーボードの滑走日数が80日以上という超アクティブ人気インスタグラマー。 釣り、キャンプ、ウェイクサーフィン、SUPなども楽しむアウトドア女子。

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大久保 兄さん

ゼビオ勤続10数年のベテランSTAFFの大久保兄さん。自身でもスポーツをこよなく愛し、プレーヤーとしても活動し、特にスノーボードアイテムについて店内スタッフで右に出るものはいないスーパーアドバイザー。スポーツで大事な足回りのこだわりも強く、問題解決について頼れるお兄さん。いつもでお声がけください!

まずは自分の足型を知ろう by FEETAXIS

ショップのブーツコーナーにズラリとならぶスノーボードブーツの数々。たくさんのメーカーからさまざまなモデルが出ているので、「なにをどう選んでいいのかわからない!」と頭を抱える人も多いハズ。実際に一つ一つ履いてみるのが一番いい方法なのだが、それにしても大量のブーツを全部試していたらキリがない……。効率よく最適なブーツを選ぶために大事なのは、①自分の足を知ること ②ブーツの特徴を知ること、の2点。

ではさっそく、実際にスーパースポーツゼビオ南長野高田店でブーツを選ぶ様子を見てみよう!

足の特徴が丸わかり! ゼビオブループが誇る最新計測器「FEETAXIS」

人それぞれに「甲が高い」「幅が太め」「土踏まずが低い」など、自分の足の特徴をなんとなく把握している人は多い。だが、実際に細かな数値化されたデータまではわからないはず。スーパースポーツゼビオなら、最適なシューズ選びをサポートするために、足型を3D計測器で測定し、分析したデータからマッチングされたシューズ情報をもとに、ベストフィットするシューズを提案してくれる最新の足型測定サービス「FEETAXIS」がなんと無料で利用できる。FEETAXISを使えば、計測者の足にあった靴のサイズ・形状・特徴のシューズが即わかり、さまざまなスポーツごとの推奨シューズが提案される。そのなかに、スノーボードブーツのオススメも出てくるというわけだから、利用しない手はないだろう。
(FEETAXISは全国165店舗の「スーパースポーツゼビオ」「ヴィクトリア」「エルブレス」にて利用できるサービスです)

足型の測定は1分で完了!

実際にFEETAXISで足の測定をスタート。靴を脱いで測定器に乗るだけで、すぐに足長、幅、高さ、土踏まずの正確なデータがディスプレイに表示される。そして足型のタイプがわかったら、店頭にある商品の中から適合率の高いブーツが判明。そのデータに加え、店舗にいるスタッフの経験や知識からブーツ選びをサポートしてもらえるのだがら、怖いものナシだ。

FEETAXISはもっとも簡単かつ正確に自分の足型を知ることができるサービスだが、近くで利用できない場合でも、普段から意識的に自分の足型について知る機会を持つことが大切といえる。

from ラマ先生

ゼビオのFEETAXISを使えば、機械が正確に自分の足を測定して丸裸にしてくれるから、自分合ったブーツを選ぶのもラクラク!

同サイズでもメーカーによりブーツのつくりは様々

なぜ自分の足型を知っておくことが重要なのか?それは、メーカーやモデルにより、ブーツのつくりが全く違うからだ。ブーツをサイズだけで選んでしまうと、サイズ的には合っているはずなのに、指が当たってしまうものや幅がきついもの、カカトが浮いてしまうなどの不具合がでてきてしまう。ブーツのつくりは大まかにメーカーごとに特徴があり、また同じブランドでも海外で売られているものと、日本で販売しているものでつくりを変えている場合も珍しくない。(各メーカーのジャパンフィットなどは、一般的に幅広甲高といわれる日本人の足に合うように設計されている。)

from ラマ先生

メーカーごとの違いや特徴は、ブーツに精通しているスタッフがいるショップに足を運んで聞いてみるのが一番。もちろんフィット感だけでなく、滑走レベルやどんな滑りがしたいかで選ぶモデルは変わってくるので、そのあたりもしっかり考慮して店員さんに相談してみよう。

ヒモ派?クイックレース派?ダイアル派?ブーツのタイプは大きく3種類!

スノーボードブーツは、紐の締め方によって大きく3種類に分けられる。どのタイプがよいかは履く人の好みやこだわりによるところが大きいのだが、それぞれの特徴やメリットと基本的な履き方を知っておこう。

ひも(シューレース)タイプのブーツの特徴

一般的なスニーカーのように自分の力でひもを締めあげるタイプで、もっともシンプルなブーツといえる。締め具合を自分の好みに応じて細かく調整でき、シンプルが故に壊れることが少なく、ひもの交換も自分ですぐに交換できるという利点から上級者にコアなファンが多い。

ひもをしっかり締めるにはある程度の力が必要なので、力の弱い女性や子どもには扱いがやや難しく、滑っている最中にひもが緩んだり、ほどけてしまうということもあるので注意が必要。また、ひもの着脱に手間がかかってしまうので、面倒くさがりな人には不向きといえる。

from iam SAKI

ひもって上手い人が履いてるイメージ!見た目もかっこいい!

ひもタイプブーツの履き方


アウターとインナーのひもを全て緩めてからブーツに足を入れ、カカトを地面に叩きつけて足首の位置をしっかりブーツにフィットさせる

インナーのレースを締め、タンの位置がぴったりスネに合うように配置する

甲の下部から順にひもを締め上げ、足首周りはカカトが浮かないよう特にしっかり固定するように締める

ブーツ上部も同様に一段ずつしっかりと締めていき、緩まないようにしっかりと縛る

パワーベルトなどがある場合は最後にしっかりと増し締めして完成

from 大久保 兄さん

<脱ぎ方のポイント!>
ブーツを脱ぐ時は、履く時とは逆にスネから甲にかけてひもを緩めていき、インナーレースを緩めてタンを広げてから足を抜きましょう。

クイックレース(スピードレース)タイプのブーツの特徴

クイックレースやスピードレースなどとも呼ばれる、ひもを引っ張ることでブーツを締め上げ、ロックをかけるタイプのブーツ。メーカーによりさまざまな仕様があるが、ブーツの左右から出ているひもを上に引っ張るだけで締めることができるのが一般的。ひもを引っ張るだけでしっかり締められるので、履くのに強い力は必要なく、ロック付きなので途中で緩んだりひもがほどける心配もない。ひもタイプほどではないが、引くときの力加減によってフィット感を調整することもできる。

ひもタイプよりもラクに履け、ダイアルタイプよりも微調整がきくことから人気が高い。またモデルにもよるが、左右のひもで足のスネと甲、または足首周りなど、部分的に締めわけができることも特徴。

from ラマ先生

上手い人っぽいし、履くのも早い。増し締めできることも、かなりポイントが高い

クイックレースタイプブーツの履き方


アウターとインナーのひものロックを外して緩めてからブーツに足を入れ、カカトを地面に叩きつけて足首の位置をしっかりブーツにフィットさせる

インナーのレースを締め、タンの位置がぴったりスネに合うように配置する

左右のひもを真上に引っ張り、全体的にブーツを締める

ひもを締めたらロックをして固定する

ひもの先の部分が邪魔にならないようにポケットなど所定の位置に収納する

パワーベルトなどがある場合は最後にしっかりと増し締めして完成

from 大久保 兄さん

<脱ぎ方のポイント!>
スピードレースはロックを解除することで簡単にひもを緩め得ることができます。パワーベルトなどを外し、ロックを解除してひもを緩めてタンを大きく広げ、インナーレースを緩めれば簡単に脱ぐことができます。

ダイアル(BOA)タイプブーツの特徴

ダイアル(BOA)タイプのスノーボードブーツは、ダイアルを回すことで細いワイヤーが連動して締まり、指先だけで簡単にブーツ全体を締めることができる。クイックレースタイプよりも締め上げの力はさらに不要で、脱ぐのもワンタッチで超簡単。もっともシンプルなシングルBOAタイプはダイアル1つでブーツ全体を締めるため細かな締め具合の調整はできないが、上級モデルになるとダブルBOAやトリプルBOAなどダイアルの数が増え、より細かに部分的な調整が可能となる。
ダイヤルやワイヤーが壊れてしまった際にはパーツ交換が必要となるので、その場での応急処置は難しい。

from 大久保 兄さん

とにかく簡単に履く事ができるので、特に初心者にはおススメです

ダイアルタイプブーツの履き方


ダイアルを引き上げてロックを外し、インナーのひもも緩めてからブーツに足を入れ、カカトを地面に叩きつけて足首の位置をしっかりブーツにフィットさせる

インナーのレースを締め、タンの位置がぴったりスネに合うように配置する

ダイアルを真下に押し下げてから時計回りにダイアルを回してブーツを締める

この状態からいつでも締め増しできるので、滑っている最中でも気になればダイアルを回してフィットを調整できる

from 大久保 兄さん

<脱ぎ方のポイント!>
ダイアルを真上に引き上げると、ロックが解除されてワイヤーが一気に緩みます。BOAが巻き取り式タイプの場合は、一度ロックを外してタンを大きく広げてから再度ロックをかけるとタンが開いたまま固定できるのでラクに脱げます。

インソールって必要? どんな役割があるの?

スノーボードのパフォーマンス向上を狙うなら、ブーツ選びの際に一緒にインソールを選ぶのがオススメ。インソールはもとの製品にも入っているが、純正品よりも社外品に入れ替えた方が圧倒的にメリットが大きいことがほとんだ。インソールを入れ替えて履くだけで、ライディング時の安定性が増して、滑りが変わることが大いに期待できる。インソールは人目に触れるアイテムではないので存在としては地味なのだが、確実に違いが出る縁の下の力持ち。スノーボード以外のスポーツでも、意識の高い人はシューズに入れて愛用しているキラーアイテムといえるのだ。
インソールには大きく分けて形に合わせて成形するカスタムタイプと、予め形状が決っていてサイズなどを足やブーツに合わせてカットして入れる既製品とがある。どちらのタイプでも、インソールに期待できことを挙げると以下の5点。

①アーチサポート
②バランスの向上
③疲労しにくくなる
④足・腰にやさしい
⑤感覚がアップする

from ラマ先生

せっかくブーツを新調するのであれば、自分の好みに合わせてインソールも新調すれば、軸が整って滑りが劇的に変わるので、ぜひショップの店頭でチェックしてみよう。

text:Makiko Kishino

▼本家動画はこちら▼【ちゃらトリ】 超重要ラマ先生ギア選びのコツ【FEET AXIS】

雪山応援ナビ

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今回の撮影協力店舗はこちら

<スーパースポーツゼビオ 長野南高田店>
住所
〒381-0034
長野県 長野市 大字高田1841-1
026-268-4811

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