冬のシーズンが終わったら、次の雪を待つだけ――。
そんな過ごし方は、もう少しもったいないかもしれない。いま注目したいのが、夏の間もスキー・スノーボードの感覚を磨ける「オフトレ」だ。室内ハーフパイプ、人工芝のサマーゲレンデ、エアマットを使ったジャンプ練習、人工的に波を生み出すウェイブプール、そしてSUP。
雪がない季節でも、冬につながる動きやバランス感覚を楽しみながら鍛えられる環境が、全国各地に広がっている。今回は、SURF&SNOWの公式Instagramで紹介している夏のアクティビティにも注目しながら、「夏だからこそ楽しめるオフトレ」の魅力を紹介する。
夏でも「滑る」「飛ぶ」「波に乗る」を楽しめる
オフトレと聞くと、スノーボードのための厳しいトレーニングをイメージする人もいるかもしれない。しかし、実際にはもっと気軽に楽しめる。
SURF&SNOWのオフトレガイドでも、室内ゲレンデ、マットジャンプ、ウォータージャンプ、サマーゲレンデなど、目的に応じたさまざまな施設が紹介されている。なかでも夏ならではの魅力は、冬にはなかなかできない練習を、暑い季節に思い切り楽しめることだ。「冬に上手くなるための練習」というだけではなく、「夏に滑る・飛ぶ・波に乗る」という新しい遊び方としても注目したい。
① 室内ハーフパイプで、雪上に近い感覚をキープ
夏でもスノーボードそのものを楽しみたいなら、室内ゲレンデは魅力的な選択肢。ハーフパイプやキッカー、レールなどを備えた施設では、雪がない時期でもウインターシーズンのパークに近い環境でトレーニングできる。
特にハーフパイプは、壁を使ったターンやスピードコントロール、タイミングなど、雪上でしか身につけられないと思いがちな動きを夏でも反復できるのがポイント。
「シーズンインしたら感覚を取り戻すまで時間がかかる」という人にとって、夏のうちから板に乗っておくことは大きなメリットになる。
ただし、室内ゲレンデは低温環境になっている場合もあるので、真夏だからといって薄着で行くのは禁物。施設ごとのルールや服装を事前に確認しておきたい。
② 人工芝なら、夏のゲレンデ感覚を楽しめる
雪の代わりに人工芝などを使ったサマーゲレンデも、夏の定番オフトレ。
特殊なマットやブラシ状の人工芝の上を滑ることで、雪がない時期でもターンやエッジング、グラトリなど、滑走そのものを練習できる。また、人工芝を使ったキッカー施設では、ジャンプのアプローチや踏み切り、空中姿勢などを繰り返し練習することもできる。
実際にSURF&SNOWでも、人工芝を使ったオフトレ施設やサマーゲレンデを紹介している。「冬まで何もしない」のではなく、「夏にできることを夏にやる」。それだけでも、次のシーズンのスタートは変わってくるはずだ。
③ 人工波のウェイブプールで、夏に波へ
そして、スノーボードとは少し違った方向から身体を動かすなら、ウェイブプールにも注目したい。
人工的に波をつくり出すウェイブプールなら、天候や自然の波に左右されにくく、波に乗る楽しさを体験できる。サーフィンのように波の動きを読む、タイミングを合わせる、バランスを保つ――。
こうした動きは、雪上の滑走とはもちろん別物だが、「動いている地面・水面の上でバランスを取る」という意味では、横乗りスポーツを楽しむ人にとって新鮮な刺激になる。
冬はスノーボード、夏は波。
季節によってフィールドを変えながら身体を動かすのも、3Sスポーツの楽しみ方のひとつだ。
④ SUPで「バランス感覚」を遊びながら鍛える
夏のアクティビティとして外せないのがSUP(スタンドアップパドルボード)。水面に浮かんだボードの上に立ち、パドルを使って進むSUPは、見た目以上に全身を使うアクティビティだ。
水面は常に揺れるため、ボードの上で姿勢を保つには、足元だけでなく身体全体を使ったバランス感覚が必要になる。もちろん、SUPをすればスノーボードが直接上達するという単純な話ではない。
それでも、夏の間に楽しみながら身体を動かし、バランス感覚や体幹を意識するきっかけとしては面白い。何より、暑い夏に水の上で遊べるというだけでも魅力的だ。
SURF&SNOW編集部
日本最大級のスキー場・積雪情報サイト「SURF&SNOW」のスタッフが、ウィンタースポーツを遊び倒している経験を元に、ウィンタースポーツ愛好者に役立つ情報やおすすめの情報を自信をもってご紹介します。