岩手県北上市の山あい、標高1,000mに広がる「夏油高原スキー場」。日本トップクラスの積雪量と軽い雪質を誇り、毎シーズン多くのパウダーファンが訪れる東北屈指のスノーリゾートです。2026-27シーズンは11月28日から5月5日までの営業を予定。一般14コースに加え、ブナ林を滑る16のツリーランエリア、滑り終えたらそのまま入れる天然温泉、ゲレンデ直結の宿泊施設まで、夏油を丸ごと楽しむための情報をまとめてご紹介します!
1. 日本トップクラスの積雪と雪質。「豪雪」がつくる極上パウダー
夏油高原スキー場の一番の魅力は、なんといってもその雪。日本海側から流れ込む雪雲が奥羽山脈にぶつかる立地で、日本トップクラスの積雪量を誇ります。内陸の冷たい空気で降る雪は軽く乾いていて、ターンのたびに身体が浮かぶような感覚を味わえます。
降雪の翌朝は、ゲレンデ内にも未圧雪のパウダーバーンがあちこちに出現。北向き斜面のB3コースや、基本非圧雪のC3コースなど、「パウダーを滑るために用意されたコース」があるのも夏油らしさです。
軽く乾いた「豪雪」パウダー。ターンのたびに雪けむりが舞い上がる
2. 初心者からエキスパートまで。一般14コースを使い分けよう
一般コースはA・B・Cの3エリアに全部14本。最長滑走距離2,980mのロングクルージングから、最大斜度36°の急斜面まで、レベルやその日の雪に合わせて選べます。
ゲレンデを一通り滑ったら、次はいよいよ夏油の代名詞であるツリーランエリアへ。
尾根沿いに延びるロングコースと、その間に広がるブナ林
3. ブナ林を滑る快感!レベル別に選べる16のツリーランエリア
夏油には、スキー場公認のツリーランエリアが16エリアも用意されています。ブナの大木が並ぶ林の中を、ノートラックのパウダーを蹴って滑る体験は、ここでしか味わえない特別なもの。各エリアは難易度1〜4の4段階に分かれているので、初めての人も自分に合った場所からスタートできます。
ツリーランエリアは完全自己責任です。ヘルメット着用は義務、充電した携帯電話を持ち、複数人での滑走が推奨されています。開放時間は9:30頃(パトロールチェック後)〜14:00、開放期間は例年12月下旬〜4月中旬(コンディションによりクローズあり)。入る前に公式ページでルールを確認しましょう。
※全エリアの開放は例年1月中旬ごろ
林の中に広がるツリーランエリア。東北最大級の16エリアを開放
4. 夏油をとことん楽しむなら。ガイドツアーと「パウダーテラス」
豪雪ツリーランエリアガイド/ツリーラン体験プログラム
「ツリーランに興味はあるけど、いきなり入るのは不安…」という方は、地元ガイドに任せるのが一番。慣れた人向けの「豪雪ツリーランガイド」は、その日の雪と天候を見て、全エリアの中からベストなスポットへ案内してくれます。初めてなら「ツリーラン体験プログラム」で、林の中の滑り方から学べます。ツアー中はゴンドラに優先乗車できるのもうれしいポイントです。
・時間:10:00〜12:00(マウンテンインフォメーション集合)
・料金:1名4,800円(1/9〜2/28は+500円)、定員5名
・対象:非圧雪バーンをコントロールできる13〜65歳
・貸切の「プライベートガイド」(3時間・1日)もあり
ファーストトラック
土日祝と年末年始には、ゴンドラ通常運行の10分前に乗れる「ファーストトラック」を開催(先着30名)。降雪の朝に誰も滑っていないバーンへ一番乗りできる、パウダーハンターにはたまらない企画です。料金は積雪量で変わり500〜1,500円。
パウダーテラス
「せっかくの深雪、自分の板では沈んでしまう」—そんなときに頼りになるのが、パウダー専用のレンタルブース「パウダーテラス」。GENTEMSTICKやmaverickfiguresといった国産ブランドのパウダーボード、K2やLINEなどのファットスキーを、合計100台以上揃えています。
・料金:1日5,400円/12時以降3,500円(スノーボードはビンディング別)
・何度でも板を乗り換えられる(1回1,500円)ので、雪に合わせて試し乗りも
・予約不要・当日受付のみ(身分証が必要)
5. 滑り終えたら天然温泉へ。夏油高原温泉「兎森の湯」でアフタースキー
冷えた身体をそのまま温められるのも、夏油の大きな魅力。スキー場には天然温泉「兎森の湯(うさぎもりのゆ)」があり、滑り終えたら山を下りる前にひと風呂浴びられます。源泉は地下1,700mから汲み上げた弱アルカリ単純泉で、肌にやさしい「美肌の湯」としても知られています。
標高、約600mの展望露天風呂からは、晴れた日には北上市街を一望。冬は雪景色を眺めながらの雪見露天が楽しめます。寝湯や外窓付きのサウナ、湯上がりにくつろげる展望ラウンジも備え、一日滑った足をじっくりほぐすのにぴったりです。
・営業時間:10:00〜22:00(最終受付21:30)※水曜は14:00〜
・料金:大人900円/小学生500円/未就学児無料(タオルセット300円)
雪山を望む「兎森の湯」。滑り終えたらそのまま天然温泉へ
6. スキーイン・スキーアウトの宿から提携施設まで。旅のスタイルで選べる宿泊
降雪の朝、誰よりも早くゲレンデに立ちたいなら、ゲレンデに面したスキー場直営の宿泊施設がおすすめ。温泉も食事も施設内で完結するので、滑ることだけに集中できます。人数や旅のスタイルに合わせて、「プレミアムステイ豪 -GOU-」「プライベートドミトリー」「ミックスドミトリー」の3タイプから選べます。
周辺には提携宿泊施設も豊富です。スキー場から車で15分程度の夏油高原温泉郷には「瀬美温泉」や「水神温泉」などの温泉宿、北上駅周辺にはシャトルバス乗り場に近いビジネスホテルがそろいます。花巻温泉を拠点にして、観光と組み合わせるのもよいでしょう。
大きな窓からゲレンデを望む「プレミアムステイ豪 -GOU-」の客室
ゲレンデまで徒歩0分のドミトリー。仲間との滑り旅に
7. 新幹線でも車でもアクセス良好
最寄りは東北新幹線「北上駅」。東京駅からはやぶさで約2時間30分、東口を出てすぐのバス停からシャトルバスで約50分でスキー場に到着します。朝一番の新幹線に乗れば、午前中から滑り始められます。シャトルバスは2026-27シーズンから有料(北上駅周辺~スキー場で1,000円、高校生以下無料、現金のみ)となり、シーズン中乗り放題の定期券(15,000円)も登場しています。
車なら秋田自動車道・北上西ICから約25分。駐車場は約3,000台分あり、一般駐車場は無料です。雪道に不安がある方は、途中の「新夏油橋駐車場」に車を停め、シャトルバスに乗り換えることもできます。
東京から新幹線で北上駅へ。朝一番の便なら午前中にゲレンデイン
まとめ
日本トップクラスの雪に恵まれた「夏油高原スキー場」。朝はファーストトラックでノートラックを刻み、日中はブナ林のツリーラン、滑り終えたら雪見露天、そしてゲレンデに面した宿で翌日の雪を待つ—そんな「雪に浸る旅」が叶う場所です。2026-27シーズンはぜひ、夏油の豪雪パウダーを体感しに出かけてみてください!